一人の女性が共産主義青年団を脱退する物語
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年7月17日】これは今年の5月に起きた事です。当事者の安全のために仮名を使っています。

 蒋芳さんは杭州大学の出身で、家庭も裕福で、家族には共産党の中央の高官も、市の幹部もいるそうです。友達の話によると、彼女の家族が入院した時、市政府の多くの幹部が毎日のように見舞いに行ったそうです。

 ある日、蒋芳さんは友人と一緒に私の所に来ました。あるプロジェクトに参加してほしいという相談でした。数カ月前、蒋さんと知り合いましたが、じっくり話をしたのは初めてです。仕事の話が終わると、私は当面の疫病から中国共産党(以下、中共)のスキャンダルまで話しました。思いがけないことに、彼女は「私も神様を信じていますよ」と言い、そして、自分の不思議な体験を話してくれました。ある日、友人と会う約束をした彼女は、地下鉄の駅に迷い込んでしまい、どうしても出口が見つからなくなりました。1時間経っても駅から出られず、周りの人に聞いても、誰も返事してくれず、電話も通じませんでした。彼女は「まるで別の世界に迷い込んでしまったようでした」と言いました。最後に、ようやく友人と会った時、彼女は友人を掴んで放さず、もうこの世に戻れないのではないかと思ったそうです。

 私は、「神様を信じているなら、お聞きしますが、あなたは中国共産党、共青団、少年先鋒隊に入りましたか?」と聞くと、彼女は「共青団と少年先鋒隊に入りました」と言いました。「中共の組織に加入したことは、神様を信じないことを意味します。なぜならば、無神論の中共の為に命を捧げると誓ったからです。神様は無神論者を守ってくださると思いますか? これは矛盾ではありませんか?」と私は言いました。

 蒋さんは少し焦って、「じゃ、どうすればいいですか?」と聞いてきて、「いい方法があります」、「どんな方法ですか?」、「古代の人は勝手に誓ったりしません。なぜなら、誓いは神様に認められるからです。中共の組織に入る時、皆宣誓しましたね。つまり、中共と契約を結んでしまったのです。今、あなたはその契約を解約しなければなりません。心の中でかつて加入した中共の組織から脱退すると誓えば結構です。本当の名前でも、仮名でも、幼名でも構いません。脱退声明の手続きをしてあげますから」と言うと、彼女は「そうします」と言いました。

 すると、彼女は、「私ははっきりと見えるようになりました」と言いました。

 その時、彼女の話の意味が分からず、彼女の考え方がますます明晰になって来たと言う意味だと私は理解しました。

 続いて、私は中共が如何に法輪功と大法修煉者を誹謗中傷し、濡れ衣を着せ、残酷に迫害したかを話し、自作自演の「天安門焼身自殺」も話しました。そして、彼女に「これから、どんな大変な時でも、必ず『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字をしっかり覚えて下さい。特に中共肺炎が拡散している状況の中で、誠心誠意に心からの九文字を念じれば、感染から免れることができます」と言いました。

 私が言い終ると、彼女は「あなたが見えるようになりました」と嬉しそうに言いました。私はその意味が分からず、「ええ? 私が見えないのですか」と聞くと、彼女は「私は近視と乱視がひどく、近くの人でもはっきり見えません。でも、今、あなたがはっきり見えています」と言いました。私は隣の友人を指して、「彼の顔も見えなかったのですか?」と聞くと、彼女は友人に向かって、「正直なところ、ずっと彼の顔がはっきり見えませんでした。でも、今とてもはっきり見えています」と言いました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/30/408385.html)
 
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