【明慧日本2020年8月25日】ラハティ(Lahti)市は、首都ヘルシンキから約100キロ離れており、毎年開催されるラハティスキーゲームズやクロスカントリースキーの競技で有名である。7月15日、フィンランドの法輪功学習者(以下、学習者)がラハティ市アレクサンテリンカトゥ(Aleksanterinkatu)に集まり、法輪大法の『真・善・忍』の素晴らしさを発揮し、中国共産党(以下、中共)が1999年7月20日から開始した法輪功への全面的な迫害が21年間にわたって続いていると地元の人々に伝えた。
学習者が第5式の功法を実演 右側には「7月20日 法輪功迫害の日」の展示板 |
中国人が真相を理解
中国東北部から来た男性2人が少し通り過ぎた後に戻って来て、「あなた達は何をしているのですか?」と尋ねた。学習者は「私達はここで資料を配り、法輪功とはどんなものか、そして法輪功は中共に迫害されているということを、もっと多くの人に知らせているのです」と答えた。さらに学習者は、中国でアクセス制限された多くのニュースを彼らに伝えた。
そのうちの一人の男性(50代)は「あなたの言ったことは、どこで見ることができるのでしょう? 私の携帯電話にダウンロードしてくれませんか。帰ってからゆっくり見てみます」と言った。彼の携帯電話は中国製で多くの制限がかかっており、海外メディアのアプリをダウンロードするのに時間がかかった。彼は根気よく待っていたが、自分達は東北部の出身で、法輪功がどういうものかを知っていると語った。中国を出てからちょうど1年、本当の海外の生活、信仰や言論の自由を海外に来て初めて知ったのだ。彼らは、中国語で書かれた迫害の実態の資料を持ち帰った。
ある中国人シェフは、初めてラハティ市で、学習者が迫害の実態を伝えるイベントに接した。彼は「私は海外メディアの情報を毎日見ていますが、中国のメディアが宣伝する内容を根本的に信じていません」と語り、また「中共は本当に悪辣で、もう先が見えています。残念ながら、私の周りの中国人は、未だにWeChatを見て、中国の情報を得ています。こういう事を話しても、全く理解してもらえないのです」と語った。さらに彼は「あなた達のこのような(真相を伝える)イベントを、できるだけ多く行なってください。どこの都市でも、しっかりと良く行なってください」と語った。彼は中共の卑劣さをよく理解しており、帰る前に、かつて入党した共産主義少年先鋒隊から偽名で脱退することを約束した。
学習者の平和的な迫害停止活動を支持し、署名するラハティ市民 |
市民は、迫害停止に署名
ニーナさんは、学習者の隣に立っていた『7月20日 法輪功への迫害に反対する日』の展示板を目にし、よく見てみようと訪れた。学習者は、中国で臓器狩りが起きていることを説明した。ニーナさんは身震いしながら自分の腕を指して「ほら、話を聞いて鳥肌がたちました。恐ろしい! 後で母にも話します」と言った。
リストさんはラハティ市の地元の人で、奥さんに付き添って街まで買い物に来ていた。彼は「私はあなた達の事を知っていますよ。聞いたことがあります」と言って署名した後、「あなた達がフィンランドでより良い生活がおくれますように」と付け加えた。
アーロさんは自転車で通りかかり、黄色いベストを羽織った学習者が何をしているのだろうと立ち止まった。そして法輪功が真・善・忍を修煉している善良な人達で、卑劣なことに中共に迫害されていると理解した。彼は「この世界で何が起こっているのか? 間違っている! 今、中共はAI技術で中国人を監視している。私達はあってはならないことが、たくさん起こっていることに、はっきり気づかなくてはならない」と言った。
ヘイッキさんも自転車で来ていた。ヘイッキさんは迫害の真相を理解した後、学習者の迫害停止の呼び掛けを支持すると言って署名した。そして「中国の人権は、本当に酷い状況です」と言った。学習者が彼に資料を渡して「もし坐禅に興味がおありでしたら、Webサイトを見てみてください」と言うと、彼はとても喜んで「坐禅が好きなんです。帰ったら必ず見て勉強します」と答えた。
ミッコさんは展示台を通り過ぎたものの、渡された資料で迫害の真相を知り、すぐに戻って来た。資料で法輪功のWebサイトを見つけ、より詳しく理解し、すぐに署名しに来たのだった。そして「私は地質学を研究しています。世界各地の人文、地理をもっと理解したいのです。中国では、中共がチベットやウイグルの人々を迫害しており、今では、香港の状況もとてもよくありませんね。私達は、もっと注意を払うべきです」と言った。