文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年8月31日】師父は「大法弟子の修煉は個人の圓満成就だけのためではなく、師に手伝って衆生を救い済度するためです。大法弟子は使命を背負っているのです。これは皆さんが大法弟子になれたことの理由です」[1]と説かれました。
武漢市で中共ウイルスが拡大したことを知り、私達は「衆生を救う」と常に口にしていますが、今がまさしく衆生済度の瀬戸際だと悟りました。最初の頃、明慧ネットにまだウイルスに関する資料が掲載されていなかった時、同修と「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」のシールを大量に貼り、町に出かけて、人々に「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を念じ、「三退して平安を守る」ことを伝えて、お守りを配りました。
そして、明慧ネットにウイルスの感染状況に関する各種の資料が掲載されてから、同修と昼間は真相を伝えに出かけ、夜は建物の中に入り、シールを貼りました。家族は私が感染することを恐れて、私の外出を制限しました。外出が出来ても門限を守らなければなりません。私は「家族に向けて正念を発し、彼らの背後にいる、彼らを支配する邪悪要素を取り除きます」と念じました。年が明けて、一日、二日は家にいましたが、そのあとは毎日真相を伝えに出かけました。早く世人に真相を伝え、理解してもらうことを願い、衆生が「心からの九文字」を念じて疫病から逃れられることを願っています。
同修である協調人が「猛烈に蔓延している疫病に備えて生き延びる秘訣」等の内容のチラシを持ってきてくれました。人々に一刻も早く「心からの九文字」を念じて、命を奪う疫病から救われることを願って、同修と急いでこのチラシを住宅に配りました。
私は常に師が法を正されることを手伝い、衆生を救うといつも言っていましたが、緊迫感がありませんでした。しかし、この「秘訣」のチラシを配る時に、普段と違って、心が非常に焦りました。衆生に早く真相を知ってもらいたい、「心からの九文字」を念じて救われて欲しいという思いだけでした。
私は息子と一つの部屋を使っています。部屋に息子の商売道具がたくさん積まれているため、法輪功の資料を配りに出かける時、息子に止められることを恐れて、いつも音をたてないように心掛けています。必ず正念を発してから出かけますが、精神的な負担がかかっていました。同修は「家庭内の心性の関も乗り越えなければね」と助言してくれました。
そして、ある日、私は丁重に息子に向かって「お母さんは重大な使命を帯びている人間なので、人を助けに行かなければならない。夜、お母さんがチラシを配りに行くのは、人々が『心からの九文字』を念じてこの災難から逃れるためなの」と話しました。すると、息子は「お母さんが毎晩出かけていくことは全部知ってるよ」と答えました。息子の言葉を聞いて、私は心の重荷がとれました。その後、夜出かける時は何の心配もなく行けるようになりました。
毎日、最低100部の「秘訣」のチラシを持って出かけます。正念を発しながら、師父が時々刻々自分の傍におられることは分かっています。チラシを配り終えて、家に戻ると、着ているコートと被っている帽子は汗でびしょびしょになっていて、脚の痛みも感じます。ある日、私は200部のチラシを持って、17棟のビルとその間にある四つの住宅街に配りました。17棟目のビルの6階の階段を昇り切った所で、私は息切れがしました。直ちに「心からの九文字」を念じて、師父にご加持をお願いしました。すると、徐々に回復しました。
その後、自分が担当する地域のチラシは配り終えたので、もうここまでにしよう、少し休もうと思いました。しかし、同修がまだ配り終えていなかったため、これは、自分の使命だと悟り、チラシを配る時に、監視カメラのある場所で、監視カメラのレンズに故障が起きるようにと師父に加持をお願いしました。ある日、中国全土で更に感染者が1万人を越えたことを知りました。私は衆生が「秘訣」のチラシを目にすることが出来、そのチラシを大切にして、劫難から逃れられるよう切実に願っています。
「猛烈にやってくる疫病に備えて生き延びる秘訣」のチラシを一回配り終えた後、自分が配り歩いた数々の住宅街を振り返り、これだけ広いのに、どうやって配ったのだろうかと思いました。私は大法弟子であり、師父と大法を固く信じ、正念があり、師父の法身と正の神々のご加護を受け、同修からの励ましがあったからこそ、出来た事でした。もう一度、師父に感謝を申し上げます。
この過程において、私は取り除かれていない、恐れる心、安逸心があることに気づきました。普段の学法が足りないため、正念が強くなく、心理状態が安定していないため、「自分はもうたくさん配ったので、これ以上配る必要はない」という考えが頭に浮かんだのです。また、嫉妬心、張り合う心もあります、ほかの同修のように落ち着いて、黙々と続けて行なうことができず、同修との差が大きすぎました。
自分の不足を見つけ、これらの良くないものを取り除き、そして師父の言われる大法の基準に従って、法をよく学び続け、大法弟子が行なうべきことをしっかり行ないたいと思います。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『ヨーロッパ法会』