福州市の林閨臣さん 不当に逮捕令状が発付される
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 【明慧日本2020年9月6日】福建省福州市の法輪功学習者・林閨臣さんは7月12日、晋安区茶園派出所の警官に身柄を拘束された。警官らは令状を持たないまま、林さんの家宅捜索をし、証拠写真を偽造し、家族に押収リストにサインするよう騙した。その後、これらを証拠にして逮捕状申請を出した。晋安区検察庁は事実と弁護士の意見を無視し、逮捕を許可した。

 7月12日午前、林さんは晋安河の近くにある市場で人々に法輪功迫害の実態を伝え、チラシを配布していた。そこで、ある人が突然チラシを奪い、地面に叩きつけたうえ、警察に通報した。茶園派出所の警官はすぐに現場に駆けつけ、林さんを不当に連行した。

 当日午前、警官数人は林さんとともに林さんの自宅へ行き、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。その過程において、警官らは警察手帳と捜査令状の提示を拒否し、家族に押収リストの内容を確認させなかった。しかし、午後になると、警官らはさらに人員を増やし、段ボールに入った本を持って来させ、林さんの自宅に置いて、偽の証拠写真を撮った。その時も家族の写真確認の要求を断った。

 翌日、茶園派出所の警官・張権貴は林さんの家族に、サインをすれば本人は家に戻れると言って騙し、家族は捜査令状と捜査リストにサインをした。

 7月14日、林さんは福州閩清留置場に連行された。十数日後、家族は何も知らされないまま、林さんはまた福州市第二留置場に移送された。

 8月12日午前、林さんの家族が委託した弁護士は、茶園派出所に状況を尋ねた。派出所は最初、担当警官の名前を弁護士に教えなかった。しかたなく弁護士は壁に公開した情報の写真を撮り、確認しようとした。すると、派出所内は異常に緊張して、所長、隊長、指導員など数人の警官が出て阻止した。弁護士は写真を撮ることは合法であると言い、担当者を教えてくれないので写真を撮るしかないと説明した。これで担当の警官がやっと姿を現わした。

 8月12日午後、弁護士は晋安区検察庁へ行き、文面の資料と意見書を提出した。弁護士は「まず、公安部による14種の邪教の中に法輪功は入っていない。次に、新聞出版総署は『法輪功書籍に関する出版禁止令』を撤廃したため、法輪功の書籍を所持することは合法である。第三に、家宅捜索の際に捜査令状を提示せず、証拠写真を偽造し、押収リストに勝手に加えたことは違法である」と言った。この3点から、検察庁に林さんへの逮捕令状の発行拒否を求めた。

 しかし8月14日、林さんへの逮捕令状が発布された。当日、茶園派出所は家族に逮捕令状の通知にサインをさせ、新たに押収リストにサインさせようとしたが、家族は拒否した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/22/410814.html)
 
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