中国・馬鞍山市の法輪功学習者(70) 二度目の実刑判決を
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明慧日本2016年2月11日】中国・安徽省馬鞍山(まあんさん)市の法輪功学習者・夏俊華さん(74歳女性)は昨年11月18日、雨山裁判所に秘密裏に2年の実刑判決を宣告された。その後、夏さんは不服として、控訴した。夏さんは以前、法輪功を学んでいるとの理由で3年の実刑判決を受けたことがある。

夏さんは昨年6月26日、自宅で不法侵入された雨山国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官9人に連行され、家宅捜索を行われた。警官らは法輪功の関連書籍、法輪功の資料、お守り札、パソコン、アイパット、現金1300元、江沢民告訴の訴状草案などの私物を押収した。

その後、夏さんは仮釈放されたが、監視され続けた。昨年10月22日午前、夏さんは不当に開廷をされたが、裁判の結果は出なかった。そして、11月18日、夏さんは懲役2年の実刑判決を下され、留置場に拘禁された。

夏さんは、馬鞍山鋼鉄股分有限公司(以下、馬鋼)に所属する技術学校の化学教師で、法輪功を学ぶ前、リウマチ、胆石など、患いながらも、子供を産む時、医療事故を起こされ、2回も手術を受けたが、薬のアレルギーで、漢方薬以外の薬は使えない状態だった。 1995年10月中旬、夏さんは本屋で『轉法輪』に出会った。『轉法輪』を読み、本の内容に震撼された夏さんは、「真・善・忍」の法理に従って行動し、道徳が向上でき、それと同時に病気も快方に向かった。

しかし、1999年7月20日、江沢民が法輪功迫害を引き起こした。夏さんは法輪功を学び続けているため、法輪功を放棄する保証書を書かされ、洗脳班に入れられるなどの迫害を受けた。

2002年1月21日、夏さんは法輪功の資料の一部を受け取ったとの理由で、花山公安分局の警官に連行され、行政拘留10日間とされた。

2007年7月25日、夏さんは馬鋼ホテルに連行され、強制的に洗脳をされた。ホテルで警官男女2人は24時間、夏さんのそばを離れず監視した。、警官は夏さんをホテルに拘禁している間、夏さんの家を家宅捜索し、法輪功関連の資料やビデオテープ、録音テープ、MP3、アドレス帳、パソコンなどを押収した。

同年8月23日、夏さんは危篤状態の母親の世話するため、山東省の実家に帰った。その3日後、馬鞍山公安局の警官は、夏さんの実家に行き、夏さんを連行しようとした。その後、夏さんの連行に失敗した警官は、毎日夏さんに電話をかけ、嫌がらせをした。そして、夏さんの母親が亡くなった後の9月8日、馬鞍山公安局の警官は再び、夏さんの実家に行き、夏さんを連行し、留置場に入れた。

2008年7月28日、裁判所は夏さんの家族に通知せず、夏さんに対する裁判をかけ、捏造したいわゆる犯罪証拠で、夏さんに3年の実刑判決を言い渡した。同年の9月23日、夏さんは警官に車で宿州女子刑務所に送られたが、交通費80元を支払わされた。

刑務所で夏さんは、法輪功誹謗中傷のビデオを強制的に見せられ、法輪功をやめる誓約書を書かされるなどの迫害を加えられた。そのため、夏さんは高血圧の症状が現れ、血圧が190mmHgまで上昇し、一度危篤状態に陥り、病院に運ばれた。病院で注射を受けた夏さんは、左耳の聴力を失った。

中国共産党は法輪功への迫害をしてから、夏さんと家族は心身ともに大きなダメージを受け、恐怖の日々を過してきた。いまだに、夏さんの子供はドアを叩く音を聞くと、怯えてすぐに身を隠す行動をとるようになったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/19/322416.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/1/28/154973.html)
 
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