台湾各界が中共を非難 トランプ氏の反共産主義を支持
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 【明慧日本2020年12月25日】(台湾=明慧記者・方慧、夏昀)今年のアメリカの大統領選挙は世界に影響を与え、ますます多くの証人が選挙において深刻な不正行為が存在していると証言している。中国共産党(以下、中共)など外国勢力の浸透を受けているアメリカの主流メディアはそれを報じず、政府や司法機構も見てみぬふりをしている。このことに対して、台湾の多くの学者、評論家、議員は、トランプ氏の旗印は反共産主義であることが鮮明であり、台湾の各界の人々はトランプ氏を支持し、中共に「ノー」と言うべきだとコメントしている。

 中興大学教授「さらに多くの人が立ち上がり共産党と対抗すれば、中共を滅ぼすことができる」

 中興大学分子生物学研究所・劉宏仁特任教授は、12月12日、中共を非難するイベントに参加した。 劉教授は、アメリカの大統領選について常軌に逸する不正が行われたが、その最大の黒幕は中共であり、自分は正義が勝つと確信しているという。劉教授は「米国は中共に深く浸透されている。 中共はウォール街を買収し、ウォール街は政治家を買収し、アメリカでは深刻なブラックマネー政治が浸透し、主流メディアも買収されている」と見解を示した。 トランプ氏はワシントンの汚れた政治を洗浄しているが、非常に難しいことだと話した。

 劉教授は、「極左は共産主義である。社会主義はベールに包まれた共産主義の別名に過ぎない。共産主義(社会)になった途端、アメリカは終わりを迎え、世界も終わりを迎える」と述べ、背後にある最大の黒幕は中共で、アメリカ人は共産党に対抗して立ち上がるべきだという。「トランプ氏はすでにアメリカの体制派を打破しており、このまま進めば体制派は崩壊する。トランプ氏は辛苦して頑張っている」と沈痛な面持ちで語り、目を覚まさなければ、人類は破滅するだろうと呼びかけた。

 同じく12日のイベントに参加した中国科学技術大学の謝玉園助教授は、「中共は全体主義体制であり、人権を語ることはできない」と述べ、全世界が共産党政権に反旗を翻すべきだと述べた。「今回のアメリカの選挙で、中共がアメリカの選挙に影響を与え、世界を支配しようとしているという証拠がすでに出てきていることに非常に驚いた」、「もし、このまま共産主義政権が続くことになれば、人類を滅ぼすことになる」と語った。より多くの人が中共の残虐行為を糾弾し、将来的に共産党政権が一掃されることを願っている。

 予備役少将「すべての台湾人がトランプ氏を支持し、中共に『ノー』と言うべき」

 予備役少将、政治大学外交系兼任助理教授・余宗基氏は、「今回の大統領選は、自由国が中共に深く浸透されていると、世界に警鐘を鳴らしている。米国では民主党候補ジョー・バイデンの「中国疑惑」だけでなく、最近では中共の女性スパイが民主党議員を誘惑したことが発覚し、主流メディアでさえも中共の権力と利権に影響されて、一方的にトランプ氏を弾圧している」と語った。

 余氏は「自由世界は必ず目を覚まさなければならない」と述べ、今回の大統領選で生じた状況は誰にも関係があり、「いつか台湾にも起こる可能性がある 」と付け加えた。 彼はすべての「トランプファン」に表に出るように呼びかけた。トランプ氏は全米大統領の中でも特に軍事防衛レベルでは台湾を最も支持しているという。

 余氏は「トランプ氏がウォール街の金融界の大物の言いなりにならない重要な理由は、トランプ氏は真に中共を米国の敵と定義しているため、政権の焦点は中共と対峙することを重点に置いている。このようにしたのはアメリカの大統領の中でトランプ氏が初めてであるという。中国の定義としては、トランプ氏は中共と中国人を明確に区別している。 リベラルな民主陣営では、トランプ氏のように共産主義をはっきりと認識したリーダーはいない。ウォール街の金融界の大物の圧力下にあっても、自ら中共に厳しい姿勢を貫いている。

 余氏は、中共は民主主義体制の弱点を突く方法を知っており、台湾は警戒しなければならない。そうでなければ、中共勢力が台湾に完全に浸透し、政府部門や民意代表者などがコントールされる可能性がある。「このような展開になれば、台湾にとって大きな災難になる」、「これらの理由から、台湾の私たちにとっては、この時点でトランプ氏のために立ち上がること、そして中共に『ノー』と言って立ち上がることである。トランプ氏にあと4年間大統領になってもらうことを強く支持することが、より重要だ」と語った。

 華人民主書院理事長「正義は邪悪と戦っている」

 華人民主書院理事長・曾建元氏は、アメリカ大統領は民主陣営の指導者であるが、事実上世界の指導者であり、現在、正義は邪悪と戦っている。トランプ政権がこれまでの4年間、中共に取った政策は全世界の華人に認められ、トランプ氏の指導の下でアメリカ人は、世界に脅威を与えているのは中共であることを認識している。トランプ氏は数少ない反共の立場を堅持した指導者であり、中共への制裁を数多く実施してきた。これが多くの台湾人がトランプ氏を支持する理由であると話す。

 曾氏は、トランプ支持は個人的な好き嫌いの問題ではなく、「反共」の問題を肯定するものである。世界中の人々が立ち上がった時、米国に反共を続けなければならないことを自覚させることができる。台湾にとって言えば、立ち上がり、トランプ氏を支持することで、反共の価値観を強調する事ができ、中共勢力の抑制作用にもなる。特に華人世界がトランプ氏とバイデンの差異が分かった時、台湾の政治発展の方向性にも影響を与えることが分かる。台湾政界の反共産主義を堅持することが、「海を鎮める神の針(キーパーソン)」の作用を果たすことになる。

 政治ライター「中共はごろつき政権である」

 12月12日の「民衆党と共に」のイベントに参加した政治ライター・金恒偉氏は、トランプ政権は中国人と中共を分けて考えている。その意味はトランプ氏は中共を取り除き、中国を倒すことではなく、これが「私達がトランプを支持する目的」だという。金氏は、中共は統一戦線に傾き、メディアや学校に浸透し、今回の大統領選で共産党の女性スパイ事件が暴かれた。「あなたが生まれた時から、学校に通い始めて今日に至るまで、あなたの情報はすべて資料にまとめられている。すべての台湾人の資料も中共の手元にある、と私は見ている」と語った。

 金氏は、香港の犠牲は、中共がごろつき政権であることを世界に示したのであり、「共産党はいかなる脅威をも絶対に放棄しない 」と考えている。

 「民衆党と共に」のイベントに産経新聞台北支局長で中国に詳しい矢板明夫氏も参加し、「邪悪な中共政権を封じ込めることができるのは今の米国だけだ」、「(トランプ氏は)米国史上、中共に敢えて立ち向かう唯一の大統領だ」と指摘した。

 台湾議員「中共は世界最大の人権抑圧者である」

 12月9日、18の人権団体と議員は記者会見を開いた。洪瀋漢議員は、中共の長年にわたる人権侵害は、中共の全体主義と暴力的な本質が、世界に禍をもたらしていると述べた。「(私たちは)中共政権に弾圧されている人たちのためだけに声を上げるのではなく、さらに世界の新しい潮流のためにも声を上げなければならない。世界の人権を大きく前進させるためには、まず中共政権に立ち向かわなければならない。中共政権が存在する限り、私達には世界の平和と真の人権の到来はなく、続けて団結して努力しなければならない」

 経済民主連合研究員・江旻諺氏は、「中共は世界で最大の人権抑制者であり、2013年、中共が「シルクロード経済ベルト(一帯)」の政策を打ち出してから、中国の資金が世界で影響力を持ち始め、中共が主導する国際経済圏を企んでいる。外部では「シルクロード経済ベルト(一帯)」の実質の内容を知ることは難しく、見て取れるのは人権迫害であり、環境破壊であり、労働搾取であり、少数民族に対する迫害が絶えず起きている。

 中国問題専門家「トランプ氏は鮮明な反共産主義者であり世界はトランプを必要としている」

 矢板明夫氏は別の番組で、トランプ氏はこの4年間で本当に世界を大きく変えた。トランプ氏の世界への貢献度は、アメリカの歴代のどの大統領よりも顕著である。経済的には、米国は世界経済の機関車となっている。ここ数年、トランプ氏の米中貿易政策は、人々の所得と雇用を増加させ、さらに、テロ攻撃や難民の流入を減らし、中東諸国の紛争を和解させ、歴代の大統領ができなかった北朝鮮の核実験とミサイルの実験問題を解決した。さらに、トランプ氏は反共の旗印の立場を鮮明にし、中共への抵抗、中共の千人潜入計画を阻止した。トランプ氏が行った世界への貢献は歴史上稀なことである。矢板明夫氏は「世界はトランプ氏を必要としている 」と語った。

 人類は歴史的瞬間を迎えている。 世界が混沌としている中で、人は一切を見抜くことができ、正しい行動を取ろうとすれば、それは道徳と良知である。道徳と良知は、神によって人間に賦与されたものであり、人々の内心に存在する。学位も必要なく、科学的な方法も必要なく、肌の色も関係なく、お金も地位も必要なく、本来生まれながらにして持っているものである。もし、良知が眠りに落ちて目を覚まさなければ、人間は迷ってしまい、この迷いが迎える結末は悲惨である。言い換えれば、良心が目覚めていれば、人を苦難から救うことができるのである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/18/416669.html)
 
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