【明慧日本2022年9月11日】「第2回オーストリア法輪大法修煉体験交流会」が9月3日、ウィーンの南西に位置するバーデンで開催された。16人の法輪功学習者(以下、学習者)が修煉体験談を発表し、参加した学習者たちは熱心に耳を傾け、非常に有意義な場であったと感じた。学習者の皆は、この時期に大法の修煉体験を共有し、互いに励まし合い一体となり、向上し修煉することができたことに感謝した。
9月3日に開催された「第2回オーストリア法輪大法修煉体験交流会」 |
交流会で発表する学習者 |
神韻公演を支援する中で心性を高める
クリスティーナさんは、神韻芸術団の公演がザルツブルクで実施される際、新型コロナウイルス感染の防疫スタッフを務めた。年明け早々、彼女は多くの役人と交渉することになった。彼女の仕事は、予防接種の規定が常に変更され、中には理解しにくいものもあり、常に抜け道があるため、やりがいのあるものだった。その過程で、彼女は自分の善と忍が限界に達していることを感じていた。あるとき、初めて電話をかけた時の良い心理状態を保てず、次の電話では恨みや怒りが生じてしまった。彼女は、師父の「忍」についての説法を思い出し、自分が条件付きで修煉していることがわかり、心性の向上が必要だと認識した。
クリスティーナさんは交流の中で、多くのトラブルは言葉の行き違いから生じる対立だとみていた。その例として、彼女が知りたいことがたくさんあるとき、往々にして阻害されることがよくある。彼女は、自分の考えを重要視しすぎないことが大切だと認識した。彼女は、「私が落ち着き、無私無我の状態で仕事をすると、すべてがうまくいき、最も良い効果を得ることができました」と語った。
ウクライナの学習者、想像を絶する苦難に直面する中で、さらに師と法を信じる
アンナさんはウクライナの学習者である。戦争のため、半年前に息子を連れてオーストリアに逃れた。 交流の中で、彼女はこの期間にさまざまな困難に出遭い、自分の多くの執着心に気づき、例えば、彼女には支配欲や、物事を自分で決めたい願望、利己心があることも分かったという。彼女は、「問題が解決したと思ったとき、また新たな問題が現れています。そして私は、いつになったら終わるのだろうか? と自問自答しました。得られた答えは『終わりがない』でした。これは修煉の過程であり、常人社会から離れるのではなく、この困難の中で修煉することなのです。困難な条件下で、さまざまなトラブルの中で問題を解決することなのです。これらの問題に影響を受けるのではなく、どのように正しく対処するかということなのです」と語った。
「私たちは生きている間に業をつくりますが、この一時的な困難は業を消去するチャンスなのです。なぜ私は困難から逃げるのか。なぜ私は困難を素直に受け入れ、自分の執着心、観念と業力を放下することができないのか。修煉すれば、もう問題に遭遇しないわけではなく、いかに正しく、楽に問題に対処し、優先順位をつけて、三つのことをしっかり行うのです」
アンナさんは、信じるべきことは師父の按排であり、世界情勢の変化ではないという。彼女は、「ウクライナの戦争で、時間を大切にすることを学びました。これから何が起きるのか分からないので、今できることはすぐに行い、一刻も早く真実を世の人々に伝えます」と語った。
新しい学習者が自我を捨て、三退を勧めて人を救う
依蓮さんは、オーストリアで法輪功を知り、修煉を始めた中国人学習者であり、本格的に修煉を始めるには時間がかかった。疫病による封鎖の期間中、他の同修の協力を得て中国に電話をかけ、中国共産党が法輪功を迫害している実態を伝え、中国人に三退を勧めている。この基盤となるコミュニケーションが彼女の原動力となって、他の同修について行けるようになったという。しかし、彼女は電話をかけるたびに泣き出してしまい、電話の向こうの人は待ってはくれない。これを突破できるかどうか、彼女は疑問を持っていた。
後に、彼女はその考えを改めた。一人でも救えるのなら、その一人を救おうと考えた。「ひとつひとつの生命の背後には、巨大な天体があり、だから、最大の努力を尽くさなければなりません。スケジュールと時差の関係で、私は毎日電話することはできませんでした。師父の加持により、私は1月から今日まで、70~80人の中国人の共産党員、共青団、少年先鋒隊からの脱退を手伝いました。ある同修は一日でこれだけの人を脱退させることが出来るかもしれませんが、私にとっては大きな励みになっています」と語った。彼女は、これからもしっかり修煉して、三つのことを頑張って行っていきたいと話した。