遼寧省の許雲蘭さんに不当判決
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 【明慧日本2023年9月9日】遼寧省大連市の法輪功学習者・許雲蘭さん(66歳女性)は、法輪功を学んでいることを理由に、甘井子(かんせいし)裁判所に懲役1年の不当判決を言い渡された。許さんは8月中旬に上訴したが敗訴した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2021年6月3日、許さんは南沙派出所の警官らに自宅で連行され家も家宅捜索された。許さんは身体検査の基準に満たしていなかったためすぐに釈放された。警察は後に沙河口区検察庁に告訴状を提出した。

 検察は2023年3月中旬に許さんを起訴した。その後、許さんは3回の健康診断を受けることを強制されたが、そのたびに地元の拘置所の身体検査の基準を満たしていなかった。

 その後、許さんの訴訟は沙河口区から甘井子区に移送され、4月12日に甘井子裁判所に出廷した。許さんは、法輪功がどのようにして許さんの健康を回復し、より良い人間になるよう教えてくれたかを語り、中国で法輪功を学ぶことが犯罪とする法律は制定されておらず、憲法は国民の信仰の自由の権利を保護していると繰り返した。審理中、検察官・劉忠林はたびたび許さんの話をさえぎり、裁判を早々終了した。

 5月30日に南沙派出所の警官が許さんの自宅に現れ、許さんを甘井子裁判所に連行した。そこで、許さんは甘井子裁判所に懲役1年の不当判決と1万元の罰金を言い渡された。許さんは大連市中級裁判所に上訴した。

 7月20日、大連市中級裁判所は許さんに対しての審理を開き、8月中旬に原判決を維持する判決を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/21/464424.html)
 
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