「4.25平和陳情」きっかけに 法輪功修煉者が台湾で急増(写真)
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 【明慧日本】うららかな風光に恵まれた2011年4月24日午後、1000人近くの法輪功修煉者が台北自由広場に集結し、「中国法輪功修煉者4.25平和陳情12周年記念」のイベントを行った。台湾法輪功人権弁護士団のスポークスマン・朱婉キ氏、台湾法輪大法学会理事長・張清溪氏が発言した。朱弁護士は「1999年の4.25平和陳情は、法輪功が国際社会で初めて注目された事件で、その後、台湾で法輪功の修煉者数が急増した」と述べた。張清溪氏は「1万人の4.25平和陳情は、勇気と正義、純粋かつ善良、忍耐の表れであった。今日、我々がここで集会する目的は、彼らの勇気ある行動に感謝すると同時に、真相を伝え、中国共産党の虚言を暴露し、迫害を制止し、幸せな未来に向かうため」と、集会の趣旨を述べた。

4.25平和陳情12周年記念イベント(台北自由広場で)

4.25平和陳情12周年記念イベント(台北自由広場で)

台湾法輪大法学会理事長・張清溪氏

煉功中の法輪功修煉者を背景に、記念写真を撮影する観光客

 「4.25」人々が法輪功を知るきっかけ
 
 朱弁護士が法輪功の修煉を始めたきっかけは4.25だという。1999年4月末、新聞の半版以上の「1万人平和陳情」という報道を読んで、1万人の法輪功修煉者が北京の中央政府へ行って陳情し、その過程は初めから最後まで平和的かつ理性的で、現場を離れた後、地面には紙くずやタバコの吸殻など一つも残っていなかったことを知った朱弁護士は、非常に驚き、好奇心を刺激されたという。

 

4.25平和陳情12周年記念イベントで、煉功する法輪功修煉者たち

4.25平和陳情12周年記念イベントで、煉功する法輪功修煉者たち

 4.25以前、法輪功を全く知らなかった朱弁護士は、「私が知りたかったのは、独裁政治の社会で、なぜそのような平和な信仰団体があるのか? なぜ、それほど多くの人が高尚な道徳心を持てるのか? 疑問を解きたくて、法輪功に興味を持った」と述べた。

 朱弁護士は「それほど素晴らしいものなのに、1992年に公開されてから1999年まで、台湾のマスコミは詳しく報道したことがなく、法輪功修煉者も新聞や雑誌を利用して宣伝をしたことがなかった。4.25平和陳情は国際社会を震撼させ、マスコミに注目された。法輪功はそれをきっかけに国際社会で有名になり、多くの人々に修煉のチャンスを与えた」と述べた。
 
 台湾大学に勤務していた黄さんも、4.25をきっかけに修煉の道を歩み始めた。4.25当時、黄さんはちょうど台湾大学の博士で、他人の紹介で法輪功平和陳情のことを知った。翌年、書店で法輪功の関連書籍を目にして、『転法輪』を買い求めて読み、それから9日間の法輪功教室に参加して、真剣に習ったという。「9日間の説法ビデオを見た。私は一文字も漏れないように一心不乱に、非常に真剣に聞いていた。聞けば聞くほど感無量になった。世間でこれほど大きなことがあったのに、まったく知らず、もっと早く法輪功に出会えたら良かったのにと後悔した」と黄さんは話した。

4.25をきっかけに修煉の道を歩んだ黄さん(右列の2人目)

 共産党の虚言を暴露し、迫害制止を呼びかける
 
 台湾大学に在学中の博士・張さんも、黄さんと共に24日午後のイベントに参加した。2人は共に「我々が活動に参加して共産党の虚言を暴露するのは、人々、とりわけ中国人に、台湾では数多くの人が法輪功を修煉しており、心身ともに恩恵を受けていることを伝えたいから」と語った。

ラジオ局のアナウンサー・張明築さんと法輪功修煉者たち

 ラジオ局のアナウンサー・張明築さんは「2000年末、父親が世を去ったことで人生とは何なのかと考えていた。そして、母親が法輪功の修煉を始めてから精神的に改善したため、母親の勧めで修煉を始めた。当時は、法輪功が迫害を受けていたことを知らなかったが、現在このような活動に参加しているのは、迫害の制止を呼びかけるためだ」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/4/26/239634.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/4/28/124705.html)
 
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