河南省:鄭州刑務所 卑劣な手段で法輪功修煉者を迫害
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 【明慧日本2012年8月16日】河南省の鄭州刑務所は「病気を治療する」という口実で、法輪功修煉者に対して迫害を行っている。警官は法輪功修煉者の身体に「特別な関心」を持ち、健康診断の名義で病気を見つけて、そして医者と提携し、小さい病気があれば大げさに拡大し、病気がなければ病名を貼り付け、薬(どんな薬か分からない)を飲むように強制する。薬を飲まなければ受刑者に罵られ殴られる。元気だった法輪功修煉者は、刑務所へ連行された後、彼らの「関心」の結果、病気になった。このような「治療方法」で、法輪功修煉者の身体が衰弱し、甚だしきに至っては不具になり、死亡した人もいる。

 例えば、2004年に焦作市の法輪功修煉者は、刑務所に入った時に健全な足だったが、教育監区で1、2年の間、足を切断された。毎日2本の杖を押して労役を従事させられた。 

 広東省の法輪功修煉者・梅さんは、1監区(後生活監区に移った)に転向しない理由で、10来年「治療」を続けられて血便が出た。梅さんは刑務所から出た時、すでに意識不明となっていた(すでに死亡したという情報もある)。 

 開封市の法輪功修煉者・厖良さんは、かつて部隊の将校で、体はたくましかったが、入所して1年間下肢の筋肉が萎縮して、歩けなくなった。 

 法輪功修煉者である教師の王さんは、2010年に教育監区で腸を治すという名目で、殴られて腸が切断された。 

 河南省の法輪功修煉者・李さんは、現地の留置場に拘禁されていた時、すでに下肢が半身不随になった。入所した後、李さんは転向しないため、教育監区で毎日数人の受刑者により、刑務所の病院に運ばれベッドの上で押さえつけられ、5、6本の電気針を手足に挿されて電撃された。毎回、悲鳴が響き渡っていた。「転向書」を書くまでこの「電療」を続けられた。事情を知る人の話によると、今回の「電療」は刑務所の610弁公室副主任・鮑が自ら手配したという。

 鄭州市の法輪功修煉者・李西録さんは2011年に拘禁され、1年も経たないうちに、「高血圧」の「治療」で2012年3月9日に死亡した。享年58歳。 

 鄭州刑務所へ連行された法輪功修煉者は、基本的にすべて9監区に集中して拘禁される。修煉者は入所した後、先に刑務所の病院で健康診断を受けてから、すぐ9監区に送られ、受刑者と邪悟者に監視させ、毎日部屋の中に閉じ込められ、他の人との接触は許されない。邪悟者は朝から晩までいわゆる「交流」を行い、彼らの邪に悟ったものを注ぎ込む。初めは生活面でとても「関心」を示し、1ヵ月経ってもまだ転向しなければ、夜中の「相談」を始め、3、4人交替で朝の3~4時まで(6時に起床)「相談」する。実際には圧力をかけて寝させないためだ。それでもまだ転向しなければ、一晩中寝させない。当番の受刑者が10分ごとに1回嫌がらせに来る。トイレも制限される。 

 警官は受刑者に指示し、法輪功修煉者を苦しめさせる。立つ姿勢を強制し、椅子に座ることも許さず、地面に水を流して、座らせないようにした。法輪功修煉者の買い物を許さず、入浴も許さない。修煉者のタオルと歯ブラシは盗まれて捨てられた。寒い日も冬着を禁止し、靴を履かせず、お湯を飲むことも許さない。

 更に悪質なのは、転向しなければ食事を与えられないことである。罪を認めないなら刑務所のご飯を食べることができないという理由で、時には2、3日も冷たい饅頭1個しか与えられない。法輪功修煉者・田さんは、2010年末にすでに骨と皮ばかりに痩せこけた。法輪功修煉者に断食させることが警官の目的で、それから管を差し込んで灌食を行い、修煉者の意志を消耗させる。 

 2010年の初め、法輪功修煉者・劉さんは断食した後、警官に管を挿し込まれて苦しめられた。2009年に許昌市の岳さんは断食中、受刑者は便所から大便を取り出して岳さんに食べるよう強制し、食べないと便を岳さんの体に塗りつけた。2010年元旦の前後、法輪功修煉者・田さんは断食した後、受刑者が同様の方法で大便を食べるように強制した。法輪功修煉者が抵抗すると、数人の受刑者がどっと押し寄せて、服で口を塞いで暴力を振るう。 

 法輪功修煉者は警官に状況を訴えた時、警官は「お前達は転向せず言うことに従わない。面倒なことに遭っても俺達はどうすることもできない」と答えた。しかし、実はすべて警官が裏で教唆している。 

 9監区の受刑者は、警官の法輪功迫害を手伝うかどうかが、評価される第1基準で、減刑される重要な条件でもある。手段を選ばず法輪功修煉者を迫害する受刑者は、表彰され、功績を記録される。ある日、9監区の隊長(法輪功修煉者を転向する専門職)は、強盗犯・強姦犯の会議で「お前達の行為は、すでに今の社会情勢から遅れている。積極的な受刑者を見習え、知力でお金を稼げ」と言った。 

 そのため、受刑者は警官の歓心を買うため、法輪功修煉者を迫害するにも後ろ盾があり、何の恐れもない。例えば、彼らは転向しない法輪功修煉者を2段ベッドの上段に寝させ、夜中、修煉者の頭を下へ転倒させ、死亡したら自殺と見なす。2人で修煉者の腕を抱えて、頭を壁にぶつけ、死亡したら壁にぶつかって自殺したと言う。また、腕で修煉者の首を締めつけ、窒息したらシーツで首を吊って自殺したと言う。 

 警官は時々家族を刑務所に呼び、法輪功修煉者の前で泣いたり叫んだりさせ、事前に用意した法輪功を中傷する原稿を、家族に署名して修煉者の前で読み上げる。警官は両親を修煉者の前で跪かせ、泣きながら哀願するように騙し、両親に「人間性がない」と逆に言わせる。もし効果がなければ、家族が帰った後で受刑者に口汚くののしらせる。刑務所はしょっちゅう家族を呼んでいわゆる「座談会」を開き、お菓子やプレゼントを用意し、刑務所の環境を見学させ「ゆったりして調和がとれている」刑務所を装い、同時に録画してテレビで宣伝し、法輪功に対する「関心と愛」を社会に見させ、世間の人を騙す。そして、転向しない修煉者が迫害を暴き出すことを恐れて、修煉者を閉じ込めて、受刑者に監視させている。

 1999年7月から現在まで、鄭州刑務所の一部の人は十数年経った今もなお、迫害に加担している。副主任はいつも各監区を回り、自ら「転向」させるよう指導する。また、常に文化人の受刑者を指示し、でっち上げや法輪功を中傷する文章をウェブサイトに発表させている。 

 数年来、法輪功修煉者は殴られて歯が抜け落ち、身体障害になり、今なお傷痕が残っている。精神・肉体ともに極めて大きな傷を負い、ここに述べた事実は、中国で起きている法輪功迫害の氷山の一角に過ぎない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/9/261353.html)
 
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