河北省:法輪功修煉者が中共当局に不当連行され死亡
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 【明慧日本2012年8月19日】河北省石家荘市の正定県東安豊村の住民ら約700人は、中共(中国共産党)当局によって不当連行され拘禁されている法輪功修煉者・李蘭奎さんの釈放を連名で呼びかけたところ、中共当局に阻止された。また、中共当局は署名した住民らを弾圧し、署名用紙をインターネットに公開した人を不当連行しようとしている。

 8月2日、李さんの妻と娘が不当連行された。その後、東安豊村の法輪功修煉者2名が不当連行された。8月7日にさらに数人が不当連行された。法輪功修煉者・楊銀橋さんは、不当連行されそうになったところ、5階の家から墜落し死亡した。その後、警察がすぐに現場を封鎖し、楊さんの家族と親戚に事件を口外しないよう脅した。

法輪功修煉者・楊銀橋さん

 8月7日の夜、楊さんが母と家にいたところ、警察は令状も正当な理由もなく突然、楊さんの家に立ち入り捜査をした。楊さんの夫が帰宅した際に、楊さんがすでに家から墜落し、警察もいなかったという。楊さんの夫が救急車を呼んだところ、すでに手遅れとなり、楊さんの命を取り留めることができなかった。その後、警察がまたすぐに来て現場を封鎖した。楊さんの息子が楊さんに近づこうとすると、警察に阻止され、暴行を受けた。楊さんの親戚も警察に呼び出され、事件を口外しないよう脅された。

 8月7日の午後7時頃、東安豊村の派出所・石家荘市の公安局・正定県の公安局・河北省の国家安全局・610弁公室は、楊さんを含め、石家荘市肖家営村の高素貞さん・石家荘市紅旗村の支子さん・藁城市楊馬村の楊栄霞さんと王月霞さん、合計5人の法輪功修煉者を不当に連行した。連行時に高素貞さんが倒れ、病院に搬送された。高さんの夫も連行された。高さんが病院にいるときに十何人もの警察に監視され、翌日に体が好転したところ、すぐに警察に連れて行かれた。高さんの夫が付いて行こうとしたが、警察に阻止された。情報によると、高さんと支子さんが連行された場所は石家荘市正定県であり、また、9日に2名の法輪功修煉者が石家荘市第一留置場に不当連行され拘禁されたという。

 李蘭奎さんを救援する700人もの署名運動に対して、中共当局は警察の不当連行行為を調査せず、逆に住民を脅し、署名用紙をインターネットに公開した人を探し出すことを第一目標とした。また、李さんの妻と娘も不当に連行された。李さんには1年3カ月の労働教養という判決が下され、現在、河北省石家荘市の労働教養所で拘禁されている。中共当局はさらに、正定県東安豊村の張蘭翠さんを不当連行した。8月7日には、正定県東安豊村の白淑琴さん・劉小宝さん母子を不当に連行した。

 近年、中国では中共による法輪功修煉者への弾圧に反対する声が高まっている。法輪功修煉者を声援する事件も続出している。中共が民衆の声に背く行動を取れば取るほど、民衆はますます正義を支持することになる。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/13/261498.html)
 
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