明慧法会|知識人に真相を伝えた体験(二)
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文/四川省の大法弟子

 【明慧日本2012年9月22日】

 辛抱強く待つ心

 最初、三退を拒否した人に面した私は、自分のメンツが傷つけられたと感じ、恐怖心も生じ、彼らを救い済度することを断念し、さらに今後、彼らに会わないようにしようと思いました。しかし、師父の「慈悲は能く天地の春を溶かし、正念は世中の人を救う可し」(『洪吟二・法正乾坤』)、「良知を呼び戻せないはずはない」(『洪吟三・済世』)の法が、私の心の扉を敲きました。私は恥ずかしいと感じ、慈悲をもって人を救い済度するなら、辛抱強く待つ心を持ち、あきらめず、それぞれの人に適した内容を話さなければならないと考えました。

 私は彼らが三退しない原因を詳しく分析し、だいたい次のような三種類があると考えました。一つは、仕事が順調な人たちは三退しなくても自分に何も影響がないと思っているのです。二つ目は、中共の「無神論」を信じ、三退して平安を保つという話を信じないのです。三つ目は、恐怖心があり、三退して人に知られたら、怖いと思っているのです。師父は次のようにおっしゃっています。「通常、問題が生じるところに大法弟子は真相を伝えにいくべきです。根気良く継続的に緩まずに行ない続けるのです」(『二〇〇七年ニューヨーク法会での説法』)。そこで、私は相手の具体的な状況に対して真相を伝えました。一つ目の人たちに『九評』の関連内容を話し、彼らに「人の計算は天の計算に及ばない」、「福を一生享受することは不可能で、治に居て乱を忘れない」と言い、そして例を挙げて説明しました。「無神論」者に対しては、師父の『転法輪』の「先史文化」を紹介し、予言や、「蔵字石」(貴州省で発見された、「中国共産党亡」の文字が浮き出た石)、歴史上にあった修煉者を迫害した人たちの悲惨な結末を話しました。彼らの多くはこのような話を聞いたことがなく、一心不乱に聞きました。恐怖心がある人に対して、「仮名を作って教えてくれれば、あとは私がやります。必ず秘密を守ります」と言って安心させました。心配しすぎる人に対し、「私も三退しました」と言い、相手に安心させました。このように三退を勧めると、多くの人はすぐ三退しました。

 三退を何度も拒否した人に、私は何度も真相を話し、催促せず、結果も求めず、最後は「慈悲は能く天地の春を溶かし、正念は世中の人を救う可し」(『洪吟二・法正乾坤』)のようでした。ある人は私が数えきれないほど真相を話し、ずっと数年間も待ってやっと三退しました。

 もちろん、三退していない人はいますが、いつか彼らが目覚める日が来ると信じています。ある日、私はある母親と娘に学校に来てもらいました。その母親は幼稚園の園長で、娘は最近、大学に合格し、1人友達も連れてきました。私は数時間をかけて真相を伝えましたが、高校時代の学生自治会の会長と中共の予備党員であったその娘は、あまりにも中共の洗脳に深く中毒され、私に多くの質問をしました。例えば、「法輪功は生と死の問題を研究するものでしょうか」、 「なぜ『九評』をくれて、法輪功の本をくれないのでしょうか」、「私たち大学生はなぜ卒業した後に経済を用いて国を救えないのでしょうか」「若い人はなぜ中共にもっと多く入党し、党の構成を変えられないのでしょうか」。私は一つ一つに答え、特に「政党、政府は国家、民族と同じ概念ではない」と説明しました。彼女は賛同し、その友達も「私たちのためだ」と言いました。最終的に、この2人の大学生は三退しませんでしたが、まじめにこの事を考えると言いました。大学に入った後、その娘が私に連絡し、私から推薦した『水は回答を知っている』という本の中の善悪について、また、マヤ文明の『水晶頭蓋骨の秘密』について聞きました。彼女は本当にこれらの事を考えているようでした。私は、彼女が現地で同修に会え、真相をもっと聞き、早めに救い済度されるようにと祈りました。

 正しい心

 このようにして、これまで相手の顔を見て真相を伝えていた私は、今は人を救い済度する心を用いて話すようになりました。私は師父を堅く信じ、「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」(『精進要旨・妨害を排除せよ』)を堅く信じました。知識人には胆が小さく、頑固、自制、なぜかと理を聞くのが好き、物事の経緯を知りたがる、新しい知識に興味があるという特徴があります。私は焦る心を取り除き、真相を伝えるとき、なるべく詳しく徹底的に説明しました。普段、私は師父の説法を真剣に勉強し、心を修めて内に向けて探すという宝を用い続け、明慧ネットの同修の体験談を検索して読み、法輪功の歴史資料を記録したり、覚えたりしました。例えば、大法が世界で広く伝えられていることに関する数字、受賞の数、天安門焼身自殺事件の疑問点、蔵字石が発見された年月、場所、『転法輪』の中の具体な例などでした。その後、私は心の中で真相を伝えるテーマを持ちました。第一は、法輪功とは何かということです。第二は、法輪功が迫害されていることです。第三は、法輪功はなぜ真相を伝え続けるのか、ということです。このような話は以前より時間を多くかけ、話すと2~3時間もかかりましたが、その効果は以前よりずいぶん良くなりました。

 ある日、私はある企業の中共書記を誘って家に来てもらいました。彼が座ると、私はすぐ話題に入り、「今日、法輪功のことを話します」と言いました。彼は少し驚き、気まずい様子で笑いながら、「しないでしょう」と言いました。私は彼を見て、心の中に彼を救い済度する一念だけを用いて、「私はゆっくり話しますので、聞いてください」と言い、テーマに従って詳しく話し、特に彼の中共の身分に対し、法輪功を迫害したら、どんな報いが来るかの話を加えました。彼は最初は無関心だったのが、後にわき目もふらずに聞き、最後に「法輪功修煉者はみなとても教養がありますね、私は絶対に迫害しません」と言いました。私が三退を勧めると、彼はしばらく考えた後、自分の仮名を書きました。

 もちろん、テーマは一定不変なものではなく、異なる相手に内容の重きを置きました。例えば、ある敬虔な仏教信者に対し、私は彼らに優位感があり、彼らが最後に救われるかもしれないから、今は話したくないと考えました。師父は、「皆さんの前に現れた以上、選択することはできません。人を救うときに選んでいれば、それは間違いです」(『大法弟子とは何か』)とおっしゃっています。先日、私は彼を公園に誘いました。私は「今日、私が主に話す人で、私の目的は人を救い済度し、彼と仏教の具体的な理論は議論しません」と考えていました。私は「有神論」から入り、ニュートンのあまり人に知られない言葉、「神は万物を統治し、行った及び行えるすべてのことを知っています」、マヤ文明などを話しました。また、世界の著名な予言はみな驚くほど似ていること、イエスの受難、古代ローマの覆没などを話し、自然に法輪功の話題に入り、法輪功修煉者が迫害され、残酷に拷問されていることを話すとき、私は涙がむせびました。その後、私は蔵字石の話から、法輪功がなぜ真相を伝え続けるかを説明しました。彼の顔つきはまじめになり、次の会議に行く前に、「私は今まで法輪功をまったく知りませんでした。今日はじめてこんなに多くのことを知りました」と言い、再会を約束しました。

 知識人に真相を伝えるには、時間と力が割に多くかかり、ときには時間がきついと感じましたが、人を救い済度することには条件がないため、自分で時間を作るしかありません。「しかし、この道は非常に狭く、非常に正しく行なわなければならないほど狭いのであって、そうしてはじめて、人を救うことができます。非常に正しく歩んではじめて、問題が起こらなくなるのです」(『大法弟子とは何か』)。どのように正しく歩むのでしょうか? 学法し、心を修めることにおいて気を緩めてはならず、真相を伝える過程を自分の一つの修煉過程とし、緊張感を持っていけば正しくできます。

 修煉の次元が限られているため、不足部分はご指摘をお願いします。

 (完)

 (第8回明慧ネット中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/15/248939.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/30/129772.html)
 
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