文/四川省の大法弟子 子帰
【明慧日本2012年9月24日】
正念が出て、正々堂々と職場で「脱党申請書」を提出した
2004年末に『九評共産党』が発表され、私は真剣に読んだ後、中共(中国共産党)当局の本質を根本的に認識し、大法弟子として、私が中共当局の一員であることを恥ずかしく思いました。2005年2月、師父の経文『世間に向かって輪を回す』が発表されてから、大法弟子は皆インターネットで「三退」をしました。私も同修に頼んでネットで脱党しました。私は国営企業に勤務しているため、中共当局が行うさまざまな会議や活動が沢山あり、それに毎月、中共組織の活動があります。ネットで中共組織から脱退しましたが、実際は中共の色々な会議や活動に参加しなければならないので、とても辛いと感じ、中共の邪霊に抑制されているような気がしました。学法を通じて分かったことは、人間の大脳というのは容器のようなもので、何かを入れたらそのものになるのです。私は大法弟子だから、頭の中に全部大法のことを入れるべきで、中共当局のおかしな道理や学説を含むものを私たちは軽蔑し、解体させるべきで、どうして邪悪なものを頭に入れられるのでしょうか? 私は何度も師父の経文『世間に向かって輪を回す』を繰り返し読み、最後に職場にある中共支部に退党申請書を提出すことに決めました。私は正常でない中共当局の支配から抜け出したかったのです。
まず私は、夫にこの話をしました(夫は職場の管理グループの成員なので、前もって心の準備をさせようとしました)。これを聞いた夫は激怒して同意せず、私の決心は夫を失職させるに決まっているとして、夫は私の顔面に平手打ちを食らわしながら、私を「精神病者だ、発狂者だ」と言って罵りました。私は夫の平手打ちと罵りに耐えながら、夫は常人として名利に対する執着と恐怖心があることを理解できるので、夫を慰めながら「何があっても私は必ず脱退します。これは私のことなので、あなたには影響しません。もし本当に影響したならば、それは中共の『罪は九族まで及ぶ』という邪悪さを証明しているのです。それならあなたも早く脱退したほうがいいのよ」と私は言いました。夫は大変腹を立てて何を言ったら良いかが分からず、最後に「本当に脱退したら、私たちは離婚しよう! 財産は少しも取るな!」と言いました。そのときの私の心理状態はとても穏やかで、夫の言うことも全然気になりませんでした。
2005年5月17日、私は職場の中共支部に脱退の意思を書面にして提出しました。当時の中共書記は、非常に驚き、私に「どんな悩みがあるのか、法輪功をまだやっているのか?」などと聞きました。私は「それらとは関係ありません。これは自らの信仰の問題なのです」と返事しました。書記は「よく考えてほしいのです。ずっと昔から加入こそしても、脱退することはしませんでした。ただ例外として、間違いを犯した場合は党から除名されたのです」と言いました。私は「党規約では入党は自らの意志で、脱退も個人の自由意志と書いてあるのではありませんか? どうして私は脱退できないのですか?」と聞きました。書記は「うちの職場でも親会社でもこのような例はなかったから、このことについては議論をしてから上層部に報告しなければならないのです」と言いました。私は「それはあなたたちの事です。私は今日この申請書を提出したから、もう党の一員ではないのです」と言いました。それから、党グループから会議の通知や党費を集めるなどのことを言われると、「私はもう党から脱退したから、会議には参加しないし、党費も払いません」と返事しました。それから半年ぐらいに経った2005年12月のある日の昼間、夫が家に帰ってきて「あなたが脱党したことを親会社の会長に聞いて驚きました。昼食後に会長室に行ってください。会長はあなたと話があるそうです」と言いました(実は職場の書記は、私が脱党したことで夫に影響するのを心配して、私の脱党申請書を上層部門に提出していなかったのです。私は半年間、中共の一切の活動や会議に参加したことがなかったので、職場の大部分の党員は私が脱党したことを知っていました。最後に、私が申請した脱党書類が会長のところに届き、会長は夫に相談して、夫の力で私の脱党を辞めさせて欲しいと言ったそうです。しかし夫は、いくら自分が言っても私の意志を変えることは出来ないと言ったので、会長は私と直接会って話そうとしたのだそうです)。
当時私は、行くかどうかを非常に迷っていました。会長がこんな一職員の私の為に直接話をしようとしています。しばらく考えてから、私は行くことに決めました。会長も人間で、ただ役職が私より高いだけです。脱党は自分の信仰による選択なので、誰も私を動揺させられませんでした!
会長室に行って、お互いに簡単な挨拶をした後、会長は遠まわしに、私の思想や法輪功をまだやっているのかなどのことを聞き、非常に関心を持っていました。そして私は、話題を変えて脱党した話をしました。私が正直に話すのを見た会長は、中共の功罪を話し「くれぐれも自分の政治生命をもって冗談を言ってはいけない」と言いました。私は「会長は私より年上ですが、共産党のことを会長より詳しくないとは決まっていません。しかも、党から脱退することは自分の信仰により選んだことだから、無理に私に何かを信仰させることはできないでしょう」と言いました。すると会長は「それはそうだけど、夫のことを考えてみてください。彼は職場で管理を担当しています」と言いました。私は「党の脱退は私自身のことですから、夫には関係はありません。どうして夫に影響するのでしょうか」と聞きました。もし本当に夫に影響するのであれば、それこそ党に問題があることを証明することになります。私は冗談で「九族が連座させられるのは封建制度の産物ですよね」と言いました。会長は私を説得できないと見て、最後に懇願する態度で「君のこのことは前例がない、しかし君は申請書を出したのだから、このことを議論しなければならない。もし本当に上層部に報告したら、きっと企業の精神文明の建設に影響するから、会社全員の利益に影響する」と言いました。私は会長の言った意味が分かり、彼に諦めさせようと思いました。そして、私は断固とした態度で穏やかに「会長の辛さを私はよく分かっています。申請書を回収してもかまいません(書類による申請はただの形式上で、目的は心から脱退して邪霊の支配から抜け出し、邪霊のエネルギーを減らそうとする)。しかし、私の心は脱退すると決めたから、今後、党の会議や勉強会、活動などには一切参加せず、党費も払わないと決めました。管理者たちも、私が党の活動に参加していないことを理由に、私の職場での評価を下すことはできませんよ」と言いました。会長はすぐに「分かった。あなたは帰ってから職場の書記と再び話し会ってみてください」と言いました。
それから、私は正式に中共組織から脱退し、中共当局のすべての活動や会議などにも一切参加しませんでした。まるで思想の中にある重圧が完全に無くなったような感じで、邪霊の制御からも抜け出し、全身が軽いと感じました。夫は私が脱党したことに影響されず、もちろん離婚もしませんでした。その後、私は夫に真相を伝え『九評』を読ませると、夫も本名で大紀元のホームページで三退し、今でも管理職の仕事をやっています。このすべては全部師父が助けてくださり、師父がなさったことだと私には分かりました。私はただ簡単で堅実な一念を持っただけでした。
以上は、私の修煉過程の中で正念の力を強く感じた三つの例です。それに私の過去を代表することしかできません。今日はこれを書いて師父にご報告し、同修と交流させて頂きました。不適当なところがあれば、同修のご指摘をお願いします。実際に、正法時期に修煉して十数年来、正念が強く、精進に努め、三つのことをよくやっていた同修がたくさんいました。私は彼らと比べるとまだまだ遠いのです。しかし、この数日間で文章を書き、同修の交流文章も読んで、自らの執着をたくさん発見しました。本当に同修の言うとおり、明慧ネットに文章を書く過程も自分を向上させ、自分を修めている過程でした。この法会で文章を書くことをきっかけに、明慧ネットに投稿したことを自分の第一歩として歩きます。これからは本気で精進し、真面目に三つのことを行い、正法時期の大法弟子という名に相応しい行いをします。
師父に感謝いたします。同修の皆さんありがとうございます。合掌!
(完)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/19/129574.html)