黒竜江省:青竜山洗脳班での迫害実態
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 【明慧日本2012年10月23日】青竜山洗脳班は、黒竜江省農墾総局政法委員会(情報・治安・司法・検察・公安などの部門を主管する機構)や、地元610弁公室によって2年前に組織された法輪功修煉者を迫害し拘禁する収容施設である。洗脳班の職員である房躍春・陶華・房秀梅・金言鵬・周景峰などは、修煉者に対して残酷な迫害手段を用いることで知られており、現在までに、すでに陳冬梅さん・孟凡麗さん・張鳳栄さんなど50人以上が被害を受けた。

 今年6月28日朝6時頃、すでに他の収容所で21カ月間の不当拘禁を強いられていた陳敏さんは、出所して1カ月も経たないうちに、自宅で警察に拘束され、上記洗脳班へ移送された。拘禁中、陳さんは15日間も鉄製のベッドに縛りつけられ、監守らによって体の上に乗られたり、手を両側に引っ張られるなどの拷問を受けた。また、侮辱と嫌がらせを目的に法輪功創始者の写真を陳さんの尻の下に敷かされるなどの迫害も行われた。陳さんは手錠が肉に食い込んだことで、皮膚が裂けた部分から血が流れ、筆舌に尽くし難い苦しみを受けた。3カ月後に釈放されたが、陳さんは壮絶な迫害を受けたため心身ともにひどく負傷した。

 法輪功修煉者がこの洗脳班に収容されると、法輪功を誹謗中傷するビデオや書籍を見るよう強制され、それを拒否すると殴る蹴るの暴行や罵倒などの拷問を受ける。また、偽善や拷問などの手段で心ならずも迫害に屈した修煉者は、転向させられ「志願者(邪悟者)」にさせられる。彼らは当局に利用され、他の法輪功修煉者が法輪功を放棄するよう説得させられる。

 他の収容施設が、この洗脳班へ修煉者を送り込むと、1人あたり1万元の奨励金が与えられる。その上、当局の上級部門は、この洗脳班が修煉者を2カ月以上拘禁すると2万元の奨励金を与えるというシステムになっている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/15/264045.html)
 
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