(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
【明慧日本2012年10月27日】黒竜江省鶴崗市スイ濱県の検察院・裁判所は10月19日午前、法輪功修煉者の袁玉竜さん・楊淑珍さん・高玉敏さん・由金英さん・劉思遠さんの5人に対して開廷を決定した。現在、3人の女性修煉者を鶴崗市第1留置場に拘禁し、2人の男性修煉者をスイ濱県留置場に拘禁している。上記5人の法輪功修煉者は2012年7月14日夜、同県の北岡鎮永徳村で法輪功の資料を配った時、連行された。
一、釈放を求めた家族 警官は横暴に対応
公安局の警官らは、中国共産党の江沢民グループによる法輪功への迫害の情勢に追随するため、2003年から力を入れて懸賞制度を設けた。そして、1 人あたり法輪功修煉者を連行したらいくらかもらえて、法輪功の資料を1枚探し出したら5元もらえると決められている。この制度の下で多くの罪のない人が迫害に遭った。スイ濱県北岡鎮永徳村の劉は、まさに賞金のために5人の法輪功修煉者を告発し、連行に至った。
この情報を得て、翌日に5人の修煉者の家族がスイ濱県公安局に行き、無罪で釈放することを求めた。しかし、公安局の関連職員は責任をなすりつけて、追い出したり、罵ったり殴ったりするなど、態度は横暴を極めた。7月20日の朝、高さんの家族は警官に蹴られながら追い出された。ついに、由さんの17歳の娘も2回蹴られて罵られ、公安局の表門の外に押された。
7月21日午後1時過ぎ、警官らは63歳の袁さんを病院に運び、暴力を加えながら灌食を行なった。袁さんの妻は「あなた達は主人を殴ったのですか?」と聞くと、彼らは一切否認し、しかも「殴ったらどうなるんだ? 死んでもいないのに」と言った。警官は公安局の大広間の椅子をすべて撤去し、家族に座らせないようにした。そして、家族の持っている荷物などを投げ出した。
7 月26日、袁さんの妻はまた他県からスイ濱県公安局に駆けつけたが、警官に連続して騙されたため、憤慨した妻は倒れてけいれんを起こした。警官は倒れた袁さんの妻に向かって、「立ち上がれ! 立ち上がれ!」と叫び、むやみに何度も蹴った。老人が意識を取り戻した後、頭の上に2つ大きな瘤と、足が青紫色になっていることに気づいた。
由さんの17歳の娘が母の釈放を求めた時、公安局長は「お前の母親はもうすぐ銃殺される!」と答えた。この言葉がいつも由さんの娘の頭の中で響き、集中して授業を受けることができず、頭が真っ白になった。
また、高さんの83歳の母親は、毎日娘の釈放を求めて公安局へ行き、30数日間が経ったが、まだ通っているという。
二、不当拘禁された母 娘が手紙を書き釈放呼びかける
由さんはまた秘密裏に鶴崗市第2留置場へ移送された。17歳の娘は親戚と一緒に面会に行ったが、留置場に拒否された。他の4人の法輪功修煉者のうち、ずっと断食して迫害に抗議している修煉者がおり、状況は緊迫している。
正義を呼びかけるため、由さんの娘は「迫害に参与した警官への公開手紙」を書き、スイ濱県公安局に対して、「警官らが由金英の人身の自由を剥奪したことに対する告訴」を提出した。