大連市:女性教師に無実の罪 司法部門が弁護士を妨害 
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 【明慧日本2012年11月2日】遼寧省大連市の中学校教師・ハオ躍珊さんは今年7月6日、中共(中国共産党)に「国家政権を転覆する罪」を着せられ、連行された。理由は、ハオさんが「真・善・忍」に従って道徳を高める法輪功を学んでいることだ。2012年8月8日、当局はまた罪名を変更し、「邪教組織を利用して法律の実施を破壊する罪」を着せ、ハオさんを大連留置場に拘禁した。

 9月27日午後、ハオさんの家族が依頼した弁護士は、手続き書類を持参して大連留置場にハオさんとの面会を求めたところ、地元の弁護士協会の証明が必要だとして断られた。9月28日、弁護士は現地の検察院に事情を諮問に行った。しかし、関係者は公文書が検察院に渡っていないと返答した。午後、弁護士が公安支局の法制課に電話をかけたところ、政経保課が担当するとの返答だった。政経保課に電話をかけると切られてしまった。 

 紆余曲折を経て、弁護士はようやく国保(国家安全保衛)大隊の王恒運との電話を繋いだ。王は「地元の弁護士協会の証明が必要だ」と言い、弁護士が「私は地元の弁護士ではなく、全国弁護士協会の会員で、この決まりはありません」と話していた途中で、電話を切られたという。

 最後に、弁護士の努力によって、王が面談に応じた。弁護士は証明書を提示したが、王は警察服を着用せず、バッジをも付けず、いかなる証明も提示せず、「このような案件は必ず法律に基づいて厳しく処理すべき」と強調した。 

 翌日、弁護士は大連司法局を訪ねたところ、ようやくハオさんとの面会ができた。

 法輪功修煉者は「真・善・忍」を基準として日々の生活で実践している。法輪功修煉者が真相を伝えるのは、平和・理性的に迫害を制止するためであり、中共の虚言に騙された人々の良知を呼び起こす、善なる行動である。 

 ハオさんは1995年に法輪功の修煉を始め、「真・善・忍」の基準で自分を厳しく律し、ふだんは自分の不足によく気付き、他人に対して寛容な心で接し、どんな事でも他人のために考えるよう努力している。ハオさんは学生に対して、自分の子供のように根気よく細かく指導していた。ハオさんが教えた生徒は何度も全国コンクールで賞を獲得した。保護者からも好評と尊敬を得ている。 

 多くの中国の国民が大量の事実を通して、すでに中共の法輪功に対する残酷な迫害の実態をはっきり認識できるようになり、さらに多くの国際社会の人々も徐々に知るようになり、支援の手を差し伸べている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/18/264180.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/10/23/136004.html)
 
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