黒竜江省:優秀教師 610弁公室に「授業停止」命じられる
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 【明慧日本2012年11月2日】黒竜江省依蘭県の中学校の英語教師・左先風さん(32歳女性)は、正直で誠意があり、寛大で善良な人柄である。左さんは教師として高い資質を身につけており、授業の効果もよく、市からも県からも優秀教師賞を授与されたことがある。同県の公開講座で左さんの授業は教師や学生にも好評で、教育界の指導者から称賛された。

 しかし、左さんは法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局からさまざまな迫害を受けてきた。2009年9月、地元の610弁公室は県教育局に命令し、左さんが教師として授業をする権利を奪った。勤め先の校長は「左先生は品性が高く、授業能力が高いこともよく分かっている。しかし、命令は命令で、執行するしかないのだ。仕方がない・・・」と言った。

 2010年5月30日、左さんはある人に『神韻』のDVDをプレゼントしただけで、警官に不当に連行された。その直後、警官は左さんの姉の家に行き、家宅捜索を行い、左さんが姉の家に置いていた法輪功書籍『転法輪』、MP3などを没収した。その後、警官が没収したものを左さんの「犯罪証拠」として、1年6カ月の労働教養処分を言い渡し、6月23日、左さんをハルビン前進労働教養所に移送した。

 教養所で、左さんは警官から悪罵、侮辱、拷問(スタンガンによる電気ショック、吊るし上げ、独房に監禁、鉄の椅子、殴る、蹴る、長時間の起立、灌食・・・)など、さまざまな手段で迫害され、かつて息も絶え絶えの状態になったこともあった。残酷な迫害に対して、左さんは断食して抗議したが、教養所側は労働教養期間をさらに61日間、延長した。

 左さんは1年8カ月間拘禁された後、今年2月29日、解放された。左さんは学校へ行き、校長や同僚に会い、とても歓迎された。そして、左さんは1年生の国語と地理の担当を任せられた。

 左さんは「真・善・忍」に基づいて、学生たちを尊重し、大切にして、やさしい口調とやさしい 心ですべての学生を感化した。学生たちは彼女の寛容さと慈悲深さに心を動かされ、自己を制御し、良い人になりたいと思うようになった。

 しかし、4月25日、地元の610弁公室のリーダーが、左さんが授業をしていることを知り、「左に授業をさせてはならない」と再度教育局に命じた。子供たちが描いていた望みは水泡と帰し、教え子たちは涙を流しながら「先生、いつになったら私たちに教えてくださるのですか」と聞き、左さんから離れようとしなかった。

 7月30日午後、県公安局副局長と国保(国家安全保衛)大隊の隊長は再び左さんを連行し、留置場に拘留した。拘留の理由は「左が海外のネットに自らが労働教養所で受けた迫害事実を暴露した」ことであった。

 翌日、国保大隊の警官3人が留置場に来て、左さんのDNAを強引に調べた。その後、3人は左さんに暴行を加えた。隊長は左さんの髪の毛を引っ張りながら、「労働教養所がお前を迫害したと言ったな。俺は教養所よりもっとお前を苦しめてやる。死ね!」などと暴言を吐き、さんざん左さんにビンタをくらわせ、それでも足らず、左さんを地面に押し倒し、3人はさらに暴力を振るった。左さんが動くことができなくなって、やっと手を止めた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/22/264335.html)
 
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