【明慧日本2012年11月26日】中共(中国共産党)が人から臓器を強制的に奪取し、特に法輪功修煉者に対する生体臓器狩りが多くの人に知られるにつれ、国際社会において大変な憤りを引き起こしている。カナダ・オンタリオ州議会の議員ランディ・ヒリアー氏(Randy Hillier)は取材を受けた際、「目的をもって自分の意志でない人の身体から臓器を取ることを、容認できる人はいません」と語った。
2006年から、相次いで現れた証人が中共の法輪功修煉者に対する生体臓器狩りを告発した後、カナダの著名人権弁護士デービッド・マタス氏と元国会議員のデービッド・キルガー氏は、この件に対して独立調査を行い、50項目を上回る、中国で強制的な臓器摘出が存在していることを実証する証拠を発見した。数万人の法輪功修煉者が生体臓器狩りの被害者になったと推定されている。
ヒリアー氏は、「中共は第3者が中国で調査することを認めていませんが、しかし私達はすでに証拠がとても信頼でき、反論する余地がないと知っています」と語った。
殺人による臓器摘出は人類に対する犯罪
ヒリアー氏は以下のように述べた。「殺人により臓器を獲得し、市場の需要を満たします。私はこれを人類に対する犯罪と見なします」、「もしオンタリオ州の人、あるいはその他のカナダ人が国外でこれらの臓器移植を受けるならば、私はこれがすべてのカナダ人の心証を害すると信じています」
「私達は、生体臓器狩りの大部分の被害者(もし全部ではないならば)が、法輪功修煉者だと知っています。私達はすべての人々に知らせなければなりません。私達の医療関係者は、このような移植が確かに存在することを知らなければなりません」「私達は恐らくこれらの被害者が見えませんが、しかし私達にはすべて責任があり、この犯罪行為に関わらないことを保証します」
中国へ器官移植手術を受けに行きたい人に対して、ヒリアー氏は「もし彼らが、臓器移植のために、殺される人がいることを知っているならば、このような移植は停止されるでしょう。ですから、私は人々にこのことを知らせることが最も重要な1歩だと思っています」と語った。
また、彼は「保証します。私達の医療関係者はみな知っています」と述べた。
イスラエルでは多くの国民が中国へ移植手術を受けに行くため、2008年に立法を通して、臓器売買を禁止すると同時に、中国で移植を受ける人に、医療保険を支給することを停止した。
ヒリアー氏は、誰もが立ち上がり、強制的に人体から器官を摘出する悪行を制止する責任があると考えている。彼は「私達はこのような告発を耳にした時、責任をもって深く調査し、事実の真相を探し出して、そしてある程度の行動をすべきです」、「中共内部の人も、このようなやり方に驚くべきで、人類、中国人に対する犯罪と見なしてほしい」と語った。
彼は、このような悪行が「辛抱することのできる極限を越えた」と語った。
中国人は立ち上がり自由を争うことを呼びかけ
ヒリアー氏は「私達が知っているように、中国で、人々は自由ではなく、民主と正義もありません」と語り、またこのとても制限のある体制の中で、「人々には多くの経済的な選択肢がありますが、しかし道徳、良知と正義感は依然として中央政府からとても大きく制限を受けています」と述べた。
一方、ヒリアー氏はいくつかの希望も見たという。例えば1989年の天安門事件で、人々が公然と彼らの政府に対する怒りを表したこと、現在ますます多くの中国人が思い切って立ち上がり、個人の権利を守って政府に対して「ノー」を言っていることである。
「独裁者がどれほど強大な武装をするのかに関わらず、ガンジーはこのように言ったことがあります。私達が立ち上がりさえすれば、彼らは必ず倒れます」「私達はますます多くの中国人が勇気をもって立ち上がり、彼らが不公正に反対の声を上げることを見るでしょう」と、ヒリアー氏は語った。
またヒリアー氏は「中国人が立ち上がり、勇敢に不公正に抵抗し、この極めて凶暴で残酷な臓器狩りに抵抗する時、世界の全ての人がみな受益し、この世界はもっと良くなります」、「中国はもっと良くなり、中国人も更に自由になり、更に豊かになるでしょう」と述べた。
ヒリアー氏は、だんだんと多くの中国人が勇気をもって立ち上がるに従って、中共党内のいくつかの権力を握る人物も鼓舞されて立ち上がると考えている。「党内の対立と争いはこの過程を加速します」
「私は中共が旧ソ連のように解体すると楽観視しています」ヒリアー氏は、中国人が改革開放の中で経済的利益を見ており、この過渡期は旧ソ連より更に安定したものになるべきだと述べ、しかし、「生体臓器狩りが発生しているので、私はこの過程が加速することを望んでいます」と述べた。