私はやっと修煉の道を歩み始めました
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文/中国の大法弟子

  【明慧日本2012年12月21日】私は小学生の頃から、いわゆる「徳育・知育・体育」のバランスが良く取れた学生だと評価されてきました。小学校4年生のとき、中共(中国共産党)の少年先鋒隊の大隊長に選ばれ、中学2年生のとき、中共青年団団員になり、大学2年生のとき、中国共産党組織の人が何度も私と話し合い、組織に参加することを勧められました。大学でよく知っている先生からは「あなたは学業成績の優秀な学生だが、中共党員になれば、きっと明るい未来があり、良い就職先が見つかるでしょう」と私に言いました。その後、大学の学生の中で、私ともう一人の男子クラスメート2人だけは、中共党員になってしまいました。

  私は大学を卒業した後、中共党員の身分と優秀な成績から、とても有名な国有企業に就職できました。その時、国は計画経済から市場経済にモデ ルチェンジしている時期で、私が就職した会社は全省の重要な資源の売買の主導権を握っている会社でした。会社が経営していた製品はすべて調撥価格(国内において 各部門の間、あるいは部門の内部の取引で決算する価格)と市場価格があって、調撥価格が低いものと、市場価格が高いものがありますが、製品の販売はどちらの価格を使うかを決める権限が部門のリーダーにあります。

  各部門のリーダーたちはみんな、中共党員で、握っている権力を利用して汚職しています。若い私はまだ純粋なので、彼らの利己的で汚い行為を見て、彼らを嫌悪するようになり、彼らと同じ「ブラッククラブ」には入らず、彼らと同じようなことをしようと思いませんでした。その結果、会社が社員に住宅を分配する時、党幹部らは広くて良 い家を先に選び、業務の能力を評価されていた私は、会社から1番遠くて、道路のすぐ傍にあるマンションで一番上の階の部屋を与えられました。

 1998年秋、私は春に知り合った友人の家で法輪大法と出会い、『転法輪』を読みました。その友人は私に「私は1995年に法輪大法を学び始めました。とても良い功法だと思います。以前、私は目的を達するため、法を犯す事でなければ、どんな嘘でもついてきました。法輪功の修煉を通じて、以前の私とは変わり、決して嘘をつかないようになりました。私はいつも、『真・善・忍』に従って、自分を修めています」と話してくれました。友人 は背が低いのですが、とても澄み切った瞳で、いつも明るい笑顔をしており、誠実で優しい性格です。そのとき、「誰かが彼の彼女になったらきっと幸せだろうな」と私は思いました。

 しかし、その後思いもよらず、私と彼は付き合うこととなり、その1カ月後には結婚のことを考え、準備をしました。私は「彼は法輪大法を信じ、『真・善・忍』を信じているので、きっといい人だ。彼は大法に従い、修煉しているので、きっと彼は向上心を持っている。私自身もそれらのことを追求しているし…」と考え、彼を信じ、彼と結婚することに決めました。

   しかし、そのときの私はまったく無神論者でした。私の曾祖母は敬虔なキリスト教徒で、父方の祖母と母方の祖父母も仏陀を信じていますが、母は共産党に騙され無神論者になりました。 それで、母は私が幼い頃から、「神や仏陀を信じちゃだめよ。騙されるからね。何事も自分の力で頑張り、ほかの人に頼らないようにね」と教育してきました。無神論教育を受けた私は、結婚した後も法輪大法を修煉しませんでした。

夫は法輪大法の信仰を堅持し、いつも修煉に励んでいました。 夫は時々私に法輪功の修煉体験を話してくれましたが、そのときの私は聞く耳を持たなかったのです。夫が師父の説法を繰り返し聞いているのを見て、「よく 飽きないのね」とそのとき、私は思っていました。夫は毎回功法を煉り終えた後、「本当に気持ちよかった」と言っていました。夫は私に座禅を教えましたが、私は足を5分も組めず、すぐに諦めました。私は「良い人になるだけでいい。毎日功法を行う必要がない」と自分に言い聞かせました。娘が生まれる前は、我が家は夫一人だけが法輪大法を修煉していました。

 1999年7月20日、 中共当局は法輪功への弾圧を始めました。ある中共政府部門に勤めている友人は「法輪功修煉者は殆ど監視されています。絶対に気をつけてくださいね」と私に教えに来ました。会社でも法輪功への誹謗中傷の会議が繰り返し開かれました。しかし、夫のことを考えると、「夫は最も純粋で善良で、常に法輪大法の教えに従って道徳を高めており、私が接した若者の中で一番良い人だ」と私は思っており、法輪大法のことを悪く思えませんでした。

 2002年、私は仕事を辞めました。私の身上調書は会社から私が住む街道弁事処(行政の末端機関)に送られました。私は党員の組織関係をどうすれば良いのか分からず、党員規約を読みました。規約には「何カ月も続けて党員の費用を払わなければ、自動的に脱党となる」と書かれ、 「これで本当に良かった」と私は嬉しく思いました。というのは、中共党員たちは嘘つきで、自分の利益を得ることばかり考えているのを見てきたので、ずっ と前から共産党組織を脱退したいと思っていたからです。あの時から、私は一度も共産党組織の活動に参加していません。

  その後、中共当局による法輪功への迫害がいっそう酷くなりました。私は夫が捕まえられるのではないかと考え、怖くて仕方がなかったのです。その頃、私はいくつかの電子メールを受け取りました。メールの内容は数例の大法弟子に対する迫害事実を紹介しており、残酷な迫害事実を読めば読むほど怖くなって、読み終えないうちに私はメールを削除してしましました。私は香港に行くとき、香港の街頭で法輪大法が迫害されている真相パネルを見る勇気さえありませんでした。私は以前、 「共産党は貧乏で苦しい庶民のために創立したもので、共産党の組織自身は良いものだ」と認識しており、「党員らは職権を利用して悪い事をしている。その人たちと接触しなければ済むことだ」と考えていました。

  その後、夫は私に『偽りの火』と『九評共産党』の文章を見させてくれて、やっと共産党は最初から邪悪な組織で、この党は生まれた日から、破滅を予告されていたことが分かりました。共産党が私を組織に加入させたのは、優秀な人を飾りとして、庶民を騙すための陰謀でした。確かに、私は学校を出て、社会人にな り、「共産党の党幹部たちは、嘘ばかり言って、言うこととやることはまったく違う」ということがわかりました。考えてみれば、共産党の言論によってどの ぐらいの学生たちや庶民が洗脳されて騙されたのか、数えきれません。共産党は少しの恩恵を庶民に与えると、すぐに党からの恵みだと言って、庶民は共産党に感謝すべきなのだと勘違いをさせました。

  法輪大法は千百年も出会えないもので、人に執着心を取り除くことを教え、忍耐することを教え、善を教え、返本帰真のことを教えています。こんな良い大法が、誹謗中傷され、弾圧が行われているのです。私は法輪大法に対して改めて認識し、多くの大法弟子が迫害されている事実の文章を読みました。そして、私は法輪大法のことをもっと知りたくなり、心から法輪大法を学びたくなりました。夫の助けで、私は多くの大法関連書籍、師父の経文、詩を読みました。

娘は小さいときから、夫と一緒に法輪大法を修煉してきました。 大法の修煉のお陰で、娘はさまざまな面でとても優秀です。夫はいつも娘に「あなたは使命を持ってこの世に生まれたのだ」と言いました。娘は以前、いつも私に 「ママ、一緒に修煉しましょう。とても良い功法ですよ」と勧めてくれました。

 そして、2010年新年、私はやっといろいろな執着心を捨て、夫と娘の歩む道に入りました。法輪大法と出会い、法輪大法のことを観察してきて12年、私はやっと法輪大法の道に入りました。この日を迎えることが本当に遅れましたが、私は執着心を捨て、病気を治すことではなく、健康を保つことではなく、長生きしたいことでもなく、返本帰真のため、円満成就のため、法輪大法を修煉し始めました。

 最初の数日間、私は頑張って功法を練習し終えることができましたが、ある日突然、座禅の時、全身に痛みを感じて、どうしてもじっと座っていられず、何度も足を下ろそうとしました。娘は隣で、「忍び難きは忍びうる。行い難きも行いうる」『転法輪』(第9講)と念じ続けて、私を励ましてくれました。その助けもあって、私の不安な心が落ち着き、徐々に痛みも消えていきました。座禅が終わると、体がスッキリして、とても気持ちが良いと感じました。

  現在、私たち家族は何事にも「真・善・忍」という宇宙の基準に従って考え、常に自分の内に向けて探し、精進するよう互いを励まし合っています。私は法輪大法の修煉を始めてから、心性を向上し、いくつかの試練を乗り越えることができ、幸せに暮らしています。これから、私たち家族は「もっと多くの人は明るい将来があるため、この迷いの道から出られるように」と手助けしようと思っています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/21/259190.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/8/6/134826.html)
 
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