明慧法会|佛光を浴びる山奥の村(二)
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2012年12月25日】

 二、真相を伝え

 村の交通は不便で、真相資料の入手はとても困難です。たまに資料を配りに来る大法弟子がいますが、回数と数が限られています。どのように村人に真相資料を見てもらえるかを私と夫は考えていました。

 東北の農村では、旧正月の15日に踊りのチームが各家を回って、新年の挨拶をしながら、各家の石階段か窓の下に糠と灯油で作った火種を置く風習があります。来年の生活がより豊かになるように祈る意味が含まれています。各家は爆竹を鳴らして、踊りのチームにお年玉を渡します。踊りのチームは夕食後から出発して、村の全世帯を一軒ずつ回るので一晩かかります。それはとても良い機会だと思って、夫は真相資料を持って踊りのチームと一緒に、一晩かけて村の300世帯に真相資料を配りました。踊りのチームの若者は年配の夫の体力に驚きました。

 トウモロコシ畑の両側の電柱に「法輪大法は良い」と書こうと夫が提案しました。2人は1キロも続く数十本の電柱に赤いペンキで「法輪大法は良い」と書きました。トウモロコシの収穫が終った後、電柱は整然と人々の視野に入るので、とても目立ちます。そこを通る人はみな「法輪大法が良い」と無意識に読み上げます。2年後、私と夫はまたペンキで字を塗りなおしたので、今でも「法輪大法が良い」の字がそこにそびえ立って、人々に大法の恩恵を与えています。

 農村では親戚関係が複雑で、関係の近い親戚や遠い親戚を加えると、夫には多くの親戚がいます。どんなに遠い親戚でも、冠婚葬祭がある時、私と夫はいつもご祝儀を持って参加しました。親戚関係が遠すぎて行かなくても良いと教えられる時もありますが、私たちは真相を広めるために、出来る限りすべての親戚と付き合いをしました。『各地での説法七 米国西部国際法会での説法』で師父は「皆さんが法を実証する中で多くのことは常人の形式と雷同しており、似ていますが、背後の要素、大法弟子が事を行うときの出発点、背負っている責任、到達しようとしている目的は常人とは根本において異なっているのです」と説かれました。旧正月の1カ月だけで7、8回ご祝儀を出しました。出費は多少かさみますが、真相が分かった人々の笑顔を見て、私たちは心から喜んでいます。人間の命は金銭で買えないものなので、これっぽっちのお金を使ってこれほどの命を救えるなんて、とても価値があることです。

 旧正月に村人はお金を出し合って劇団を村に呼ぶ風習があり、寄付した人の名前と金額を紙に書いて壁に貼ります。村人は私たち夫婦の名前を見る時、親指を立てて「この2人は、めったに戻って来ないけど、こんなに多く寄付している」と感心します。劇団が来たら、村民の視線は舞台に集中しますが、私たちの視線は舞台の下に集中して、「三退」できそうな人を探します。甥の家に劇団の役者6人が泊まりました。真相を伝えた時、6人は互いに警戒していたため、私と夫は6人と個別に話して、とうとう6人とも「三退」しました。劇団が帰る際、私と夫は一人一人に最高のプレゼント――真相DVDを渡しました。

 甥の家に来たすべての人に私たちは真相を伝えて資料を渡しました。時々、他の村から私たちの村に商売人が来るので、彼らに私たちはもっと積極的に真相を伝えます。彼らの多くは私たちの行けないもっと辺鄙な村に住んでいるので、真相が分かったら地元で広めてくれるからです。

 夫の小学校の同級生Aさんは定年退職してから敬虔な仏教徒になりました。彼女を訪ねた時、修煉の事を話し出したらとても気が合って、法輪功修煉者の修煉物語を聞いて、彼女はとても感心しました。七情六欲について法輪功ではどのように解釈しているかと私たちに聞いたとき、私は『転法輪』の中の「情」に関する法理を彼女に説明すると、彼女は非常に感心して、「これこそ『情』の本質です。あなたたちこそ本当の修煉者です」と何度も賛嘆しました。私たちに食事をご馳走し、多くの食品をくれて、今後「縁を結びましょう」と言いました。彼女自身が脱党しただけでなく、息子と娘が帰ってきたら彼らに説明すると言って、息子と娘の代わりに彼らが加入した「少年先鋒隊」も脱退しました。また、村民に配りたいと言って、私たちから真相資料を受け取りました。今年彼女を訪ねた時、彼女は2010年の神韻DVDを隣人の家に持って行き、皆に見せて、オンドルには人がいっぱい座って、称賛の声が絶えなかったそうです。彼女はまた私たちから多くのDVDをもらって、息子、娘と他の知り合いにあげたいと言いました。

 村人はみんな法輪功が良く、法輪功修煉者はみな良い人だと分かりました。真相を分かった村長は私たちに「この村の中であなたたちは安全です、上から何か言ってきた時、私は責任を持ってあなたたちを守ります」と言ってくれました。それは真相を分かった常人が持つ、大法に対する黄金のように美しい心でした。

 村人は私たち夫婦に対してとても親切で、食事の誘いがしばしばあります。素朴な人情を辞退し難くて、私たちはお土産を買って行きます。前文に話したあの福泉さんは、真相が分かってから態度が一変して、私たちによく友好的に話しかけてきます。彼はとても真相DVDと小冊子が好きで、「法輪大法が良い」を念じた後、唇の周辺にあったクルミほどの大きいこぶが無くなりました。2008年、福泉さんは敗血症を患い省都病院に入院して、危篤状態だと診断されたのですが、「法輪大法が良い」を絶えず念じたおかげで死神から命をとり戻し、今は完全に治って健康を取り戻しました。あれから、彼は40キロの水を担いで山に登る時も「法輪大法が良い」と念じています。また、安全と命を守ってくれるその「秘訣」を周りに教えています。

 甥の8歳の末っ子の同級生が家に遊びに来た時も、私は彼らに大法の歌を教えたり、『洪吟』の詩を教えたりして、彼らはみな10篇以上の詩を暗唱できます。

 (続く)

 (明慧ネット第7回中国大陸大法弟子の修煉心得交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/15/232350.html)
 
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