明慧法会|40年来の同窓に真相を伝える
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文/北京の大法弟子

 【明慧日本2013年1月6日】尊敬なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!

 私が幼い時から成長してきた環境、つまり学校、家庭、親戚、学友の家庭などはすべて中国共産党の体制内の中上層にあり、党文化の害毒をとても深く受けていました。そのため、真相を伝える時、彼らの観念を変えることはとても難しくて、私の肉親も含めて、彼らに「三退」を勧めることは大変難しかったのです。法輪功の真相を伝える時、彼聞いてくれ、時に同情も表すのですが、「三退」に言及するととても恐れて、態度を表明する勇気もなく、慌てて話題を変えようとします。しかし、大法弟子の使命は衆生を救うことなので、難しくても私はずっと機会を探して彼らに真相を伝えました。

 ここ10数年の修煉過程を振りかえって、以下のように自分の体得を話したいと思います。

 一、学法は修煉を高める保証

 1995年8月、初めて『転法輪』を読み終えた私は、人生の落ち着く場所をやっと探し当てたように感動して、何の迷いもなく大法の修煉を始めました。

 師父はほとんど毎回の説法の中で、法を多く勉強するように、法を多く勉強するように説かれています。私が最も惹かれるのも、この上なく奥深い法理そのものです。法を得た最初の数年間、私は仕事以外のほとんどの時間を学法と煉功、特に学法に使っていました。『転法輪』を数えきれないほど学んだのですが、未だに毎回本をめくると、この文やあの段落は以前読んだことがないような新鮮な感じがします。私は『転法輪』(他の経文も同じ)を読むスピードがとても遅く、1時間に10ページ強を読むというスピードです。私は内容にたいへん集中するので、読みながら頭の中で法理が自動的に現れるので、スピードが遅いのです。

 学法は私の一日の中で最も重要で最も好きな事です。学法する時に眠くなったり、読んでも頭の中に入らなかったりすることはほとんどありません。通読のほか、私は『転法輪』を暗記することにも挑み、3年間で3回暗記をしました。師父に会いたい時、私は師父の説法ビデオを見ますし、新経文が掲載されれば、暗記して書き写します。大法は私の生命の一部になり、何ものも邪魔することはできず、妨げることもできません。

 二、大法を実証する道を切り開く

 私は以前コンピュータ業界に勤め、コンピュータ関係の技術を持っているので、迫害の前後にかかわらず、明慧ネットが誕生してから、私は明慧ネットを離れたことはありません。周囲の大法弟子とは互いに付き合いをあまりしませんが、とても自然に、明慧ネットから交流文章、真相資料、新経文などをダウンロードして印刷し、同修に配ることを担当するようになりました。実は若い時から私は理科があまり好きではないのに、何の縁か分かりませんが、卒業後、コンピュータ業界に入りました。今日になって考えてみれば、その能力を大法のために生かすようにという師父の按排だったのでしょうか。その辺りはずっととても順調で、共産党のネット封鎖がもたらした困難もあまり感じたことはありません。ネット封鎖突破のソフトウェアが古くなっても順調に使用できますし、新しいバージョンが出てきたら新しいものを使用して、執着は何もありませんでした。

 以前、大法弟子はフロッピー、CD、DVDで大法の情報を伝えましたが、次第にUSBメモリ、MP3プレーヤーを使うようになりました。私はよく明慧放送から真相を伝える番組をダウンロードして、MP3プレーヤー、MP4プレーヤーに入れるか、CD、DVDに作成して同修に提供しました。また周囲の同修にコンピュータの使用法、システムのインストール、ファイルのダウンロードや印刷の方法を教えたり、彼らの故障したパソコンを修理したりして、平穏に「三つのこと」をしています。

 三、着実に真相を伝える

 私は小学、中学、高校時代をすべて寄宿舎で過ごしたので、同級生との間でとても親しい関係を築きました。卒業して40年経ってもよく同窓会が開かれます。私はその機会を利用して同級生たちに真相を伝えています。数年前、幹事は5泊6日の旅行を企画し、海外に移住した人まで呼んできました。当時の先生と生徒たち数十人が一堂に集まることは、本当に容易なことではありません。昼間、皆は遊びに行き、夜は楽しく思い出話をしました。私はそのチャンスを掴んで皆に法輪功とは何か、自分の修煉体験、迫害の原因、様々な残酷な迫害手段、大法弟子はなぜ真相を伝えているのか、法輪功は政治に携わっていないこと、真相を伝えることは皆さんを救うためで、善悪には応報があり、中国共産党がどのように中国国民を迫害したか等などを、1時間ほど皆に伝えました。会議室の中で30、40人の同級生は静かに聞いてくれ、私は恐れる心も恨む心も持たず、穏やかに話したいこと、話すべきことを全部話しました。

 私の発言は皆の中に大きな反響を引き起こしました。私を心配する人、感心する人もいれば、聞いて心を打たれた人、同情する人もいて、きわめて少ないものの反感を持つ人もいました。「まさかここに盗聴器は付いていないだろうね」との声も聞こえました。「中国共産党が起こした様々な政治運動は、その邪悪な闘争哲学に起因する」と私が批判した時、「これ以上話すと、論争になってしまいますよ」との声もありました。しかし、ここは大法弟子の私が宇宙の真理を広めるための舞台で、共産主義の邪説が同級生を害毒する場には絶対にさせないと私は断固として思っていました。私の発言が終わった後、正義感のある司会者は立って、長年たゆまず真理を求め、今日の場で本音を語り出す勇気があることにとても感動した、と彼は発言しました。多くの学友は中国共産党の悪行が自分や一族と知り合いに及ぼした被害を語り合い、共産党を厳しく非難しました。本当に「慈悲は能く天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可し」(『洪吟二』「法正乾坤」)の通りでした。私の強い正念の背後に、師父のご加持とご加護がありました。

 それからの数回の同窓会で、私はみんなに神韻DVDを配ったことがあります。学友の家を訪ねる時に『中国共産党についての九つの論評』を渡して、「三退」を勧めましたが、皆さんは観念に阻害され、真相を伝える私の能力とコツがまだ上達していないため、今までに「三退」した人数はとても少ないのです。

 親戚と友人を救うことにも苦労しました。私が言ったことに反応もせず、態度表明もしない人が多く、「三退」の言葉を言うと、相手は「考えさせてください、また今度にしましょう」と答えるのです。しかし、再び顔を合わせる機会があるかどうかもわかりません。また「あなたは政治に携わっている」と言って、まったく話を聞いてくれない人もいます。忍耐強くない私はついに相手と論争してしまい、逆効果になってしまうことがあったので、真相を手紙に 書くことを思いつき、私は一気に20ページ以上を書き上げました。

 手紙を書く過程にも修煉の要素があります。最初は穏やかに書き始めるのですが、書けば書くほど共産党の罪悪に憤慨して、言葉遣いも強くなり、自分が読んでも闘争心を帯びていると感じました。「善」がなく、「慈悲」は尚更ありませんでした。私は気持ちを調整して、繰り返し手紙を修正しました。書き終えた後、これをきっかけに夫にも真相を知ってもらいたくて、私は夫に「あなたの文章能力は私より良いので、これを訂正してくれませんか」と頼むと、彼は数カ所直してくれました。彼の目つきから、理解と感動を発見しました。私は手紙を私の親戚、友人、学友一人一人に手渡しました。『九評』の発表後、彼らに『九評』を渡して「三退」を促しました。今、彼らの大多数は「三退」しましたが、中に私との関係を配慮するために「三退」した人や、真相を分かっても進んで「三退」したくない人がいますが、私は引き続き努力して、着実に真相を伝えていこうと思っています。

 四、真相を伝える中で、自分を鍛える

 真相を伝えることは私にとって、本当に骨身にまで堪える修煉の過程でした。私はプライドが高く個性も強く、人に頭を下げることをほとんどしたことがないため、人に何かを頼んだり、勧めたりすることができず、話しかけて距離を縮めるコツも知りませんでした。道理を伝えることはできますが、「三退」を勧めることはなかなか難しいと思います。重病を罹った身内を含め、数回真相を伝えても「三退」しない人がいます。

 私と小さい時から仲が良かった兄は共産党の高層幹部で、『中国共産党についての九つの論評』が発表された後、私はさっそく多くの真相資料を同封して兄に送りましたが、兄からは何の返事もありませんでした。その後、兄は癌を患い、私は師父の説法ビデオなどを兄に送り、それをきっかけに兄が修煉を始めることを願っていました。しかし兄嫁に必死に止められているため、兄は修煉をする勇気がありません。仕方なく私は兄に手紙を書いて、どうすれば命が助かるかを教えました。兄が入院した際、私は明慧ネットからダウンロードした多くのファイルをMP3プレーヤーに入れて彼に聞かせ、彼の頭の中の党文化が変わることを望みました。思い付く方法を使い尽くして、最後の一刻まで彼を救うことを諦めませんでした。亡くなる前日に、兄はすでに人事不省の状態でしたが、昏迷の中で一生懸命に大声で叫ぶ声は驚きと恐怖感に満ちていました。その声があまりにも大きく恐ろしく、きっと悪霊が地獄へ彼を引っ張っていたのだと私は思います。看護婦と医者まであまりに驚いて、走って様子を見に来ました。兄が亡くなった後、3回私の夢に出て来たことがあります。彼は最終的には地獄に落ちることなく救われたと思います。それは師父が私の誠意を見られて、私の願いを実現させてくださったのだと思います。MP3プレーヤーの中の真相が兄の善念を呼び起こしたと思っています。亡くなる前に、MP3プレーヤーを私が渡したことに兄はお礼を言い、それを聞いてとても良い内容だったと兄が言ったのです。私の努力は無駄ではありませんでした。師父、ありがとうございました。

 人を救うことは本当に難しいことです。「あなたは政治に携わっている」とか、「あなたがやったことは、ただ自分に功徳を積むためだ」とか、「あなたは法輪功を迷信している」とか。しかし、小さい時から仲が良かった幼馴染は「文化大革命の時、一夜で身分が落ちた私を、あなたは見捨てなかったので、今私もあなたを見捨てません」と言いました。私たち大法弟子は迫害に耐えると同時に、善の念を抱いて衆生を救い、その中でまた自分の不足を探さなければなりません。そのような境界を常人は理解することができず、世の中にこんなに高尚な人がいると信じられないのです。ある日、学友の家から出てから、私は涙を抑えることができませんでした。私はすでに彼女の家に4、5回も行き、その日も「私は本心からあなたのために考えています。災難が来る時に『法輪大法は良い、真・善・忍は良い』を忘れないでください、きっと助かるから」と言いました。しかし彼女はどうしても「三退」をしませんでした。彼女を救えないことに私は悲しんで、衆生を救い済度することはどうしてこんなに難しいのかと感じました。辛くて悔しくて、どんなに努力しても望ましい結果が現れず、心の苦しみは本当に言葉に尽くしがたいものでした。

 そこで、私たちを救うために師父が耐えておられる苦難の大きさに思い至りました。それにしても、師父はただただ弟子たちの前途を心配し、念入りに私たちに注意をして戒めておられます。師父は私たちを救うためにどれほどの代価を払われたのでしょうか? 師父が功を伝授し説法して、質疑に答えてくださるのは、この世界で私たちに見えるものですが、見えない世界で師父は私たちの業力を消し、私たちのすべてを正し、最も良いものを私たちに与え、また私たちの知る術もないことをたくさんたくさんしてくださいました。師父がなさったご苦労、嘗められた苦しみはどれほどでしょうか?! 師父は説法で我々に「浩大なる佛恩」を教えてくださいました。苦しい時、辛い時、自分が乗り越えられそうにない時に、私は師父を思い出し、師父が耐えておられる苦難と師父が私たちのためにしてくださったことを思うと、勇気と自信が湧いてくるのです。

 真相を伝える中で挫折したために、私はとても長く意気消沈した時期もあり、安逸心のためのんびり過ごした時期もありました。今回の法会は、私の修煉にとっての促しでもあります。歩んできた修煉の道を思い出すことを通じて、修煉の難しさを新たに感じました。修煉の機縁を大切にして、最後の一刻も気を緩めず、私たちに期待を抱いておられる師父と衆生を失望させないように頑張っていきたいと思います。

 15年の修煉は、風雨にも遭い、山もあり谷もあり、大法修煉の中で得た収穫は本当に言い表すことが出来ず、書き尽くすことは出来ません。師父はこんなに大きな宇宙の大法を私たちに伝え、自ら私たちに修煉を指導し、私たちを新しい宇宙の各次元の王にさせるために指導しておられます。私たちは常人の観念をすべて除去するだけでなく、旧宇宙の中で変異し大法の基準からかけ離れた観念も除去しなければなりません。また世間の人を救いながら絶えず自分の容量を拡大して、師父が私たちを救うと同じように、最大の慈悲心を持って衆生を扱い、未来の王としての威徳を作り上げなければなりません。私たちはただ行動をしているだけであり、実際に衆生を救えるのはこの宇宙の大法にほかならず、偉大なる師父にほかなりません。

 師父、ありがとうございました!

 同修の皆さん、ありがとうございました!

 (明慧ネット第7回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/10/232064.html)
 
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