明慧法会|党文化と自分自身の根本的な執着から抜け出す(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年1月14日】

 三、修煉

 1) 卒業と就職

 大学で私は少々有名な学生であるため、卒業する前に母校に残って教職員になることを申し込みました。友人ないし数人の先生も私に「就職は人生の一大事なので、早くコネを探して、お金でも贈りましょう」とアドバイスをしてきました。コネを使って裏で取り引きするのは共産党文化の粕なので、修煉者である私は絶対そのようにしたくないと思いました。多くの学友と先生は私が大法を修煉していることを知っているので、私は自分の能力によって正々堂々と母校に残ろうと思いました。しかし意外にも、一次面接で私は却下されました。学友たちは私のために不公平と思って、たとえ母校に残って教職員になる枠が一名しかなくても、残るのはあなたのはずだと言ってくれました。それから、大学に残ったあの学生Aさんはとても処世術がうまくて、コネを使って数万元の賄賂もしたことを私は知りました。とうとう私は我慢できなくなって、校長に私が却下された理由を聞いて、校長は「あなたの成績はとても良くて能力もあると知っていますが、あなたの申し込んだ学部の学部長は男性職員を採用したいために、あなたを却下したのです」と言いました。帰って来た後、心の中の不平不満はまだまだ消去できず、Aさんを少し恨むようになりました。

 毎回不平不満の気持ちを抑えきれなくて『転法輪』を手にすると、不思議にめくったのはいつも同じページです。「ですからわれわれは自然に任せるように言っているのです。時に、それが自分のものだと思い、他の人もあなたのものだと言ってくれても、実際はあなたのものではない場合があります。あなたは自分のものだと思い込むかも知れませんが、最後になるとあなたのものでなくなります。その点から、そのことに対してあなたが無頓着でいられるかどうかを見ますが、無頓着でいられなければそれは執着心なので、この方法を用いて利益にこだわる心を取り除かなければならないのです。そういうことです。常人はこの理が悟れないので、利益をめぐって争ったり、闘ったりするわけです」私は突然自分の間違ったところが分かりました。自分には利益にこだわる執着以外、また強い闘争心、嫉妬心、他人を貶す心がありました

 卒業後、私は別の学校に就職しました。ある日、偶然にAさんに会って、当時彼は賄賂をするために家も売って借金もしたことをはじめて知りました。生活と利益のために極力上の人の歓心を買う彼のことを、突然とてもかわいそうに思、彼も中国共産党に毒害され人なのです。逆に自分が母校に残れないことを良いことのように思いました。私は世間の波に流されずに不正な手段を使っておらず、またそのことを通じて自分の多くの執着心を探し当てて除去しました。本当に次元を高めることは「放棄する」ということで、「得る」ということではないからです。そこで、私は誠意を込めてAさんに法輪功真相を伝えて、彼に「三退」をさせました。修煉者には敵がいません。

 2) 正念の力

 卒業の送別会の時、出世のために酒を飲まないといけないなどたくさんの理由をつけて、学校の共産党書記は強引に私に酒を飲ませようとしました。私はいろいろな方法を使っても避けられ、その時、心の中で師父に助けを願いました。突然、彼はテーブルに伏せて動かなくなって、そして地面に落ちて、起きられなくなりました。数人の男子生徒は人事不省になった彼を支えて帰って、宴会もそれで終わりにせざるを得ませんでした。まだそれほど飲んでいない彼は、どうして突然倒れたのですか? 今思い出すと、共産党書記である彼私に酒を飲ませようとすること自体は、私に対する一種の迫害なので、師父は彼を倒して私を助けたのです。

 3) 教師になる

 就職活動の時よく履歴書を書きます。履歴書に「政治的身分」という欄があって、何を書くかと迷った結果、私は何も書かないようにしました。私はすでに脱党したため、かつて共産党に加入したことに関連ある手元の資料を全部破りました。いずれにしても、履歴書に「共産党員」と書いて、就職に便宜を図ることを絶対したくありませんでした。それから履歴書に私は「無所属の民主人士」と書きました。結局、順調に今の学校に採用されて、私はとても嬉しいです。

 真相DVDを同僚に見せた後のある日、私は校長に呼び出されました。心当たりがある私は、少し怖くなりました。我が校のすぐ近くに派出所があって、その上我が校と友好関係を築いています。校長と私は数時間も会話しました。校長はとても弁舌の才があって、軍隊たこともあります。彼も共産党のやっていることが間違っていると思っていますが、「いずれにして自分の生活と将来のために考えなければなりません。共産党に抵抗すればひどい目に遭いますよ」と言いました。私は、「校長先生、法輪功はとても良いため、私は決して止めたりしませんので、ご理解のほどお願いします。そして、私はずっと真・善・忍の理念で自分を律して、同僚に対しても生徒たちに対しても私は良い影響しか出していないと思います。私には権力も金もありませんが、健康で楽しく暮らして、内心はとても明るいです。生徒にも私はそのように教えていて、彼らの成績もとても優秀です。このような私学校側に何か不便をもたらしたと思われるならば、私は辞職してもかまいません。そして、『中国共産党についての九つの論評』を読んでほしいです。読んだら、共産党がどれほど邪悪かはお分かりになります」と言いました。校長は「今の世の中で、あなたのような操を持つ人はとても珍しいです。今日はこのくらいで帰って良いですよ。これから、自分が法輪功をやっているとぺらぺら言わなければ良いですよ」と言いました。それから、機会があれば私はよく校長に大法が良いと伝えて、「三退」も勧めて、なんと3カ月後、彼は本当に脱党に同意しました!

 私は明慧ネットと『明慧週刊』に接触することができず、周囲に同修もいませんが、どのように真相を広めたら良いでしょうか? 私はシール紙を買ってきて、マーカーペンで真相の内容を書いて、住宅地の中に貼ります。自分は正しい事をやっているため少しも恐れる心がなくて、毎回数十枚を持って出かけて、あっという間に全部貼り出せます。私は学校の教職員寮に住んで、同じ部屋の同僚たちは朝寝坊をする時、私はMP3プレーヤーを持ってどこか空いている教室に入って煉功して、普通、私1時間煉功してから同僚たちはやっと起きます。夜、彼女たちが寝ついてから、私は自分のベッドで静功をやります。彼女たちのいびきに邪魔されることがしばしばあるので、彼女たちが部屋に帰ってこないことは私の最大の願いです。結局しばらくしてから、学校側はもう1つの寮を提供してくれて、私の部屋に3人だけが残りました。ある日、学校側は家主との間にトラブルが起きて、家主は半分も断水停電して、同僚たちは全員ここを出ました。私は続けてここに住んで、授業のない時に、一人で部屋の中で学法して、『転法輪』の字を直していました。私が持つ『転法輪』の字はすべてその間に直したのです。夜になると、ろうそくをつけて本を読んで、一人でも恐れたことはありません。師父は私をご加護されていることを知っているから、何も恐れることがありません。

 私は数人の同僚にも「三退」をしてもらいました。副校長Bさんはとても現実主義の人で、いろいろな手段を使って名利を争って、他の教師は彼女にとても感心しています。Bさんは裏コネを使って某大学の大学院に進学してから、自分の代わりに大学院の授業に出ることを私に頼んだりもします。私は何回も彼女に真相を伝えて、彼女は「あなたももっと現実になりましょうよ。金と権力があってこそやっと自分のしたい事ができるというのは私の人生観です。あなたは良い人で周囲を助けたがっていると私は分かっていますが、金と権力が無ければ、どのように助けますか? つい先日、私は○○さんを某大学に就職させたのですが、あなたはできますか」と言いました。彼女を見て、教師の仕事と高い学歴に対して私心の中で抱えていた神聖感は一瞬にして、粉々に砕けました。知識人も共産党文化に害毒されて、操を失いました。党文化の中では、権力で金を集めることも、金で権力、名声、仕事を買うこともできます。私は共産党が大嫌いで遠く離れたいです。

 4) 会社に勤める

 邪悪な共産党文化から離れるために、私はその学校から退職しました。運良く、私はある業績の良い民営企業に採用されました。共産党文化の汚染が割りと少ない民営企業で公正公平が見つかることを期待していました。新商品開発と購買に携わる私は、多くの人と接触しています。私は誠心を込めて周囲と接触して、相手のためにいろいろ配慮するので、多くの取引先に好かれています。

 ある年の年末に、私は某工場にとても大き注文を出しました。その社長は私に謝礼を贈ろうとして、私に断れた後、彼はとても不可解そうでした。私が住んでいる都市物価が高くて、給料だけに頼ると、家と車を買うことは夢のまた夢です。わが社の購買担当は皆サプライヤからマージンを取っていて、普通、数回のマージンをもらったら家も車も買えるほどです。私は彼に真相を伝えてから、「法輪功修煉者である私はこのようなマージンを受け取るわけにはいきません」と言って、彼は「あなたがくれた注文のおかげで、わが社は去年より多くお金を稼ぎました。謝礼をもらわないなら、食事くらい奢らせてください。なに、食事も行かないと言うのですか? それなら、これはほんの少しの気持ちなので、ぜひ受け取ってください」と言って、お金を置いて帰りました。仕方がなく、私はそのお金を大法の仕事に使いました。しばらくしてから、やはり大法の仕事に使っても良くないと思って、私は彼にそのお金を郵送して返しました。

 サプライヤに対して私はとても優しくしています。一時、ある商品の製造はとても切羽詰っていましたが、年末ため、工場側はとても忙しくて、これ以上早く完成できないと回答しました。私の部署の部長も仕方がなくなりました。私はその工場に行って、社長に誠意を重ねてお願いしました。工場は郊外にあって交通はとても不便で、私家に戻ったのは夜の10時過ぎでした。工場側は感動して、我々の希望の納期までに納品してくれました。その後、その商品の売れ行きはとても良くて、得意先は喜んで、会社の中でも私は褒められました。部長は「あなたは私の分の仕事までしてくれました」と言っています。しかし私は何も複雑に考えておらず、ただ一心に仕事をきちんとさせたいだけでした。本当に師父が『ニュージーランド法会での説法』におっしゃった「何かをする心、何かを得ようとする気持ちがあれば、往々にして逆の効果になります。そのことをきちんとすることだけを思えば、自然に得られるのです」の通りです。  

 社長に賃上げを要求する社員は多いですが、私は一度もそのような要求をしたことがありません。修煉者は争いごとをせず、すべて自然に任せます。生活面で私はとても節約しています。昼食は会社で食べて、同僚たちはおかず盛り沢山の弁当とドリンクを持ってきたり、出前をとったりしていますが、私の弁当はいつもご飯と野菜炒めだけです。同僚たちはよくネットで高価な化粧品を買っていますが、私はどんな化粧品も使っていません。同僚たちは眩いほど服を変えていますが、私は数着の古着しか持っていません。暇な時、同僚たちはゲームをしていますが、私は『洪吟』と『洪吟二』を暗唱します。しかし私の業績は全社で最も優れています。自分の行動と実績で大法を実証することは何よりだと思います。

 会社の中で解決できない難題に遭ったら、同僚たちはよく私に助けを願います。私は優しく手伝って、ついでに彼らに真相を伝えます。しかし彼らは神の存在を信じなくて、自分の利益が侵されない限り、周囲の出来事に無関心です。彼らの興味を持つ話題から入って、上手に真相を伝えるしかありません。「真相紙幣」を使う方法を知ってから、私は札に「法輪大法が良い」、「三退して平安を保つ」などの内容を書いて、1元から100元まで、様々な札に書いたことがあります。最初、使って問題ないかと心配しましたが、だんだんと慣れて、順調に使っています。

 5) 気功師に出会う

 経済危機の時期、わが社の収益はかえって例年より良くて、部長は「あなたの売り上げの端数だけで、従業員全員分の給料を払えます」と言いました。社長も「あなたのような従業員は珍しいです」と褒めてくれて、私は「これは大法を学んで、真・善・忍で自分を律した結果です」と言いました。私が大法を学んでいると聞いて、社長はどうしても病気を追い払う一冊の本を私にあげたいとしました。かつて彼は某国の大気功師で、周易と運命判断を熟知していることを、その時になって私ははじめて知りました。師父は『転法輪』に「もちろん、付き合いたければ、相手からどんなものも受け入れず、もらわず、ただ普通の友人として付き合うなら差し支えありません。しかし、もし相手が本当に何かに憑かれていれば、それはまずい。付き合わないほうが無難です」とおっしゃったため、彼のものを受けるべきでないと私は分かっています。しかし彼は社長なので、仕方なく私はとりあえず本を受け取りました。

 帰った後、私は本に「法正乾坤、邪悪全滅」と書いて、2日間後に社長に本を返しました。彼の功を学ぶと期待した社長は怒って、それから私は彼に法輪大法について言及する時、彼は冗談半分の口調で「警察に通報するぞ」と言いました。それから、私の業績を褒めることもしなくなりました。人事部の同僚も彼のそそのかしを受けて、ある日「あなたは何をしたのですか? ○○派出所の○○隊長は電話をかけてきて、あなたの情況を調べています」と言いました。「何の悪い事もしていません。私は毎日何時に出勤して何時に退社して、どのように働いているか、私はどのような人間か、あなたは最もよく知っているはずです。電話番号を教えてください。相手派出所の隊長であるかどうかを聞き出します」と言うと、同僚は電話番号をくれて、私かけたら、向こうは「人を間違えました」と言って、この事は無事に終わりました。

 それから社長はよく私の前で従業員の誰かに功を出したか、誰の病気を完全に治してあげたか、彼の気に食わない誰それを病気にさせたかを誇示して、また私の誕生日を尋ねたりして、時にはポーズをして功を出すと言いました。大法弟子の前で彼は何ものでもないと分かって、私は全気にかけていません。それから、彼が実は邪道をやって人を害していると私は急に思い付いて、黙々と発正念して私に対する妨害を解体しました。しばらくして、彼は病気に罹って半月ほど入院しました。退院した後に某国に帰って、彼の師父に会いに行ったと聞いています。会社に復帰した後彼は私のところに来て、「公安局から数人が来て、あなた法輪功をやっているかを調べています。私はあなたを守るため、警官らを帰らせました」と言って、また仕事に影響を出さないように法輪大法の修煉をほどほどにして欲しいとか、この会社で長く働いて欲しいとかも言いました。すべては彼の自作自演だと思います。

 社長との接触を断つために退職したほうが良いと母は言っています。私は迷っています。この会社で私はもう年数を重ねてきた先輩になって、すべて順調に運んでいますが、辞めたらここより良い会社が見つかりますか? すべてはその社長のせいだと恨んで、だんだん私は怒りっぽくなって、顔が黒くなって痩せて、発正念する時に手はよく倒れます。母は「仕事を辞めましょう。あなたは修煉のために仕事をしていて、気功師と闘うためではありません」と言ったので、私はやっと決心して退職しました。

 (続く

 (明慧ネット第9回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/10/264923.html)
 
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