馬三家女子労働教養所第三大隊の暴虐
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 【明慧日本2013年5月28日】馬三家女子労教所第三大隊は2010年10月、再び大規模な迫害を開始した。一人一人の法輪功修煉者を“東岡”と呼ばれる区域に連行し、様々な虐待を行った。

 ある本渓市在住の法輪功修煉者(63歳)は、小さなレンガの上で長時間しゃがまされ、足がひどく痺れてしまった。すると大隊長の張君は、痺れた足をありったけの力で踏みつけた。当時、労働教養所の所長・石宇と男性の所長がその場にいた。ほかに数名の若手の警官が手に棒を持って法輪功修煉者が監禁されている部屋を出入りして脅迫した。彼らは口々に罵りながら棒を振って暴行する。法輪功修煉者の於潔さんは、部屋から引きずり出されて吊るし上げの拷問を受けた。彼らは於さんの両手に手錠をかけて立たせ、張君の指示で二人の警官が於さんを引っぱり上げ、足が空中に浮くように吊るし上げた。間もなく於さんは意識を失った。

 下記の記述は私(この本文の作者)が、馬三家女子労働教養所で2年間経験した迫害と、見て、聞いた様々な迫害の真実である。

 第三大隊は法輪功修煉者を迫害するための建築構造になっている

 2009年、不当に連行されて来た法輪功修煉者は、馬三家女子労働教養所の第三大隊に監禁されていました。修煉者は3階の部屋に監禁され、1階と2階は普通の受刑者が監禁されていました。当時の第三大隊の隊長は張君と張環で、指導員は張卓慧でした。ここで180名の法輪功修煉者が監禁されていました。三階の右側と左側を“西岡”と“東岡”と呼び、階段の向こう側に三角形の部屋があります。

 その中で、”西岡”はモデル部屋として設置され、外部から見学に来た人に見せるための部屋です。あそこからは迫害、虐待の様子を読み取ることができません。中の様子を知らない人を騙すためのもので、罪を隠すために利用されています。しかし、この”東岡”と呼ばれているところこそ人間地獄であり、罪悪の拠点であり、様々な虐待用の道具が揃っています。窓から中の様子は全く見えません。あの三角の部屋は法輪功修煉者を吊るし上げるために設置したものです。

 洗面の時間すら制限される

 第三大隊では起床時間は朝5時20分です。5分間で洗面を終えなければなりません。夜の洗面の時間も8分だけで、土曜日には15分間で洗濯と洗面を終えなければなりません。

 洗面の水は直接吸い上げた地下水で、冬はとても冷たいです。トイレも決まった時間しか利用できません。作業をしている間はトイレに行くことを禁じられます。ある年配の修煉者は、急にトイレに行きたくなりましたが、警官らは行かせないばかりか、罵ったり、顔を殴ったりして、この修煉者の顔は大きく腫れてしまいました。この老人はかつて肺がんを患っていましたが、法輪功の修煉を始めて病気が完治しました。しかし中共に迫害され、このような虐待を受けています。

 腐った食事

 毎朝6時、食堂で朝食を取らせます。出されるのは腐ったトウモロコシの粉です。少し小麦粉が混ざっていますが全体的に黒色のチョコレートのような色をしています。ここではニワトリが飼われていますが、私達に食べさせている饅頭を、ニワトリに餌としてあげても食べようとしません。ニワトリすら食べないものを私達に食べさせています。

 監禁されている修煉者を奴隷扱い

 労働教養所の法輪功修煉者に対する迫害は、全く人道的ではありません。監禁されている修煉者が病気を患っているかどうかは関係なく、年齢も関係なく同じように迫害します。例えば、麗華さんという修煉者は、足を怪我して歩くことができませんでした。警察は彼女を自宅から労働教養所に連行してきました。トイレに行くときも二人の手伝いがなければ行けませんが、それでも労働教養所は迫害を止めません。もう一人の修煉者には幼い子供がいます。それでも労働教養所は彼女を労働力として、奴隷のように働かせ、家に帰しません。

 朝の6時20分から作業場に行かせます。お昼は11時半まで働かせ、昼食時間は30分だけで、12時20分から引き続き働かせます。午後4時半まで働かせて夕方6時には強制的に法輪功と師父(法輪功創始者)を中傷する内容のビデオを見せます。8時に部屋の中央に置かれた狭い椅子に座らせ、会話をすることは禁止され、9時に就寝です。

 “新生班”の悪徳警察が自ら法輪功修煉者を迫害


拷問の実演:吊るし上げ

 第三大隊の下にはいわゆる”新生班”とよばれるものがあり、支隊長の於小川は、連行されて入って来たばかりの法輪功修煉者への迫害を担当しています。毎日中傷のビデオを強制的に見せて洗脳します。罵ったり、暴行したりした後、三角部屋に押し入れて吊るし上げる拷問を行います。目的は修煉を放棄させるためです。彼らが望む嘘を言わなければ、吊るし上げて拷問します。


拷問の実演:縛り上げ

 2010年、彼らは“新生班”に連行されてきた法輪功修煉者の片手を、ガーゼで首の上まで縛り上げていました。目撃者の話によると、大隊長の張君は、足で蹴ったりして骨折させて、無理やり手を首の上までねじり上げたそうです。

 数々の犯罪の証拠

 2010年、彼らは私達にある建物を掃除させました。この建物の中で二つの部屋だけが奇麗でした。この二つの部屋は警備室で、その他の部屋はしばらく使われていなかった為か非常に埃だらけでした。数年間使っていないように見えました。階段の左側に5平方メートルの小さな部屋があり、部屋に窓がく、壁や床に衣類などの破片が散らばっていました。これらの衣服の破片に血痕が沢山残されていました。また細長く狭い椅子があり、その上に使われサビが付いた手錠が置かれていました。椅子にも沢山の血痕が付いていました。そのほかにもいろいろと奇妙な施設があって、普通の部屋ではないとはっきり分かりました。この十数年、ここで多くの法輪功修煉者が尊い命を落としました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/4/8/271845.html)
 
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