天津市:中国の直轄市で起きた大規模な不当連行
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 【明慧日本2013年5月28日】天津市の国保(国家安全保衛)大隊は今年2月23日、地元の各派出所と結託し、多数の警官を動員して18人もの法輪功修煉者を連行し、迫害した。
 
 現在、一時勾留を受けていた被害者のほとんどが釈放されたが、残り3人の薄傑さん・姚紅梅さんは紅橋区留置場へ、李玉剛さん(薄傑さんの夫)は国安局で拘留されているという。
 
 薄さんは2011年に法輪功を修煉するまでは、リューマチ・頸椎病・婦人病を患って骨格の変形と四肢硬直に至り、自力生活ができないほど苦しんでいた。修煉を始めた後、病院通いがなくなり心身ともに回復した。それ以来、薄さんは、「真・善・忍」を実践することで世の中の崩壊した道徳を回復することができると固く信じ、修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさ、中共に迫害されている実態を人々に伝えていた。
 
 去年5月頃、薄さんは警官に捕まり、15日間の勾留を強いられた。それは法輪功を学び続けていることを罪として問われたうえ、国安局に勤めていた夫・李さんにも影響を及ぼした。その後、李さんは法輪功を誹謗中傷する書類を作成するよう強要されたが、すべて拒否した。しかし減給され、左遷され、無断で解雇された。
 
 現在、薄さんは施設での迫害により、体に障害をもたらし、命にかかわる低血糖の症状が出ているという。
 
 そのほかに地元の修煉者・馬健さんは3月19日、強制連行に遭い、河北省留置場で拘禁されている。馬さんは会社の財務部のマネジャーとして仕事をこなし、「真・善・忍」の信条にしたがって、ふだんから善良で勤勉・誠実・温厚な人柄で周囲の誰もが認める良い人であった。
 
 馬さんは2000年から今までに数回にわたって拘禁されていたことで、前後6年6ヵ月もの獄中生活を強いられた。拘禁中、日々殴る蹴るの暴行や長期間、手枷足枷をつけられる拷問などで壮絶な迫害を受けていた。また迫害に抗議するための断食のため、やつれて見る影もなく、声が口から出さなくなるまで衰弱し、骨と皮ばかりに痩せこけたことがあった。
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/5/15/274113.html)
 
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