酷暑の北京市 法輪功修煉者が独房で拷問される
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 【明慧日本2013年9月7日】北京市の前進刑務所第9分区の警官および囚人は様々な方法を使って法輪功修煉者・李小栢さんを苦しめている。今の北京は酷暑の時期で、李さんは約10㎡の「独房」に監禁されて拷問を受け、寝ることも許されず、洗脳されるなどの苦痛を与えられている。

 2013年2月5日、李さんは不当に懲役3年の判決を下され、強引に前進刑務所に連行された。李さんは中共(中国共産党)に迫害に抗議して絶食絶飲した。前進刑務所に入ってから1年間絶食したため、体はとても衰弱した。

酷刑演示:手铐脚镣
拷問の実演:手かせ足かせ

 警官は毎日、李さんに手錠と足かせをつけて、2回強制的に200m先にある医務室まで歩かせ、強引に食べ物を飲み込ませた。「独房」に帰ると、李さんは高さ30cmの小さい腰掛けに座らされて、腰をまっすぐに伸ばして、両ひざの上に手を置き、目線は前方を強要される。ほぼ毎日この姿勢で17時間、4人の受刑者に監視され、座らされる。夜10時を過ぎると3人の夜勤に相当する囚人に大声で騒がれ、李さんは睡眠を妨害される。朝5時には起こされ再び、小さい腰掛けに座らされる。

 李さんはこのような深刻な拷問を加えられ、心身共に苦しみを受けた。彼らの目的はいわゆる「過ちを悔い改める文章」を書かせることだ。書かなければ、各種の方法で迫害する。毎日のように「話し合いをする」と称して夜中の3時まで話して、5時に起こすという。このように「徹夜させる」方法で人間を生理的限界に追いやり、昼間は中共が洗脳する目的で作った法輪功を中傷するビデオを繰り返し見せている。もし疲れを顔に出すと、囚人に侮辱され、ののしられ、叩かれたりする。

 前進刑務所では、拘禁者が洗顔をしたりトイレに行ったりすることも、厳しくコントロールしている。

 真相を覆い隠すため、警官は囚人に「独房」の状況について口止めをしている。約10㎡の独房のドアは常に閉められており、李さんを見張る囚人達すら耐え切れず、次から次へと交替を要求したり、口実を作って出たりしている。これにより、李さんが苦しんでいる状況が容易に想像できるだろう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/8/29/278806.html)
 
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