楊明月さん |
【明慧日本2014年2月21日】黒竜江省の大興安嶺(だいこうあんれい)地区のジャグダチ公安支局・国保(国家安全保衛)大隊の警官は昨年10月21日、暖房の修理業者を装って、法輪功修煉者・楊明月さん(60)の家のドアを叩き、不法に侵入した。警官らは楊さんを不当に連行して家宅捜索を行い、預金10万元の通帳と現金を没収した。 楊さんはより良い人になるよう日々努力を続け、修煉者の基準で自分に要求し、自分の母親と姑が亡くなるまで世話をしていた。楊さんは従業員も大切に扱っていた。しかし、楊さんは今年の正月には、ジャグダチ留置場に拘禁され、家族との団欒もできなかった。しかも、警官は楊さんの夫に「お前の家の10万元は法輪功のための資金だろう。それでは、お前は『隠避罪』を犯したことになる。俺たちはお前をいつでも逮捕できるぞ」と脅迫した。 |
1999年に楊さんは法輪功を学び始めた。それ以前に、娘が精神疾患を患い、いろいろな病院を訪ねたが効果はなかった。楊さんが法輪功を学んだことで娘も恩恵を受け、知らないうちに病気は治り、一家は幸せに暮らせた。
その後、楊さんは加工工場を経営し、従業員に対して親切に接し、困難がある従業員に援助し続けた。従業員たちはいつも楊さんのことを「うちの社長はとてもいい人です。私たちは社長を信じています」と言っていた。
しかし、楊さんは法輪功を学んでいるという理由で、2003年にジャグダチ紅旗派出所の警官に連行されたことがある。
昨年10月21日の夜7時頃、ジャグダチ公安支局の警官ら7人は、暖房の修理業者を装い、楊さんの自宅に押し入って家宅捜索を行い、パソコンやプリンタ、預金10万元の通帳と現金などを没収し、楊さんと夫(修煉者ではない)、家に訪ねてきた義理の兄3人を連行した。夫はジャグダチ留置場に10数日間拘留されたあと解放された。
それから、警官は楊さんに罪を着せるため、没収した10万元を「法輪功の資金だ」と言った。
現在、楊さんは留置場に3カ月以上拘禁され、中国人の伝統的なお正月にも解放されなかった。警官の脅迫を受けた家族は、楊さんの解放を求めたくても中共(中国共産党)当局を恐れて言えなかったという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)