遼寧省:迫害され重傷の法輪功修煉者 治療を許されず
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 【明慧日本2014年6月19日】遼寧省東港市の法輪功修煉者・滕秀玲さんは昨年6月25日、丹東市公安局国保(国家安全保衛)大隊と元宝区公安分局の警官数人に暴行され、連行された。その後、留置場で3カ月間迫害されて健康状態が悪化した滕さんは、市裁判所に秘密裏に3年6カ月の実刑判決を下され、強行に瀋陽市女子刑務所に送り込まれた。

 昨年6月25日の昼、滕さんは家族と一緒にデパートで買いものをしていた時、証明の提示もない警官にエスカレーターから無理やり外に引っ張られた。滕さんは靴がなくなり、体が傷だらけになったが、警官は滕さんを連行しようとした。滕さんの妹や姪を警官の行為を阻止したが、暴行された。

 あまりの恐怖で滕さんは痙攣を起こし、言葉が出なくなったが、警官に車に押し込まれ、病院で強制的に健康診断をされた後、丹東市公安局で尋問を受けた。

 同日の午後、意識がはっきりしない滕さんに逮捕状が出され、滕さんは丹東市留置場に送られた。

 昨年10月15日午後、留置場側が「面会に来い」と、滕さんの家族に通知した。滕さんの夫が留置場に行ったとき、警官から手紙を受け取った。しかし、その手紙は滕さんが書いた物ではなかった。手紙に「(滕さんが)7月1日から話すことができなくなったのは、受刑者の自殺が原因です。留置場の警官に感謝してください」などと書いてあった。しかし、今年3月7日、夫は刑務所で滕さんと面会したとき、滕さんは震えている手で一生懸命に身振り手振りで、留置場で迫害され救急処置を受けたことを夫に教えた。

 昨年9月16日、東港市裁判所は開廷せず、家族に通知もせず、滕さんに懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡した。9月22日、裁判所の関係者が留置場へ行き、滕さんにサインを求めた。判決書を見て、滕さんは痙攣を起こしたが、裁判所の人に手を持たれて強制的にサインをさせられた。

 そして、昨年12月中旬、家族は弁護士を雇った。

 今年2月20日、弁護士と滕さんの妹と一緒に刑務所に行き、滕さんと面会をしようとしたが、拒否された。そして、2人は刑務所のある警官と話をした。その警官の話から、刑務所で滕さんがずっと薬物を飲まされていることを知った。妹は警官に薬物の名前を聞いたが、教えてもらえなかった。

 弁護士は家族から依頼され、滕さんが治療のため一時出所できるよう、何度も刑務所に足を運んだが、面会さえ許されなかった。

 現在、重い病状の滕さんは、刑務所の病院に入れられているという。

酷刑演示:拳打脚踢
拷問の実演:殴打される
酷刑演示:拖拽
拷問の実演:体を強く引っ張られる

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/2/292908.html)
 
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