甘粛省の女性 刑務所で迫害され言語障害に(写真)
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 【明慧日本2014年7月5日】甘粛省蘭州(らんしゅう)市の法輪功修煉・劉菀秋さん(58歳女性)は2011年7月、故郷の陝西(せんせい)省西安市で不当に連行された。その後、劉さんは裁判所に懲役3年の実刑判決を宣告され、同省女子刑務所に拘禁された。

 劉さんの一人娘は、劉さんが連行されてから1度だけ面会ができた。面会のとき、劉さんは震えている手で手話をしながら、一生懸命に会話をしようとしていたが、ろれつが回らず、話がよく伝わらなかったという。

 劉さんは蘭州市西固区の石油化学会社の元従業員。劉さんは、1999年まで多くの気功を学んでいたが病気は一つも治らなかった。ある日、偶然にも法輪功と出会い、学び始めた。その1カ月後、患っていた病気がいつの間にか消え、食欲も出てきて、性格も良くなった。

 しかし1999年7.20、中共は法輪功に対する迫害を開始した。劉さんは法輪功を学んでいるとの理由で、2002年に労働教養処分を宣告された。2004年、蘭州市洗脳班に送られて4年間拘禁された。洗脳班で劉さんは詳細不明な薬物を注射され、危篤に陥ったことがある。劉さんは離婚して1人で娘を育てているが、拘禁中は娘の世話をする人がいなかったという。

酷刑演示:打毒针(绘画)
拷問のイメージ図:詳細不明な薬物を注射される

 2011年7月19日、劉さんは故郷の西安市で法輪功のチラシを配った際、中国共産党の法輪功への誹謗中傷宣伝を信じている人に通報され、雁塔(がんとう)区派出所の警官により不当に連行され、関連情報を吐かせることを強要され拷問を受けた。劉さんの娘は劉さんと連絡が取れなくなったため、西安市に駆けつけたが、劉さんはすでに市第二留置場に拘禁されていた。娘が留置場へ行き、劉さんとの面会を求めたが、許されなかった。

 

 約1年後、裁判所は家族に通知せず、秘密裏に劉さんに懲役3年の実刑判決を言渡した。

 2013年、娘は劉さんが女子刑務所に拘禁されていることを知り、刑務所へ行って面会を求め、2年ぶりに会えたが、劉さんの変貌に驚いた。劉さんは痩せこけ、髪全体が白髪になり、話すこともできなかった。刑務所で警官の指示を受けた麻薬犯が劉さんを暴行し、劉さんは一時脳障害を起こしたため、言語障害になったという。

 その後、娘は一度も劉さんと面会できず、劉さんのことをとても心配している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/17/293588.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/6/28/1822.html)
 
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