遼寧省:瀋陽市留置場 修煉者と面会希望の弁護士を妨害
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 【明慧日本2014年7月7日】遼寧省瀋陽市の私服警官は今年5月、黒竜江省ハルビン市の法輪功修煉者・金龍さん、韓静さん、劉裕晗さんを連行し、留置場に移送した。その後家族たちは、3人のために弁護士を依頼した。弁護士は3人に面会するため、7回も留置場に行ったが、警官に妨害され1度も会えなかった。

 今年5月17日午後1時過ぎ、瀋陽市の私服警官10数人は金さんの家を家宅捜査し、法輪功の関連書籍、パソコン、戸籍簿、結婚証明書、運転免許証などの私物を没収し、金さんを連行した。しかも警官は、金さんの隣人に没収した物のリストに署名をさせ、「自分たちは麻薬犯を捕まえている」と見物人たちに言った。同時刻に韓さんと劉さんも連行された。

 実は金さんと韓さんが連行された本当の理由は、昨年連行された法輪功修煉者の親友のために弁護士を依頼したことで、劉さんが連行された理由は劉金霞さんの妹であることだった。

 昨年3月20日午後4時頃、ハルビン市の法輪功修煉者・傅輝さんと劉金霞さんは瀋陽市へ出かけたとき、瀋陽駅を出たところで私服警官に連行され拘禁された。その後、瀋陽市大東区公安分局の国保大隊の警官はいわゆる「証拠」を得るために、傅さんに自白を強要した。傅さんは鉄の椅子に座らされ、平手打ちをされ、冷水を浴びせられ、スタンガンで陰部、太ももに電気ショックを加えられるなどの拷問を受けた。傅さんの母親は拷問を受けて顔が変形した愛娘の写真を見て、悲しみと辛さで泣き崩れた。

 その後、金さんと韓さんはしばしば傅さんの家を訪問し、傅さんの母親を慰めていた。2人はまた、母親に協力して傅さんのために弁護士を雇った。

 5月22日午後、金さんと韓さんの家族は瀋河分局に行き、金さんと韓さんの件を聞いたが、警官に「市国保大隊と刑警隊の警官の行動で、俺たちと関係ない」と言われた。

 その後、家族は市国保大隊に行き、国保大隊の警官に会うことを求めた。国保大隊の警官・王に家族は韓さんの拘留状を見せたが、王に「拘留状沈河分局の印鑑が押しているから、沈河分局に行きなさい」と言われた。家族はすぐに「拘留する理由は何ですか」と聞くと、王は「俺はよく知らない。刑警隊の警官が捕まえに行ったから」とはっきり言わなかった。そして、家族は瀋河分局に行き、拘留状の印鑑のことを話したが、警官は「市公安局の命令で印鑑を押しただけだ。これから、3人を瀋河裁判所で起訴するつもりじゃないか」と話した。

 5月23日午後、家族は弁護士と一緒に留置場に行き、3人との面会を求めたが、「尋問中だから面会ができない」と言われた。その後、5月26日午前と午後、5月30日午前、6月9日午前と午後、6月10日午後の6回、家族と弁護士が留置場に行き、面会を求めたが、同じ理由で拒否された。

 6月10日午後、面会を拒否された弁護士と家族は沈河区国保大隊に行き、副隊長の部屋に入った。弁護士は部屋にいる人に「副隊長ですか」と聞くと、「教えることはできない。教えれば海外からの電話がかかってくるからだ」と言った。弁護士は金さんの件を聞いたが、彼は「俺は知らない」と、どこかに電話をかけた後、「金の案件がある。でも案件の担当者が出張中だ。これから、俺がお前たちに連絡をする。家で待ちなさい」と言った。

 

 しかしその後、20日以上も過ぎたのに、何の連絡が来なかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/19/293670.html)
 
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