上海市:刑務所に不当拘禁の会社社長 1年間嘔吐続く
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 【明慧日本2014年7月14日】上海市の運送会社の社長である法輪功修煉者・龐(ほう)光文さんは昨年、懲役5年の実刑判決を宣告され、提藍橋刑務所に拘禁されたあと、嘔吐が始まった。1年近く拘禁された龐さんは、今なお嘔吐が続いているため、家族は龐さんのことをとても心配している。なぜなら、龐さんと同時に不当連行され、同時に実刑判決を宣告された趙斌さんは、提藍橋刑務所に拘禁されてから46日間で迫害により死亡したからである。

 龐さんは2012年4月27日夜、三灶鎮光明村にある会社の寮で、従業員の趙さんとともに長寧区江蘇路派出所と三灶鎮(さんぞうちん)派出所の警官に連行された。その後、龐さんは解放されたが、昨年7月8日に再度連行された。

 昨年7月11日、上海市長寧区裁判所は龐さんと趙さんに対して不正裁判を開廷した。法廷で弁護士は法律に基づき、2人の無罪を弁護し、龐さんと趙さんも自己弁護をしたが、龐さんは懲役5年、趙さんは4年の実刑判決を宣告された。9月3日に2人は提藍橋刑務所に拘禁されたが、10月19日に趙さんは死亡したという。享年58歳。

 一方、龐さんは刑務所に拘禁された翌日から嘔吐が始まり、何を食べても吐くという症状が現れた。かつて、提藍橋刑務所に拘禁されて死亡した法輪功修煉者・馬新星さん、志雲さんも、龐さんと同じ症状だった。馬さんと志さんは以前、食事に毒物を混入されたという。家族は昨年9月27日、刑務所へ行き、龐さんの症状を訴えた。そのため、その日の午後に龐さんはやっと刑務所総合病院に搬送され、応急手当を受けた。妻は龐さんに対する治療計画を見せるようにと強く求めたが、返事はなかったという。

 今年2月、龐さんは南匯(なんわい)刑務所(持病を持つ人、障害者、年配者を拘禁する刑務所)第6監区に移送された。家族が龐さんと面会したとき、必ず4人以上の警官が同伴して会話を聞いていた。

 4月25日、龐さんの兄弟が山東省から訪れて面会した際、龐さんの目の周りのクマが酷かったという。

 5月28日、家族が再び龐さんと面会しようとしたとき、龐さんは15日に刑務所総合病院に入院していたことを知った。龐さんの顔色は青白くて体重は54キロしかなく、1カ月前よりも5キロ痩せてしまったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/27/293996.html)
 
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