上海市:57歳女性に不正裁判
■ 印刷版
 

 【明慧日本2014年6月21日】上海市の静安区法院(裁判所)は、今月12日に法輪功修煉者・範麗敏さん(57歳女性)に対して不正裁判を開廷した。法廷中、法輪功について発言されることを恐れ、範さんと弁護士に弁論の時間を与えなかったという。

 範さんは昨年8月26日、地元公安局の国保(国家安全保衛)大隊の警官に不当に連行された。国保側は事実をねつ造し、同年の11月25日に範さんを上海市静安区法院に起訴した。期間中、家族は2回弁護士を雇ったが、弁護士は圧力で弁護を辞退したという。

 開廷の当日、法院周囲は厳重な警備となった。家族の6枚の傍聴証も直前になって2枚まで減らされた。そのため、範さんの親族の多くは傍聴できなかった。また、範さんの夫と娘は傍聴することを禁じられ、法院の外で閉廷まで監視された。

 法廷で、範さんの弁護士は範さんになぜ煉功するのか、連行された経緯を尋ねたが、裁判長に発言を阻止されたという。

 一方、検察がねつ造した証拠を提出し、範さんの弁護士は無効だと指摘した。

 裁判は何も結果が出ないまま閉廷し、後日再審することになった。

 範さんはかつて座骨神経痛、高血圧を患っていたが、法輪功を修煉してから完治した。また、「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指している。

 範さんは2000年旧正月の大晦日に上京して陳情した。途中で阻止され、1年間の労働教養処分に処せられた。

 昨年8月26日の午前中、範さんは自宅で不当に連行され、家財を没収された。一方、私服警官らは証明書を一切提示しなかったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/15/293489.html)
 
関連文章