四川省の農婦 不正裁判を受ける
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 【明慧日本2014年8月4日】四川省瀘県の裁判所は6月24日、法輪功学習者・易群仁さん(50代女性)に対して不当に裁判を行った。法廷で弁護士は易さんの無罪を主張した。

 昨年11月1日午前10時頃、瀘県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、奇峰派出所の警官と大江村の共産党委員会のメンバー10数人が突然、易さんの自宅に押し入り、パソコン、プリンタ、携帯電話、法輪功の関連書籍などの私財を没収し、畑で農作業をしていた易さんを拘束した。その後、易さんは瀘州納渓留置場に移送された。

  裁判で易さんは「私は法輪功の修煉によって心身ともに元気になり、多くの恩恵を受けました。法輪功を学ぶことは間違いではありません。同席の裁判官の皆さんは、持っている権力で法律を破壊しないでください。私は犯罪者ではないので、帰宅させてください。自由を返してください」と陳述した。

 また、「私は留置場で拘禁されて数日後、県国保大隊の大隊長にある紙を渡されました。彼は『あなたも年でしょう。早く家に帰りたいなら、ここに書いてある通り自白しなさい』と私に言いました。私は従わなかったため、彼に3時間ほど怒鳴られました。彼はまた、『おまでには10歳の子供がいるな。俺の言うことを聞かないと、これから毎日、お前の家で騒いでやる。お前の息子が勉強できないようにして無能な人間にしてやる』と私を脅迫しました」と証言した。

 弁護士も「我が国は、法輪功に対して法律・行政で干渉や禁止する法規を公布していません。我が国の刑法・法律は法輪功を学ぶことが犯罪であると規定していません。憲法に国民の言論の自由を認める規定があり、易さんの行為は言論の自由の範囲に属し、法輪功の資料を人に渡すことは無実です」と弁護した。

 しかし、当日に裁判の結果は出ず、裁判長は後日宣告すると言って閉廷させた。当日、法廷には弁護士1人と家族2人しか入れず、傍聴席には警官や私服警官ばかり埋まっていた。さらに、裁判所の前では、各郷、鎮のリーダーが来ており、自分の郷、鎮の住民を見つけると、傍聴、声援してはならず、帰るように勧めた。警官も厳重警戒をしていた。

 瀘県裁判所は他の法輪功学習者に対しても秘密裏に開廷し、無実の罪を着せて判決を下している。4月25日、奇峰鎮の法輪功学習者・程洪州さん(70代)は同裁判所で秘密裏に開廷され、実刑判決を言い渡され、刑務所に送り込まれた。学習者・楊春蓉さんも同様に秘密裏に開廷され、判決を下されて刑務所に送られたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/16/294769.html)
 
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