【明慧日本2014年11年30日】黒竜江省ハルビン市の法輪功学習者・劉占海さんの家族は11月18日、派出所から知らせを受け、瀋陽市で不当に拘禁されている劉さんに脳血栓の症状が現れ、重体になったため、すぐ迎えに来るようにと言われた。
親族は20日午前、瀋陽市第一刑務所に駆けつけたが、面会が許されたのは劉さんの妻一人だった。面会当時の劉さんは歩いたり座ったりする際に人の助けがいる状態だった。
刑務所の警官は劉さんが拘禁されてから10日間あまり、人と会話させず、食事もさせなかったという。面会の時、劉さんは一言も言わず、意識がはっきりしているかどうかも判断できなかった。
警官らは責任を逃れるため、劉さんの妻に、夫に何かあっても刑務所とは関係がない、と記載した書類にサインを要求した。劉さんの妻はサインを拒否し、さらに夫は以前脳血栓を患ったことがあるが、法輪功を学んでから完治した。しかし、拘禁されてから再発したため、すべての責任を刑務所側が負うべきだと追及した。
瀋陽市国保大隊の警官は昨年3月20日、21日に瀋陽駅と夏芳園公園で法輪功学習者10数人を不当に連行した。これらの学習者が朝、法輪功の動作をした可能性があるからだという。市大東区国保大隊の警官はそれらの学習者13人を拷問し、趙淑雲さん(60代)は迫害で精神異常となった。
大東区裁判所は今年4月15、16日に学習者10数人に対して裁判を行った。劉占海さん、武秋彦さんはそれぞれ懲役4年と2年の判決を宣告された。
情報筋によると、劉さんは判決を受けてから、上訴を要求したが、裁判所側に却下されたという。
また、武さんは6月に刑務所に移送される前、脳出血症状が現れたにもかかわらず、刑務所に送られた。現在、武さんは極度に痩せ、話もはっきりできない状態で、家族と面会する時も警官2人と受刑者2人に監視されるという。