河北省:不当裁判に直面する女性 息子が母の解放求める
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 【明慧日本2014123日】河北省石家荘市(せっかそうし)の法輪功学習者・田淑梅さんは昨年124日、長豊路派出所の警官に自宅から連行され、石家荘第二留置場に拘禁された。最近、家族は長安区裁判所から「田淑梅の裁判を実施する」という通知を受けた。

 田さんがこの1年間拘禁されている間、家族、親戚、友人が何度も田さんの解放を求めに行ったが、長安区検察院は何度も田さんの案件を区公安分局に差し戻した。田さんの弁護士も書面や口頭の形で田さんの案件の担当警官に「田さんはいかなる法律にも違反していない、田さんを釈放してください」と要求した。しかし、警官は「田淑梅は派出所内で法輪功の功法を練習し、何の反省もしなかった」という理由で田さんの解放を拒否した。

 田さんは河北省滄州地区の出身で、幼いころから病気ばかりしていた。1997年法輪功に出会って、法輪功を学び始めた田さんは徐々に健康になり、寛大な心も持つようになった。

 しかし、2007年のある日突然、田さんの夫は交通事故で亡くなった。息子がまた9歳で、義理の両親は年をとって病気を患い、田さん自身も仕事がなく収入がなかった。それで、親戚たちは田さんに「早く嫁に行って、あの家から出なさい」と勧めたが、田さんは法輪功の教えの「他人のことを優先に考える」を心に刻んで、逃げなかった。それから、田さんは一家の大黒柱になり、息子、義理の両親の面倒を見ながら、仕事もしていた。

 しかし、田さんは拘禁された。義理の両親は田さんのことをとても心配して悲しみ、息子は司法関係部門に母親の解放を求める手紙を出した。

息子は「父が死んで、我が家は母に頼るしかありませんでした。母はあまり学校に通っておらず職人でもなく、体を張ってアルバイトをして、毎月数百元の給料で、私を育てました。とても善良な母のことを知っている人たちはいつも、母に仕事を紹介してくれて、私たちは何とか生きて来られました」。「しかし、母は拘禁されて、我が家の生活が成り立たなくなりました。祖母と祖父は救済に頼っていて、苦しい生活をしていますが、私は一文もなく、これからどうすればよいでしょうか。私は本当に窮地に立たされています」。「中学生の私は自立生活ができません。ここで、心から司法部門の方々にお願いしたいのです。どうか、私の母を解放してください。永遠に父を失った私に、母と一緒にいさせてください」という心の叫びを手紙に書いたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/9/300068.html)
 
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