明慧法会|大法はみんなの支持を得た(一)
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文/中国東北地方の大法弟子 雲真

  【明慧日本2014年12月14日】(次の文へ

  夢をかなえた

   私は1996年5月に家族の紹介で大法に出会い、とても嬉しく思っています。初めて『轉法輪』を見た時、見ているうちに寝てしまったのですが、寝ているうちに私は自分が巨大な船のへりに座っている夢を見ました。両足を船べりに垂らしながら、下を見た時、思わず驚いてしまいました。その船は摩天楼のような高さで、下に見える海水は黒く深い淵のようだったからです。また一度は師父が遠くからやって来られた夢を見ました。窓越しにお立ちになり黙って私を見ておられました。それから西の方に向けてふわりふわりと去って行かれました。

   あの頃、私はまだ「修煉する」という考えはなく、師父が説かれた「修煉者の体に法輪を植え付ける」事もよく理解していませんでした。しかし、師父はすでに、私のために身体を調整してくださいました。本を読んだ後に体の具合が非常によくなったのです。約1カ月後、ある日私がベッドに横になっていると、急にお腹の中で何かが回転して、私の体を揺り動かしているのを感じました。私はすぐに飛び起きて『轉法輪』を持ってきて、「何ということだ、これは本当だ、信じるしかない! これは本当に佛が降誕なさったのではないか?」と、心の中で叫びました。

  修煉を始めて少し経った頃、一度夢の中で私はごった返した車内にいました。師父は白い中国服に身を包み私の前にやってこられると、私を牽引車へ連れていかれ、試しに私にその汽車の運転をさせられました。「私は汽車を運転できません」と師父を見ながら緊張して言うと、「それなら軌道の上を運転してください」 とおっしゃいました。私が顔を上げて見てみると、前方はどこまでも果てしない路で、空に通じているかのようでした。「大法の軌道に沿って歩めば、家に着くことができる」ということを、後になって悟りました。

  初期の修煉は精進し、まじめに学法し、法を写しました。私が『轉法輪』第5講の途中まで書き写した時、邪悪な迫害が始まりました。1999年7.20、この宇宙で最も暗黒な日に、中華の大地でのこの上なくすさまじい正邪の大戦が始まったのです。

 「7.20」以降、反迫害のあらゆるプロジェクトはみな邪悪の迫害の目に見えない巨大なプレッシャーの下でまっすぐ前進していったのです。プレッシャーが どんなに大きかろうが、協調をとる同修が私に何かをさせようとした時は、「できます!」と私は言いました。これが師父の按排だとわかっていました。どうして師父に「できません」と言えましょうか?

  私の話は理にかなっていると警察は言った

  何年か前に大規模な連行事件があり、私も連行されました。早朝に警官たちが家に侵入して来たとき、老人は無防備に扉を開けました。連行しに来た時、私はまだ寝巻のままでしたが、2人の警官は私の口にテープを巻き付けようとして、黒いカバーを頭にかぶせました。私は全力を尽くして刃向い警官の足を踏んだとき、「いいか、お前は私を蹴ろうとした、痛い目にあわせてやる!」と、その警官は言いました。私の必死の抵抗で、あっけにとられてぽかんとしていた親が私のために持ってきた長ズボンを私が穿くことを警官たちは許可しましたが、上半身はやはり寝巻のままでした。

  私は怖いと思いませんでしたが、「この警官たちに業を作らせるわけにはいかない」と心の中で考えていたので、「あなたたちに教えますが、昔から『僧侶を 殴ったり罵ったりする者に良い報いはない』という言い伝えがあります」と、その警官たちに忠告しました。この話は本当に良かったらしく、その警官たちの態度がほどなくして変わりました。

  交番に着くと鉄の椅子の上から私に手錠をかけました。私は一刻も無駄にせず交番の中にいた4人の警官に真相を伝えました。「大法を重んじる事の素晴らしさは、病気治療と健康保持に不思議な効き目があるばかりでなく、みんなの道徳水準を向上させる事ができます。良い人間になり、より良い人間になるので、短い 7年間で法輪功修煉者はすでに億を数えるほどに達しました。中国共産党が樹立して70数年になりますが、共産党員は6千万だけです。江沢民が勝手に一人で修煉者がとても多い事を嫉妬して法輪功を恐れ、中国共産党の指導層の他の人の反対を押し切ってこの邪悪な迫害を始めました」と伝え、「いわゆる『天安門焼身自殺』は人を騙してまったくの偽物を作り上げて宣伝し、群衆をそそのかして法輪功修煉者に恨みを抱かせました。大法は国際社会でも名が知られています」 と4人の警官に教えました。

 捕まって朝交番に入れられてからずっと10時過ぎまで真相を伝えました。4人の警官の、因果応報を信じない無神論の思想を打破するため、現地のある人が文化大革命の時に中共の話を聞いて、率先して鍬を使って地元の寺を取り壊してしまった人はそれからというもの砲弾で目が見えなくなり、ほとんど盲目です。後になって寺を壊したことで因果応報に遭ったということがこの人にはわかったので、罪を償うためにいろいろな所で自分に罰が当たった事を人に話し、神佛を信じないことがないよう、このような愚かな事はやめるようにと人に訴えました。その人は「目が見えない人」というあだ名で呼ばれており、たくさんの地元のお年寄りはその人の話をみんな知っています。

 「文革の時に共産邪党は紅衛兵を人をぶつた めの急先鋒として使い、次の世代の成長盛りの若者を害しました。大法を修煉し佛道を修める徳の高い人を迫害し、またあなたたち警官に正義のためと称して戦 わせるのです。中共と共にこれまで良い人間を迫害した人は、どこに良い結末があるかを考えるべきです。因果応報以外にないのではないでしょうか? 小さい時から受け入れてきた『無神論』の教育を、あなたたちは真理だと思っていますが、地球上には多くの国があり、かつて中国共産党がコントロールした東ヨーロッパとソ連も含まれていますが、これらの国の人民はほとんどの人が信仰をもち、神様を信心しています。中国共産党だけが人の思想を厳格に制限し、神佛を信じることを禁じているのです。法輪大法を信じているこんなにも膨大な人たちがみな愚かだとあなたたちは思っていますが、あなたたちのような無神論者が聡明なのですか? あなたたちは国内では傲慢ですが、中国の国境を出た時、中共の一員だとあなたが言えば、それによってバカにされるということをあなたは発見するでしょう。今は外国に行った留学生はみな中国共産党に入っていることを認めず、国が派遣する団体や学者も全部、自分が共産党員であることを認めていません。それによってバカにされ信用されないからです」と、私は言いました。

  続いて「『共産党についての九つの論評』の本が発表され、中国人は覚醒し、脱党の勢いが広がり、現在すでに億を数えるほどの中国人が「三退」しました。実際に数限りない歴史の教訓が証明しており、中共と一緒に歩いて行けば他人を害し自分をも害する道を歩むことになり、それは地獄に向かって行くことです」と私は4人の警官に紹介しました。

  最後に「あなたたちは法の執行官として、目の前の事件が冤罪事件で自分が情勢をひっくり返す力もないと気づいた時、法を執行する時にひそかに濡れ衣を着せ られた良い人間を保護するべきで、こうすることで自身の良心に申し訳が立つのです。こうすることで天の助けを得ることができるのです」と教えました。

 私が絶え間なく話している間、4人の警官は静かに聞き、そのうち1人の警官が他の警官に、「彼女の話はまったく道理がある」と言いました。

  4人の警官は記録しなければならなかったので、「私は『法輪大法は素晴らしい』と答える以外、どんな質問にも答えませんでした」と私は言いました。4人の警官はすべての質問の後に「法輪大法は素晴らしい」と書き、「あなたが署名できないと知っていたので、署名しませんでした」と最後に言いました。

 道中「天が中共を滅ぼす」と声高らかに叫ぶ

 この4人の警官は私を不当に市の留置場に連行し、そのうち2人は私服でした。途中でまず私を病院に送り身体検査をしました。病院の入り口で降りた時、私は手錠をかけられていましたが、にぎやかな通りや人の群れの中で直接人々に真相を伝えたくなりました。普段は安全を考えて真相を伝えられなかったのですが、 しかし現在は捕まったのですから、もう何も恐くなくなりました。「私はスローガンを叫びます。私は無実なのに捕まったので、抗議します。あなたたちに対してではありませんから、あなたたちは誰も私を止めないでください」と、私はそばにいた警官に言いました。この言葉は警官たちを落ち着かせ、警官たちは私に手を出しませんでしたが、「もし、あいさつをしなかったら、叫んだとたん、警官たちは条件反射のように私をぶち始め、私の抗議を止めただろう」と思いまし た。この点はとても重要です。私の話の最後まで警官たちは反応しなかったので、「共産党は最低です。天が中共を滅ぼしますので、脱党すれば命が助かります」と、私は通行人に声高らかに叫びました。「法輪大法は素晴らしい!」と、私が何度も声高らかに叫ぶと、通行人はみな立ち止まり、大目をむいて私を見つめ、大きな衝撃を受けていました。

 傍にいた警官は驚いて度を失いましたが、警官はすでに真相を聞いていたので、罰が当たるのを怖がり、私を殴るのをはばかり、私を引っ張って道を急ぎました。病院の中でも、病院を出ても私は叫んだので、その4人の警官は緊張しながらも敬意を示し「いいですか、そんな言葉を叫んではだめです。あなたは生きたくないのですか?」と、私に言いました。なぜなら大法弟子以外、中国大陸の大通りで「共産党は滅亡しなければならない」と誰が叫びますか? そして私はやめるどころか、継続して連呼しました。

 数千人を拘束している市の留置場のビルの前に到着しました。この邪悪な場所でかつて多くの大法弟子が迫害され身体障害者になったり死亡したことを私は知っていました。ホールの中には多くの常人がいろいろな手続きのために待っており、100メートル以上の長い廊下には十数メートルおきに警官が座っていました。傍にいた警官が「ここでもあなたは叫ぶのですか?」と、小さい声で私に尋ねました。「共産党は滅亡しなければならない……」と、私は叫び始めました。「いいですか、叫ばないで、これ以上叫んだら私は本当に手を出します」と、その警官は驚いてすぐに言いました。「あなたには関係ありませんから、あなたは口を出さないで!」と、私は言いました。私は叫びながら長い廊下を歩いて行くと、ホールの中の人や座っていた警官はみなショックを受けて見ていて、ある人が「法輪功だ……」とささやくのを聞きました。 1人の警官が私に向かってちょっと笑ったのを見ましたが、賛成の意味か敬服したのかわかりませんでした。

  私を連行した警官は帰らなければならなかったので、「あなたたちが私を連行してここへ来たのは、これはあなたたちの決定ではないので、私はあなたたちに対して憤慨していません。ですが、これからあなたたちが真相を伝える大法弟子に会った時、決して大法弟子たちを捕まえてはいけません、大法弟子たちはいつも人を救っているのですから」と、私はすでに真相を伝えた警官たちに言いました。私をやっつけなければならないはずだったその警官は「私は大丈夫ですが、 あなたはやはり今のうちに自分の事をもっと考えてくださいよ。あなたの事が心配です」と、意気消沈しながら言いました。

  「共産党は滅亡しなければならない」と声高らかに叫びながら私は監視室に入って行きました。昼寝をしていた拘禁中の人が全員、私の叫び声で起きました。監視室の中の20数人が呆然と私を見ていました。それから私は自己紹介をして20数人に大法と脱党の真相について10数分間説明しました。私が話し終わる と、20数人は熱狂的な拍手で迎え、「手に汗握る話だ」と言いました。

  「私はここで監禁されてもうすぐ3年になるが、『法輪大法は素晴らしい』と叫ぶのは聞いたことがあるが、『共産党は滅亡しなければならない』と絶叫するのは聞いたことがない、しかも警察の目の前で叫ぶなんて! あなたが叫ぶのが聞こえて、外では共産党が本当に崩れたと思った。なんだ、まだ倒れていないのかと思って、失望した」と、牢名主は言いました。「共産党はすぐに崩れるから、失望しないで」と、私は言いました。

  若い女性の刑務官が私のところへ来て話をした時、刑務官はずっと礼儀正しかったので、私が刑務官に真相を伝えると、「大法が素晴らしいことはわかっている」と私に教えてくれ、私に対して他とは区別して遇してくれたので、私のせいで刑務官に困ったことをさせてはいけない、と心から願いました。「私は断食はしませんが、自分の方式でもって迫害を正し、出て行きます」と私は話しました。刑務官が手首に数珠をしているのを見つけたので、「あなたも佛に敬意を払っている人ですね。大法弟子は真に佛を修め、佛家は縁を説くので、私はどうやらここを通りかかったようです。ですから、私たちは良い縁を結びましょう」と、私は言って話は終わりましたが、私は刑務官に全然何の要請もしませんでした。

  私が監視室に帰ってきた時、刑務官が窓口まで歩いてきて「以後、この中の法輪功修煉者は囚人服を着なくてもよく、監獄内の規律を覚える必要はなく、働く事もなく、夜は監視に立たなくてもよいので、煉功できる」と、中にいる牢名主に話しました。監視室内の者は私に向かって親指を立てました。

  もう数人の同修が同じ監視室に監禁されていました。私たちは一緒に監視室の中の人を「三退」させました。私があのスローガンを叫ぶのを聞きたい、と言う人がいたので、「共産党は滅亡しなければならない! 天が中共を滅ぼす! 脱党すれば命が助かる!」と、窓口に立ち外に向かって何度も声高らかに叫びました。力強い言葉はどんな者も目を覚まさせるスローガンでした。そのため、隣の女性監視室と向かいの男性監房ビルで監禁中の人も大声で喝采しました。刑務官にも聞こえていたはずですが、距離を置いていたため、誰も私を管理しに来ませんでした。

  監視室の人は誰もが「中共が命を取り留める」事を捨て去ったと見たので、私をとても喜ばせました。どの警官も私に手を出すものはおらず、私が声高らかに叫んでいるのを聞き、不当に尋問した警官が足を踏みならして烈火のごとく怒って私を脅したこともありましたが、誰も私を殴らず、ある警官は私に向かって笑い、私が警官たちのどこかの窓口を通るたびに、いつも私に向かって親指を立てる人がいました。これはきっと警官たちが心で生死を放下した大法弟子を敬服し ているからだと思いました。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/15/299623.html)
 
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