明慧法会|大法はみんなの支持を得た(二)
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文/中国東北地方の大法弟子 雲真

 【明慧日本2014年12月23日】前の文へ

 人を募り求める者はボス、心に呼びかける者は王

 2カ月ちょっとして、私は多くの同修と一緒に邪悪極まりない洗脳班に送られました。洗脳班のボスに真相を伝えると、ボスは大法が素晴らしいことは分かっているが、今はまだ中国共産党が法輪功に無罪を与えていないので、1カ月以内に転向しなければ、私は刑務所に入れられるということでした。

 「大法が素晴らしいことがわかっているのに、悪事を働く」。これこそが「中共、つまりこの邪悪極まりない国家という機械の中で多くの人が感覚を麻痺させられている」ことを表しています。その人たちはとてもかわいそうです。なぜなら「自分が中国共産党に伴って一歩ずつ地獄の深淵ヘと進んでいる」ことが分からないからです。

 邪悟者たちは私と話したがりましたが、みな私にけんもほろろに断られたので、誰も来なくなりました。私を監視していたのはあるお姉さんでした。私がお姉さんに法輪大法の真相を伝えると、お姉さんは大法が素晴らしいことは分かっており、大法弟子に同情しているが、お姉さんがここに来たのはお金を稼ぐためで、人をぶつような事はしない、と言いました。私がおしゃべりしている時、お姉さんに神伝文化の歴史と因果応報の物語を話すと、お姉さんはセーターを編みながらとても聞きたそうにして、「こんなにたくさんの古今の物語をどうやって知ったのですか? あなたは才女ですね」と、私に言いました。洗脳班では日用品と間食を入手できるので、私が毎回お姉さんと私の部屋に来たすべての人に間食をおすそ分けしていると、「誰にでもあげる事はない。あなた自身のために取っておいて食べてください」と、お姉さんは私に言いました。

 日にちがかさむと情がわくからでしょうか、一緒に話をし始めて1カ月近く経ってから、私は刑務所に送られる事になったためにお姉さんは慌ててしまい、おちおち眠れなくなりました。怒りを抑えきれず、洗脳班のボスのところにどうすればいいのか相談しに走って行きました。

 ボスが会った大法弟子の中で私は絶賛に値する一人なので、刑務所に入るのはとても残念だ、だからボスは私のために方法を考える、と言いました。

 私は大法が素晴らしいことを実証するための真相の手紙を書いた事があるので、ボスはこの機会を借りて場当たり的な事を書いたというので、ちょっと見せてもらうと、「誰にも言うな」と言われました。「いけない、大法に偽りをもたらしてしまう」と、私は思ったので、ボスを訪ねに行きました。2回会いに行きましたが、ボスに事務室から追い出されました。3回目の時、ボスは誰もうろうろしていない部屋に私を連れて行き、私と言い合いを始めました。ボスは初め政治活動をしていたので、文化大革命の名誉回復のための言葉を覚えながら、「もしかしたら、いずれこのように法輪功の罪を晴らす事ができるかもしれないが、その頃あなたの活躍はみな刑務所の中に捨てられてしまうだろう。それで何の意味があるのか? あなたは『転向』したわけではないので、必要なものは私が書いたが、あなたは何を恐れているのか?」と言いました。

 「この言葉は『真・善・忍』の正々堂々とした真に反しています」と、私は言いました。「あなたはこんな子供のくせに! あなたたちの罪名は政権転覆罪で、過去には、みんな銃殺されてしまったのだから、あなたがこんなに固執していても、刑務所に入れられれば殴り殺されるだろう!」と、ボスは怒って言いました。「大法と文革は大きな違いがあり、中共は今は神と戦っています。神と戦ったら全て壊れてしまうでしょう!」と、私は話しました。

 監視室に戻ると、「『転向書』を書かないと、家族が人を呼んできて、その人たちにこんな事(偽物の書類を作る事)を手伝わせるために、多額の金額を払わなければならない、ということをあなたは知らないのですか? あなたは1銭も使わなくても、家族はあなたを助けますが、それでもあなたは拒絶しますか。あなたの前には刑務所があるのですよ。あなたは狂ってしまったの?」と、監視役のお姉さんに言われました。「私は家へ帰るでしょう」と、私が言うと、「どうやって帰りますか?」と、お姉さんは言いました。「私は神通力を用いて他の空間を通り、目を閉じて次に開いてみると帰っているはずです」と冗談半分に言いました。私は本当にこのように考えていました。「この子はどうしてこんな夢のようなことを言うのか」と、お姉さんは言いました。

 私は40歳を過ぎていますが、多くの年配の方と話すと「この子ったら……」などと、私に言います。

 その当時、私たちが不当に拘束された後、家族や国外の同修が集中して救出を行いました。3カ月余りで私は無事に家に帰りました。

 大規模に行われた連行の中で、私は道中叫びながら歩いて、周りには今までにないほどの多くの警官がいましたが、どの警官も私に指一本出さなかったばかりでなく、口汚く罵らなかったのですが、多くの同修が警官に乱暴に打たれたことを思い出しました。あの洗脳班のボスはネットでも有名な悪人ですが、大法弟子を哀れみ、守ろうとする一念が生じました。私がこの体験で見たのは、「本当に生死を放下した時、本当に誰もあなたに手を出さなくなる」と、私は思いました。「慈悲は能く天地の春を溶かし」[1]と、師父は私たちに教えてくださいましたが、あの洗脳班のボスは私との接触を通して、大法弟子の真と善を痛感したのでしょう。

 「中国共産党は金を使って人を買収し、中国共産党のために死に物狂いで働かせることしかできないので、支持は得られない」と私は思いました。しかし、大法は大法弟子が引き出す正義と慈悲に、先々で、人々の気持ちが向かうのです。古人の「ボス」と「王」の説を借りて、私が気づいた事は「人を募り求める者はボス、心に呼びかける者は王」と要約できると思います。中国共産党は人を恐れさせて悪事を働き、人にできないことを強要するならず者のボスですが、広大な佛恩で、衆望を担う大法だけが衆生の生活を救う素晴らしい王なのです。

 ここでは良い物だけを選んで書きましたが、実際は修煉不足のところ、うまくいかなかったところがほとんどでした。すさまじい勢いで発展する大法の船に乗り、私はもっと多くの衆生を救い、師父が望まれる「正念を持ち続け、神はこの世にいる 満載の凱旋に神々が出迎える」[2]のようにできるようになりたいと思います。

 師父にお礼を申し上げます。同修の皆さんにお礼を申し上げます!

 (完)

 注:

 [1]李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」

 [2] 李洪志師父の経文:『感慨』

 (明慧ネット第11回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/15/299623.html)
 
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