海外の修煉環境を大切にし、よく修め多くの衆生を救う(二)
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文/カナダの大法弟子

 【明慧日本2015年1月15日】(前の文へ

 2、真相を知るために海外に来た中国人

 師父は『二〇一三年米国西部国際法会での説法』で「人間が海外に来たのは、国内で真相を聞くことができないから、海外で真相を聞くように按排されたのではありませんか? 皆さんは彼らを見捨ててはいけません」とおっしゃいました。そのような中国人は、よく私の仕事場に現れます。

 ある日、裁判所の警備員が年配の中国人男性を私の事務室に連れてきました。老人は親族訪問のためにカナダに来て、その日、友人の娘の婚姻届提出の場面に同席することを友人に頼まれたのです。しかし道が分からなくて、思いがけずに裁判所に入ってしまいました。警備員は入った人に安全検査をしなければならず、言葉も通じない老人を私のところに連れてきました。老人の説明を聞いたら、彼が行きたい場所は裁判所のビルの隣にある市役所だと分かりました。私は思わず微笑みました。老人は道が分からないのでなく、本当は真相を聞かせるために神様が来させたのだと私は思います。老人に付き添って市役所のビルに行く途中、老人は自分が中国国内の某大学の教授だと私に教えました。私が簡潔な言葉で大法の広まり、焼身自殺事件の嘘、臓器狩りの罪悪、「三退」の意義などを説明したら、老人はあっさりと「三退」に同意しました。

 またある日、ある若者が私に罰金を払う場所を尋ねました。その場所まで歩きながら案内していく途中、中国からトロントに来たばかりの父親も同伴しました。父親は中国国内の某機関の公務員で、国内の法曹界の乱れた様相をたいへん憎んでおり、民主国家の法制事情を知りたいと思い、今日は同伴してカナダの裁判所を見学に来た、と若者は私に教えてくれました。よし、また真相を知るために来た中国人だ、と私は思わず内心から喜びました。私は彼らに「大紀元時報」を推薦しました。「大紀元時報」は新しい移住者の生活をサポートするために法律関連の欄を新設して、毎週実例を挙げてカナダの法律事情を説明していると言ったら、二人とも興味を示しました。そして、「大紀元時報」の社説「中国共産党についての九つの論評」はたいへん素晴しい文章で、史上はじめて中国共産党の邪悪な本質を暴露し、中華民族を心から愛する中国人ならば誰でも一読する価値があると紹介しました。二人は法輪功が迫害されている真相を聞いたら「三退」もしました。

 3、中国人の疑問を解く

 ある夫婦は法輪功の名義で難民申請をして在留資格をもらった後、妻は本当に大法修煉を始めました。しかし夫は妻に修煉を止めさせるために、時には妻を殴ったりもして、仕方がなく妻は警察に通報しました。カナダの法律を知らないため、通報した後、家族全員は中国に送還されるかもしれないと心配して、妻はとても落ち込んでいました。この妻は数カ月前に私に電話をかけた新しい学習者かもしれないと思いました。

 私はその夫に「自分が1998年から法輪功を修煉し始めた」と打ち明けた後、彼は私に多くの問題をしました。彼の質問は二つにまとめることができ、一つは、法輪功はどうして中国共産党と対立するのか、もう一つは、妻がチャイナタウンで真相資料を配っている時、彼の友人に見られて、友人は夫に「奥さんはカナダ政府からどれほど金をもらって、こんな中国政府に対抗することをやるのか」と聞いて、彼は答えられず、友人の前でとてもメンツがないと感じました。

 私はその夫に、このように説明しました。法輪功学習者は中国共産党に反対しているのでなく、中国共産党が行っている迫害に反対しているのです。この迫害は修煉者を迫害しているだけでなく、中国共産党がでっち上げた嘘は全世界をも欺いており、全世界も被害者です。もしも今、迫害を実施しているのが中国共産党でない何らかの組織であれば、同じように私たちはその組織を許さないでしょう、と私はその夫に説明しました。彼は頷いて、心の中の疑問が解けたようです。

 彼の二つ目の疑問に対して、私は彼にこの出来事を語りました。かつてチャイナタウンで、私もある中国人男性から「カナダ政府から幾らもらって、ここで資料を配っているのか」と聞かれました。私は「では、私に資料を配ることを止めさせるために、あなたはどれくらいのお金を払えば適当だと思いますか? 500ドル?」と逆に聞きました。男性は少しぽかんとして、すぐに分かって「これまで法輪功の資料を読もうと思ったことがない。さっきの話を聞いたら、あなた達は本当に普通の人でないと思った。資料を1部くれ、帰ったらよく読んでみよう」と言いました。その夫もすぐに分かって、「そうだ、妻も政府から一銭ももらっていないよ。なるほど、法輪功の人は良知をもってチャイナタウンで配っているのだ。本当に共産党の宣伝と違う。あなたの電話番号を教えてくれないか。妻にあなたに連絡させる。帰ったら、今後しっかり法輪功を修煉するよう妻に言い聞かせたい」と言いました。

 後日、その夫の母親は裁判所関連の書類を紛失して、また私に電話をかけて助けを求めてきました。私は熱心に手伝いました。最後に、かつて嫁の修煉に反対していた彼女は、内心から「三退」の意義を理解して、電話の向こうで私が言った言葉を「かつて少年先鋒隊に加入した際に宣誓したことを抹消して、今後は正々堂々とした中国人として生きていく」と丁重に復唱しました。また今後、嫁の修煉を応援するとも言ってくれました。

 私の日常生活の中で、一つ一つの偶然に見える場面は、実はすべて衆生を救い済度する機会です。以前、真相を一人一人に伝えていましたが、今は多くの場合、当事者は家族や親戚も裁判所に連れてきて、みんな相次いで真相を聞きます。私はある若者の通訳をした時、彼の両親、兄、奥さん、同級生、友達、計7人の応援者が来ました。私は師父にご加持を願って、やっと法廷の外で彼らに会うことができ、結局、7人とも「三退」に同意して、法輪大法の良さも心から分かりました。

 4、結び

 神韻公演の宣伝時期に、私は仕事の中で接触した中国人に神韻を紹介しています。同修たちよ、私たちは修煉者として、くれぐれも自分の倦怠が原因で衆生を救う機会を逃さないでください。「初志貫徹」して、先史の誓約を果たしましょう。

 師父に感謝します! 皆さんに感謝します!

 (完)

 (2014年ニューヨーク法輪大法修煉体験交流会の発表原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/5/17/292262.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/5/18/1224.html)
 
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