明慧法会|中学生、高校生に法輪功迫害の真相を伝える
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年1月23日】今の中国では、小学生や中学生、高校生が塾に通うことは風習となっています。様々な塾が至る所にあり、有名な中学校、高校の近くは特に多いです。私は法輪功を修煉することによって中国共産党に不当な労働教養を科され、公職をなくし、留置所を出てから塾の先生を勤めました。私の授業は一般的に、先生一人対生徒一人の形をとり、真相を伝えるのに大変有利です。仕事場で生徒に法輪功迫害の真相を伝え、三退を勧めたことについて話します。

 学生は基本、毎週末に一回授業を受け、一学期の間に十数回の授業があります。一回の授業は2時間で、10分の休憩を挟みます。冬や夏の長期休暇の時は、時間は変らないが毎日授業があります。私は主に10分休みを利用して、ほぼ毎回の授業で真相を伝えています。真相を伝える過程で、私が意図的に何かを注ぎ込むのではなく、生徒が自ら考えるように心掛けています。

 最初の授業では、雑談を通して生徒の家庭事情や考えを把握します。

 2回目の授業では、まず「ネット封鎖を突破する方法を知っていますか」と尋ね、たまに知っている生徒もいます。次に、「中国のネット封鎖を突破すれば、外国のネットワークに繋がり、中国で知ることのできない情報を手に入れることができます。これは外国の動態ネットからダウンロードしたビデオです。よかったら見ませんか」と話を続けます。

 このとき、生徒は関心を示してくれますので、私はMP4プレーヤーを使って新唐人テレビの番組『変調メロディ』、『雷鋒に写真映りを学ぶ』を紹介します。「学校の先生は、雷鋒(訳注:中国共産党により宣伝された模範人物)は良いことをしても名前を残さないと言っていますが、名前を残さなかったら、人々はどうして彼が良いことをしたとわかったのでしょうか。雷鋒は1950年代の人物ですが、当時の人々は一年あるいは数十年でやっと1枚の写真を撮ることができました。雷鋒は一般の兵士として、二年間でおよそ300枚もの写真を撮っていました。さらに、良いことをする度に写真の証が残されました。これはでっち上げではないでしょうか」と私は質問を投げかけます。そして、一緒にビデオを見ます。ビデオは雷鋒が共産党によって引き立てられている事実を暴き、そのでたらめさに多くの生徒は見ながら失笑します。見終わってから、「私たちは教科書に載っていることに騙されています。雷鋒に限らず、黄継光、邱少雲(訳注:いずれも中国共産党に宣伝された模範人物)の「英雄伝」も偽物で、それはなぜか・・・」と説明していきます。

 今回は大法の迫害事実には触れていませんでしたが、生徒は教科書の内容をそのまま信じてはいけないということがわかりました。そして、多くの生徒はネット封鎖を突破して、事実を知りたくなります。私は突破の方法を教え、中国で見られない内容をダウンロードして友人に見せるように勧めます。すべての生徒は知る権利があるのです。

 3回目の授業で、新唐人テレビを見せます。話が変わりますが、動画プレーヤーについて話します。私が真相を伝える中で動画プレーヤーは大変役立っています。新唐人テレビのビデオ、写真などを見せることができます。多くのビデオや写真は迫力があって、人の心に訴えます。新唐人テレビの大きな事件に対する分析は理論性があり、信憑性が高いです。

 生徒は新唐人テレビを見て、中国のマスコミが民衆の命に係わる大きな事件についてデマを流した事実に驚きます。前回の教科書が信用できないということに加えて、生徒はマスコミの信憑性も疑わなければいけないことがわかります。

 4回目の授業で大法の迫害の真相を伝えます。まず、生徒にビデオの内容について、「今日見るのは、中国政府が中国人や世界のすべての人々に対して、大きなデマをとばしたことを暴露するビデオです」と説明します。そして、「法輪功について知っていますか」と尋ねます。ほとんどの生徒は「知っています」と答えます。さらに、「どこから知りましたか」と尋ねます。生徒は「政治の授業です」と答えます。このとき、「政治の教科書は事実を載せていません。今から見るビデオは、法輪功の天安門焼身自殺事件の真実について、中央テレビの『焦点解説』という中国政府のテレビ番組を基に解説します。ビデオを見終えてから、生徒は「中国政府はなぜ法輪功のデマを流すのか」という疑問が生じます。「法輪功を取り締まるのに理由をつけるためです」と私は答えます。生徒はまた、「なぜ法輪功を取り締まるのですか」と尋ねます。私は「江沢民が法輪功の人気に嫉妬したからです」と答えます。授業の時間に影響しないように時間を計って話を終了します。次回の時に続けて解説します。

 5回目の授業で、中国共産党の歴史について話します。歴史上の実例から、中国共産党が政権を取って以降の嘘、暴力などを使って中国の民衆を迫害してきたその本質が見えます。法輪功は「真・善・忍」に基づいており、中国共産党の本質と根本的に異なるため、中国共産党に敵視され、取り締まりの対象となりました。江沢民は法輪功に対し、人類史上かつてない残酷で、広範囲な迫害を行ったのです。

 話している時は夢中になってはいけません。生徒の反応に気を配り、生徒が疑問を思い浮かべたときは必ず解説し、コミュニケーションをとりながら説明します。たとえば、ある生徒は「いかなることも両面性があります。中国政府が法輪功を取り締まるようになったのは、法輪功にも悪い所があるのではないですか」と問いかけます。その場合、「真・善・忍には両面性がありますか。それに従うのに悪いことがありますか」と聞き返します。「もし、あるものが本当に悪いなら、とことん悪ければ、世界中のどこでも反対されます。危険薬物のようなものであれば、世界のどこでも違法になりますし、テロリズムはどの国でも制裁されるに違いありません。しかし、法輪功は中国以外の世界のどこにおいても合法で、100以上の国に広まり、多くの賞賛を得ています。中国大陸に限って取り締まられていることはおかしいのではありませんか。もし、法輪功が中国共産党の言うように悪いものならば、中国のみならず、香港、台湾を含め、世界のどこでも反対されるのではありませんか」と話したうえで、動画プレーヤーを使って世界各地の大法弟子の写真、各国が法輪大法に授けた賞状のコピーを見せます。

 さらに、『未来に伝える』第9回のビデオを見せます。このビデオは香港50万人の民衆が街に出て23条反対のデモ行進を行い、23条が撤廃された過程が記録されています。これは大変説得力があります。これらを見ると、生徒は大法が世界各地に広まっている状況がよくわかります。法輪大法を修めているのは中国人だけではなく、台湾、香港やマカオを含めて、さまざまな人種、民族、国家や地区に多くの法輪功修煉者がいます。生徒はこれで、今まで説明したことがわかるようになります。

 上記の説明をすれば、法輪功迫害の事実はほぼ伝わり、次の授業で三退を勧めます。

 もし生徒の携帯がネットに繋がることができれば、蔵字石(訳注:2002年6月に貴州境界内で見つかった百トン余の巨石で、断面に「中国共産党亡」と6つの大きな字が書かれていた)を紹介します。もしネットに繋げることができなければ動画プレーヤーでその写真を見せます。その石は科学院地質学者の認証により、2億7千万年前に自然形成されたもので、いかなる人工の痕跡もありません。さらに、文字の隙間には海藻の化石が挟まれています。なぜならば2億7千万年前にその石が発見された貴州は海だったからです。500年前に石が割れ、断面にこれらの文字が現れました。地質学者によると、石に自然に文字が形成される確率はゼロに近いのです。このように確率が低いことが発生したことは神様の意思ではありませんか。中国共産党を滅ぼすのは神様の意思であり、私たちは巻き込まれないようにしなければなりません。そのため、三退をします。中国共産党の組織を脱退し、禍から免れるようにします。『石の情』を紹介すると効果は良いと思います。生徒が三退をしたければ、ネット封鎖を突破できた生徒には大紀元ネットで三退するやり方を教えます。または私が代わりに三退をしてあげることもできます。こうして本当の名前、あるいはペンネームを使って、多くの生徒は三退をしました。

 以上は私が生徒に三退を勧めるおおよその過程です。すべての生徒がこういう状況とは限らず、異なる生徒には場合によって、内容ややり方を調整します。まず真相を伝えてから三退の話しをしますが、逆の場合もあります。真相ビデオは比較的短いものを選びます。数分程度の長さのものなら、説明を添えると10分でちょうど話し終えます。6回の授業が終わると、ほとんどのことは伝えられます。生徒の理解度によって内容を増やすことができ、中国共産党の本質と法輪功迫害の事実をさらに認識させることができます。

 例えば、生徒に新唐人テレビから、「六・四天安門事件」の映像を見せると、生徒は驚きます。それから六・四天安門事件の背景や経過について簡単に説明します。90年代生まれの生徒の大半は、この事件を知りません。私たちがこれほど年代の近い歴史を知らなかったのは、中国共産党が歴史を隠してきたからです。また、真善忍国際美術展の作品を見せ、大法弟子が受けてきた様々な拷問について教えます。真・善・忍に対する信仰を続けるため、人々に真相を伝えるために、彼らはこのような迫害を受けているのです。そして、法輪功学習者に対する生体臓器狩りは、多くの生徒には信じられません。私は事実で分析し、本当に起こっていることだと生徒に教えます。

 また、『優曇華の花が咲く』の動画を生徒に見せます。そして、「石」についての逸話を話します。石には多くの奇跡があり、文字が載っていることもあれば(蔵字石のこと)、花が咲くこともあります。優曇華の花は三千年に一度咲きます。仏教の経典には、優曇華の花が咲く時は、転輪聖王が世に降りて人を済度する時だとあります。転輪聖王はつまり法輪聖王であり、法輪大法の創始者、李洪志先生です。今日、優曇華の花は世界各地で見られ、経典の予言は実証されました。なぜ石にこれらのことが起こっているのでしょうか。なぜならば、「石」の中国語の発音は真実の「実」と同じで、石が話すことは「実話」であり、石が示すことは「実情」であるからです。

 伝統文化が好きな学生には、漢字に隠された意味を話し、歌や踊りが好きな生徒には神韻について紹介します。

 「法輪大法は素晴らしい」を唱えることについて、私はこのように伝えています。まず、『水からの伝言』のビデオを見せると、ある程度無神論の思想を打ち消すことができます。少なくとも万物には霊があることを信じます。水がプラスのメッセージを受け取れば、美しい結晶を映し出します。人の体の9割は水でできています。もし体のすべての水の分子がきれいな結晶を成すことになれば、人の体は美しく、健康的になるに違いありません。もし、毎日自分の体の水の分子にプラスのメッセージを発せば、私たちの体は毎日きれいで、健康的になるのではありませんか。最後に、この世界では最もプラスな9文字があります。それは「真善忍好、法輪大法好」です。毎日この9文字を唱えると、毎日が美しく、健康的でいられます。試してみませんか。

 ある生徒が続けて唱えると成績が良くなり、体も元気になりました。2日、3日であきらめた生徒や最初から信じない生徒もいます。人はそれぞれ悟性が異なり、因縁も違うので、生徒の態度には執着しません。大法の真実をわかることができ、三退しさえすれば良いと思っています。

 ある女子高校生はかつてひどい不眠症を患い、夜中の2時、3時にやっと寝付きました。彼女に「法輪大法は素晴らしい」と唱えることを教えました。1週間後、私は授業で「今週はよく眠れましたか」と尋ねると、彼女は「良かったです。先生、本当によく眠れました。今回、本当に信じました」と喜んで答えました。私は「本当ですか。どのくらいよく眠れましたか」と聞きました。彼女は「ベッドに着いた瞬間に眠れました。『真善忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい』を2回も唱えないうちに眠れました」と言いました。それからこの女子生徒は多くの同級生に三退させました。

 ある中学3年の女子生徒に、真相を伝える前に三退を勧めました。次の授業で真相を伝えようとしましたが、彼女は私に言いました。「クラスの担任から団に加入することを勧められましたが、その時私は『団に加入するなら法輪功を始めた方がましです』と答えました」。私は驚いて、「法輪功のことをわかっていますか」彼女に尋ねました。彼女は「わかりませんが、法輪功という言葉だけを知っていたから、当時なぜそのように答えたのかよくわかりません」と言いました。そのときはきっと彼女の本性が目覚めたのです。私は彼女に真相を伝え、「法輪大法は素晴らしい」と唱えることを教えました。彼女はのちに法を得て、学法を続け(事情により煉功はできませんでした)、発正念もしました。彼女は高校一年の期末テストの時、問題が難しくて、クラスの多くの同級生がカンニングをしましたが、彼女は周りに流されることなく、カンニングをしませんでした。難しい問題を解くときは「法輪大法は素晴らしい」と唱え、その結果、クラスで十何位という良い成績を残しました。

 ある男子高校生にも、まず三退について話しました。当時は彼に中国共産党の邪悪を認識させるため、六四天安門事件について話しました。「六四事件のとき、私はまだ中学生でした。軍用の装甲車が天安門広場を横切っていることについて、アナウンサーは『凶暴な者が装甲車を奪い取って、広場を駆け巡っている』と報道していました。考えてみれば、一般人が装甲車運転できるはずがありません」

 ある中学二年の女子学生に私は、いつもと違って、1回目の授業で三退を進めました。2回目で法輪功について説明し、背景などの説明はほとんどしなかったのです。どうして彼女にはそういう風に対処したのか私にもわかりませんでした。結局、彼女は2回の授業しか受けず、それから来なくなりました。先生と生徒の授業シフトは調整されることがあるため、彼女は他の先生が担当になったのです。なぜ私は先に彼女に三退や法輪功のことを話したのかが分かりました。みな師父の按排だったのです。もしいつも通りの形だったら、まだ三退や法輪功について触れずに彼女と会う機会を失い、彼女は済度される機会も失ってしまいます。

 ある高校2年の女子生徒は冬休みに地方から通いました。冬休みの間に補講を7回受けました。7回もあれば、真相を伝えるのに十分のはずです。しかし、その期間は毎日授業のスケジュールがぎっしりあって、疲労がたまっていました。彼女は夏休みにも来ると言っていたので、夏休みに話そうと決めました。4回目くらい授業をしたときに、もし自分が怠けたせいで、この生命に救われる機会を失わせてしまったらと考え、やはり真相を話さなければならないと考えました。4回目から7回目の授業まで4回しか話せないため、重要な内容をかいつまんで話しました。結果、彼女は三退しました。夏休みになり、この生徒は案の定来ませんでした。私は冬休みの機会を逃さなかったことを幸いに思いました。

 私は「今私がいる環境は、人を救い済度する環境であり、師父が私をこの業界で人を救うことを按排してくださり、私はしっかり行わなければなりません」と悟っています。しかし、よくできないときも多々あります。ある生徒の姉妹は警察局に勤務し、もう一人の生徒のお父さんは警官だったため、この二人の生徒には何も話せませんでした。自分の汚い恐怖心が原因だったのです。彼らには申し訳なく思っています。また、同じところに所属するほかの先生やスタッフに対しては、ごくわずかな人にしか話していません。それはもし彼らに知られたら、生徒に話すことを止められてしまうという恐れがあったからです。これらは私がこれから克服していかなければならないところです。本当に難しいと感じる時がありますが、早く克服できるように願っています。

 生徒に真相を伝えるやり方は、すべて師父に知恵を与えられ、同時に明慧ネットおよび大法弟子がネットにアップしている交流文章によるものです。

 同修の協力、慈悲で偉大な師父に感謝します。

 (明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/11/281987.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/12/10/143569.html)
 
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