【明慧日本2015年1月31日】中国本土の複数の弁護士は2015年1月、声明を発表し、遼寧省本渓地区の闇の司法システムに対し厳しく非難した。また、弁護士たちは本渓地区の信仰の自由や人権問題に対して各界に注目し続けてほしいと呼びかけた。多くの弁護士は、「司法の闇は民衆の生存危機をもたらす巨大な腫瘍である。この腫瘍を消さないと『法治中国』はただ人心を惑わす政治的なスローガンにすぎない。もしこのまま公検法司(公安部、裁判所、検察、司法部のこと)に好きなように法律を踏みにじらせれば、社会全体から抗議の声はますます増えるようになり、社会問題が全面的に爆発し、中国全体を飲み込むだろう」と述べた。
陳建剛弁護士、2013年4月25日に強引連行された王秀蓮さんの一審を担当した弁護士
(王秀蓮さん、50歳過ぎ、女性、障がい者。法輪功を学んだため懲役2年の判決を下された。)
「皆さんこんにちは。私は北京の弁護士、陳建剛です。中国の法律では明確に信仰の自由を定めています。何を信仰しても自由であり、国家の法律に守られているはずです。最近、法輪功の案件に着手したところ、『邪教』の条件を満たす案件は一つもないと気づきました。今日の中国でのあらゆる法輪功の案件は、強引に着せられた無実の罪であり、法的根拠は全くありません。深刻な人権侵害であり政治迫害です!」
「まさに法輪功の案件に対して人々の無関心が、邪悪な勢力に強大化する隙をさらに与えたのです。現在、信仰に対する迫害はキリスト教などの信仰者にまで及んでいます。もし、私たちが依然として強権を恐れていれば、このような迫害は私たち一人ひとりに起きることになるでしょう。自分たちの信仰の自由のために、人権や尊厳のために、私たちは戦い続けなければなりません。さもなければ、無限に膨脹していく迫害は私たちの後代に起きるでしょう。そのため、正義をしっかりと守ることは、私たちの果たすべき責任なのです」
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/1/27/148130.html)