文/遼寧省の大法弟子 慧心
【明慧日本2015年6月9日】(前の文へ)
同修と協力して 刑務所で人を救う
私は出監する予定だったので、私と縁のある人みんなに三退を勧めたいと思いました。しかし邪悪はそれらの人を見張っており、私とを会話するのを阻みました。しかし師父は私の心をご存知でした。私が誰かに三退を勧めようと思うたび、私はいつもうまくその人と接触できました。例えば、食堂で順番待ちで並んでいる時、その人が隣にいたとか、その人が何か手伝って欲しい時に、そこに居合わせた私が彼を手伝ったとか、監視室の入口で立ち番をしていたなど、私が三退を勧めると二言三言で彼らは三退しました。そして彼らに「法輪大法は正法だ」と覚えておくよう知らせました。これこそが師父の慈悲な済度です。私は師父に感謝しています!
私は人の名前と電話番号を覚え始めました。私はノートとペンがありませんでしたが(検査されてみな持って行かれた)、「三退」した人は命を私に預けてくれたのだから、私は必ずその人たちを連れ出さなければなりませんでした。
私が出監する3日前に、階下にいたある大法弟子が、ある犯人に頼んでメモを一枚私によこしてくれました。そのメモには次の詩が書かれてれていました。
神聖で純潔なハスの花は泥より出づる 牢の門を破り出て衆生が親しく出迎える
美酒は王者に帰る 俗世を笑い私に指一本でも指す事ができるのか
いつかはハスの花が昇り 広大な佛恩が全世界を照らす
私たちは微笑みまた集まる 師父の救い済度のご恩に感謝します
その時、出監の日はどうなるのか私はわかりませんでしたが、この詩を読み終わりると、私は心の中で突然悟りました。師父の慈悲に感謝いたします。その後2013年10月18日、この詩が「獄中で互いに励まし合う」という題で明慧ネットで発表され、明慧ネット上のこの詩を見て、同修も帰って来た事がわかりました。ここで、同修の激励にお礼申し上げます!
三退を勧める潮流に入り 広く衆生を救う
出獄して家に戻って3日目、公安局の局長が女性の警官と警察官を連れて来ました。女性の警官は「こんなに多くの苦しみを受けても、またあなたは苦しめられたいのですか?」と言いました。私は「あなたは私を脅かしているのですか?」と言いました。局長は慌てた様子で「そういう事ではありません、そういう事はありません・・・」と話に入ってきました。そしてしばらくすると帰ってしまいました。数日後、またその局長が警官を連れて来ました。私は局長に真相を伝え、「今、多数の弁護士が大法弟子のために無罪の申し立てをしていますが、それは法輪功を学ぶ事が合法だからです。よく考えてみて下さい。大法は100余りの国と地域で公開されていますが、もし大法が人に害を与えるのならば、そこの国の人々は法輪大法を修煉する事を許すと思いますか?」と私は言いました。さらに中国共産党が「天安門焼身自殺」の捏造した事や「蔵字石」(これは私がさっき知った事でした)などの事を伝えると、局長はとてもまじめに聞いていました。
3回目にやって来た時は、公安局長は2人の男性警官を引き連れて来ました。まず私は心の中で発正念し、公安局長たちが救われる事を妨害するすべての邪悪な生命と要素を排除し、それから公安局長たちに体系的に真相を伝えました。「法輪大法は素晴らしいという事、1998年に人民代表大会の幹部が法輪功に対する調査した時、『法輪功は国のため民のために百利あって一害なし』という結果がでた事、また「4.25陳情の真相、江沢民がなぜ法輪功を怖がるのか、台湾では何十万という人が修煉し、法輪功は香港とマカオでは共に合法である事」を伝え、さらに「薄熙来が行った大法弟子に対する生体臓器狩りの悪行、中共の邪悪な本質、及び天が中共を滅ぼす事と三退すれば平安が保たれる事」などなどを語りました。私が語り終えた時、局長は「今日私はあなたから一講義、習いましたね」と言いました。
私の話を聞いて公安局長たちが理解した事が私にはわかったので、3人に「あなたたちは仮の名で、中国共産党を脱退した方が良いのではないですか?」と言いました。しかし返事すること無く公安局長は立ち去りました。3人一緒だったので、きっと「脱退する」と言えなかったのでしょう。私が家を離れるまで、局長はもう来ませんでした。「脱退しないのは非常に残念ですが、彼は真相がわかりました。きっと機会を探して彼を脱退させます」と、私は姑に言いました。
私は心を静めて師父の説法を体系的に学び、自分が迫害された原因を探し、一方では、三退を勧めて人を救う事に力を注がなければなりませんでした。私は電話を2台準備しました。電話での自動音声放送による真相伝え以外に、私はさらにチャットで真相を伝えました。チャットでは、本当に心性の向上を感じました。というのも、怒る人、わざと挑発的な事を言う人、お金を請求してくる人、結婚相手を探している人など、本当に様々な衆生に出会いました。そのような中でも、私は発正念する以外に、自分を探すことを忘れず、怒ったり悩んだりしませんでした。チャットは初めはとても難しかったですが、だんだんと回数が増えていくに従って、気持ちが穏やかになっていき、ある時には2回かけて2回切られても、「必ずこの人を助ける」という一念が起きて、私がまたチャットを行うと、本当にその人が救われた事もありました。そのような事はよくあったので、私は頑張ったら頑張っただけの価値があると私は感じました。それからも私はチャットで次々と三退させ、時には二言三言で三退させたこともあったのです。
また私は、直接いろいろな人に会って三退を勧め、神韻公演DVDを配りました。私はどこへ行っても、神韻公演DVD、『共産党についての九つの論評』DVD、お守り、ネット封鎖を突破するソフトをカバンに入れて、随時に随所で配りました。野菜を買う時や、買い物では自然に話ができるので三退を勧め、駅や路線バスの中、マーケット、公園、団地などで縁のある人に会えば、三退を勧めるか、あるいは神韻公演DVDを配りました。また時々都合のよいことに、ちょっと人助けをしなければならなかったり、席を譲ったり、道を尋ねられたりする事があるのですが、そういう時は、話しかける事ができるので、そういう時にも機会があれば三退を勧めます。
北京へ弟に会いに行った時でも、刑務所のようなこの邪悪の地下鉄の中でも三退を勧めました。その時出会った2人の男子学生と「バービー」という名の美しい女の子は、私がタイミングを見計らって話をすると、みんな共青団と少年先鋒隊を脱退しました。靴を直しに外出した時でも、靴直しの女性に真相を伝えると、少しお話しただけで迷わずすぐに三退してくれました。
親類や友達とのパーティーを利用して三退を勧める事も必ずしなければならない事です。ある時、義弟(妹の夫)の誕生日に、夫方の姉妹が皆やって来ました。「あなたの家族を三退したいので、あなたのところの家族にそのように話してくれますか?」と私が義弟に言うと、「いいですよ」と義弟は話しました。私がご飯を食べ終わった時、義弟の家族はまだご飯を食べていましたが、三退すれば平安が保たれる事を私が義弟の家族に話すと、テーブルにいた7、8人は、みんな三退し、「法輪大法は素晴らしい!」と最後に杯を上げながら一緒に言いました。私は全員にお守りを上げました。本当に感動的でした。真相がわかった衆生は、みな救われるのを待ち続けていたのです。
私が人を救う時は、容貌だけで人の善し悪しを判断せず、見たところ風采が上がらない人や、顔に凶暴さを浮かべている何人かの人は、救えそうにもない人のように見えますが、二言三言で三退してしまう事が良くあり、そのような人に神韻、お守り、ネット封鎖を突破するソフトなどをあげると、さらに感謝してくれることがありました。慈悲の力は大変大きいもので、慈悲心が出て来ると往々にして、あなたの善良さと素晴らしさを相手は感じ取れるものなのです。
この一年、私はいかなる縁のある人をも取り逃がしたことがなく、ただ2か月働いただけのスーパーでも、調子がいい時は18人に三退を勧め、さらにその中の何人かは一家全員が三退しました。
不当に拘束されて12年、解放されて一年、時間の貴重さを深く感じました。私は毎日を、そして一人一人を大切にしなければなりません。修煉においては初心を忘れず、たくさんの人を救い、精進しなければなりません。ただ師父が笑ってくださる事を願うだけです! もう一度師父にお礼を申し上げます!
何か適当でない所がありましたら、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「無存」
(明慧ネット第11回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/15/146871.html)