何度も邪悪の迫害を解体した体験
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 【明慧日本2015年6月12日】私は大法を学び始めて18年になりました。この場を借りて、修煉の中で何度か経験した場面を振り返りたいと思います。

 (一)「裸足の仙人」が来た

 2008年3月、法輪功の資料制作を担当している同修が警官に尾行され、家に帰れなくなり、やむなく私の家に来てしばらくの間、滞在することになりました。私は同修を守るため、警官の理不尽な要求に従わないとして、連行され、留置場に監禁されました。留置場の入り口に着くと、警備の警官に名前と年齢を聞かれました。私は笑って、「私が何という名前であろうとあなたと少しも関係ありません。しかし、もしあなたが三退して安全を守りたければ、手助けをすることができます」と言いました。その場にいた警官は仕方なく「すごい! 今日は『裸足の仙人が来た』」(私は裸足のままで連行され、靴を履いていなかったため)と言いました。「私は不当に連行されてきたので、犯人ではないのです」と私は言いました。

 私は囚人服を着ず、囚人番号も言わず、写真も撮らせず、ご飯も食べませんでした。所長と指導員が私に、「ご飯はやはり食べなければなりません」、「真善忍がいいものなら、心の中で思っていればいいではないですか? 政府も真善忍を重んじなければいけないのですか?」と言いました。「私は犯人ではないので、刑務所のご飯は食べません」と私は言いました。それで、彼らはわざわざ病院食を用意してくれました。「私は真善忍を修煉しているので体が健康で、病気はないので、病院食を食べません。食べるなら家で食べます。しかし、この邪悪な政党は理不尽に私を監禁し、家のご飯も食べさせません。しかも、迫害しているのはすべて真善忍を修めている良い人ばかりです」と言いました。

 監禁された日から私が煉功をすると、同修は好意に、「監視カメラがあるから、見つかったら拷問されますよ」と注意してくれました。しかし、私はわざと監視カメラの前で堂々と煉功しました。結局、刑務官が来て、私に「あなただけは自由に煉功できるが他の人はだめだ」と言いました。私は煉功が終わって、一心に正念を発して、邪悪を解体しました。心の中で、数日前に同修たちが発正念をするためにこの近くに来て、5、6人が連行され、今日私がやって来たのは即ちその背後の邪悪要素を解体するためなので、解体が終われば帰りますと念じました。

 廊下からは絶えず、警官が男性監房にいる同修に向かって、師父を誹謗し、大法を中傷する叫び声が聞こえてきました。それで私は座禅を組んで、大声で大法弟子の歌を歌い、すべての警官がびっくりして、私たちの監房の窓の前にやって来ました。中を見てみると、力強く大声で歌う私の姿を見ました。大法弟子の歌は本当に不思議で、メロディも優美で、心地が良く、警官たちは聞いて静かに立てて、また静かにさっと行きました。

 1ヵ月後、師父の慈悲なる保護の下で、私は安全に家に帰りました。師父に感謝いたします。

 (二)娘「あの人たちは?」

 しばらく経って、公安局、検察院、裁判所、司法局、610弁公室の数人が、ビデオカメラを持って私の家のお店に来て、威圧的な態度で撮影すると言いました。ちょうど家の隣人(私が紹介したことで修煉を始めた)が家に来てうて、私の部屋にいました。私は同修である隣人に正念を発するように合図を送り、私は店を出て行って彼らを食い止めました。「何かご用ですか?あればここで話しましょう。店には入らないでください、商売に影響しますから。私が何か悪い事をしましたか? 人をこんな目に遭わせるなんて」と私は言いました。そして大声で、娘に「近所の人達を呼んで来て、多ければ多いほどいいわ。今日は皆さんに、一体誰が悪い事をしているのかをよく見てもらいましょう!」と言いました。

 そして「以前、私は病気にかかっていましたが、煉功して真善忍に基づいて道徳を高めることによって、今は全部治りました。あなたたちが3日に一度は問題を引き起こして、良い人を迫害しています。もし私の心臓病を再発させたら、あなたたちに責任を取ってもらいます。あなたたちが何をしているかをすべての人に知ってもらいましょう!」と彼らに言いました。

 彼らは怖がって、慌ててビデオカメラを担いで逃げる人や、足がよろよろになって倒れそうな人や、慌てて「申し訳ありません。私はあなたを害することは何もしていません! 心臓は大丈夫ですか」と謝まる人もいました。私が「大丈夫です」と言うと、彼は「大丈夫なら良かった、良かった」と言って、そそくさと姿を消しました。

 娘が戻って来て「あの人たちは?」と聞き、私は「逃げていったよ」と答えました。

 (三)「彼女を口にしてはいけない」

 東北地方のある刑務所は、私の地区のある男性同修を不当に監禁し、満期になって釈放する日を迎えました。しかし、610弁公室の人は洗脳班に連行して続けて迫害しようと企みました。皆さんはこの事を知った後、近くで正念を発して、邪悪の巣窟を解体して、同修を救援すると同時に、縁のある衆生を救い済度することにしました。

 いとこが車を運転して同修を迎えに行きました。その時、400人ぐらいで人の壁を作り、610弁公室の人たちを食い止め、いとこが同修を車に乗せて走っていき、同修たちが車の後ろで拍手して、一緒に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい」と叫びました。警官らは唖然としました。「法輪功が本当にすごい、一人が不当に投獄されたら、こんなたくさんの人が助けに来ている。国家主席も比べものにならない!」と言う人もいました。

 帰って来て、610弁公室の人がいとこを呼んで事情を調べたいと言いました。いとこは修煉を始めたばかりで、私の店に来て、「お姉さん、僕は怖い。もし僕の責任を問われたら、お姉さんに言われてやったと言ってもいい?」と聞きました。

 私はニコニコして気にせず、動揺せず、私の心は水たまりの水のように穏やかで、少しの波も立ちませんでした。私としても、いとこの心境を理解できます。ゆえに軽やかな口調で、彼に「大丈夫、あなたがいいと思う方法でやればいいですよ、私は何の問題もありません」と言って、彼は一息つきました。

 しかし、彼が警察署に着いて、廊下の入り口に入ったところで、610弁公室の人に指差されて、「今日あなたが誰のことを言っても構わないが、ただ彼女(私のこと)の名前だけを言ってはならない。ここの誰もが彼女のことを聞きたくないし、会いたくもない、本当に来ないでほしい。彼女が来れば、また大騒ぎになって事態を収拾できなくなる、私たちは怒り狂いそうだ。どのように作り話をしても良いが、彼女のことだけは言わないでくれ」と言いました。

 いとこが帰って来て、私にこの事を話しました。私はまた師父が守ってくださったと分かりました。師父がは大法弟子の正念は威力あるものである」[1]と説かれました。また「私たちは寛容であってはじめて、人を済度することができるのです。もし全ての大法弟子が皆このように思っていれば、皆さん考えてみてください、この慈悲の力があれば、良くない要素が存在する場所はまだあるのでしょうか?」[2]と説かれました。私はかつて、「私は大法の一つ粒子であり、師父が作り上げた生命であり、神なのです。私のすべては師父に決められています。私の名前を言っただけでも邪悪は逃げ、邪悪要素は近づけば消滅し、熔けてしまう」という一念が生じたことがあります。

 (四)どんな官職を与えられても、欲しくない

 市政府の文学芸術界連合会に勤めるある男性が私の店に来て、「市の幹部が僕を抜擢しようとしているが、先に610弁公室でしばらく働けば、抜擢しやすいと言われた」と、私に言いました。私が「奥さんも息子さんも三退して、二人とも安全に守られています。あなたは共産党のどの組織に加入しましたか?」と聞くと、彼は「僕は本当に何も加入していない」と答えました。それでも、彼に大法の真相を伝えなければならないと思いました。

 それで大法の真相を詳しく伝え、善悪に必ず報いがある道理も彼に告げました。「自分にも息子にも責任を持って、絶対に迫害に加担してはいけない、自分の権利範囲内で多くの良い事をし、善良な大法弟子を守るべきで、そうすれば善の報いがあります」と、彼に言い聞かせました。彼はとても感動しました。その時、外は雪が降っていましたが、彼は警察の冬用コートを脱いで、裏返して、制服についている共産党の印を巻いて隠し、脇の下に挟んで、薄いセーターのままで家に帰りました。

 しばらく経って、彼がまた店に来ました。彼は自ら要請し、勤めていた市文学芸術界連合会に戻ってきたと言いました。真相を理解したため、どんな官職を与えられても、欲しくなくなったそうです。私は彼のために嬉しく思いました。衆生は本当に目覚めています。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『精進要旨二』「大法弟子の正念は威力あるものである」
 [2] 李洪志師父の経文:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/14/307496.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/5/22/150677.html)
 
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