中国江蘇省:60代女性法輪功学習者 拷問され身体が不自由に
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 【明慧日本2016年1月19日】中国江蘇省連雲港市小学校教師、法輪功学習者・仲偉玲さん(60代)は、市留置場で2カ月拘禁された。その結果、痩せこけて歩けず、話せず、目の動きはどろんとし、生気がなくなってしまった。

 家族は仲さんの健康状態を知り、留置場を訪ね、歩けなくなった理由を問い詰めたところ、「寒すぎるのではなく、話を聞かないから、殴られたせいではないか」と答えた。家族は抗議したが、相手にされなかった。

 家族は仲さんが暖かいコートを着てないのを聞き、何度もコートを渡しに行ったが、留置場側の関係者にコートを持っていると騙された。家族はまたコートを受け取った関係者に問い詰め、本人が着ないのだと言われた。しかし、事実は仲さんが着ないのではなく、警官は仲さん本人のコートを着させず、囚人服を買わせたという。しかし、仲さんは自分が無罪だと主張し、囚人服の着用を拒否し、抗議し続けている。それで毎日-8度の気温でコートなしで暮らしているという。

 仲さんは地元で高い評価を博し、みんなは子供を仲さんのような立派な人間に育てたいと言っている。また、仲さんが迫害された実態を聞き、大変悲しんだという。

 仲さんの夫も法輪功を学んでいるとの理由で、数回にわたって不当に連行・労働教養処分・不当な判決をされた。定年退職の際、軍役年数と幹部の待遇を差し引かれ、年金は食事代すら足りないという。

 仲さんは江沢民への告訴状に、こう訴えた「16年間、我々は、その時その時の迫害による災難を忍んで、一家離散になり、放浪生活を余儀なくされ、権利を奪われ、収入を差し引かれ、さらに嫌がらせ・尾行・監視・連行などの迫害をされ、心身とも大きなダメージを加えられた」

 そして、江沢民を告訴してから、仲さんは連雲区公安局・分局国保大隊に追跡逮捕され続けた。街道「社区」(中国共産党の末端組織=街道弁事処と住民組織=居民委員会から成る)関係者は、昨年9月15日から、江沢民を告訴した法輪功学習者に対し、不当な家宅捜査・家財押収・不当な連行をした。そのうち、仲さんの自宅を4回包囲したが、連行できず、電話追跡・尾行などの手段を使った。

 昨年11月15日、仲さんは市留置場に不当に連行され、拷問を受けた。翌日、区歴荘鎮派出所の関係者は仲さんの家財を押収した。17日、区国保大隊の隊長らは、再び仲さんの家財を押収し、証拠をねつぞうした。

 現在、留置場は仲さんと家族の面会を禁じている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/15/322258.html )
 
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