中国福建省:裁判官は弁護士の論稿を騙し取り 原審維持を宣告
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 【明慧日本2016年1月20日】中国福建省福州市の法輪功学習者・李亜萍さん(60歳女性)は市晋安区裁判所に懲役4年6カ月の不当判決を宣告され、上訴した。市中級裁判所の裁判官は減刑もしくは執行猶予をえさに、弁護士の信頼を買い、先月25日原審を維持する判決を言い渡した。

 李さんは昨年2月15日に神韻芸術団のDVDを配布した時、不当に連行された。9月8日、懲役4年6カ月の不当判決を宣告された。李さんはすぐに弁護士を依頼し、上訴した。弁護士は9月11日に市中級裁判所に李さんの上訴状、第一審の法曹機関の不当行為を訴える告訴状および関連手続きを送付した。

 10月9日、李さんの弁護士は中級裁判所に第二審に関する申請書を提出した。その期間、弁護士は何度も第二審の裁判官に連絡し、案件資料を調べようとしたが、裁判官に書類はすでに市検察庁に引き継いだと騙した。当裁判官はさらに第二審を開くよう努力したが、開廷には至らず、刑期を3年に減刑するか執行猶予にするかを努力すると弁護士を騙した。弁護士は完全に裁判官の話しを信じ、先月21日に李さんへの第二審の論稿を提出した。

 しかし、裁判官は論稿を手に入れたらすぐに顔色が変え、執行猶予も減刑もあり得ないと言い出した。先月25日、当裁判官は李さんに対し、原審維持を宣告した。

 現在、李さんは省女子刑務所に移送された。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/16/322296.html )
 
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