文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年1月23日】師父は「あなた自身が欲しがっているから、法輪もわたしの法身も干渉しません」と説かれました。『転法輪』のこの部分を読み、この言葉に対し,今まで一度も心にとめたことがありませんでした。この法はただ単に不二法門の事を説かれていて、私にはあまり関係のない内容だと思い、まして、天目がまだ開いてない私には、ほかの法門を学ぶことはなおさらあり得ない話だと思っていました。
実は、師父が法を説かれる時に、何度もこの法に言及しておられました。最近、『転法輪』を暗記していくうちに、この法に対して、新たな悟りが得られました。自ら求める者には、誰も干渉しできないことは宇宙の理です。以前、法を学ぶ時に、文字の表面的な意味しか理解できませんでした。生命が良くないものを欲しがれば、誰も干渉してはなりません。即ち、生命が悪くなりたければ、良くないものを求めたければ、正の生命は干渉してはいけません。裏を返せば、生命が良いものを欲しがっているのなら、法から逸脱した生命は干渉して良いのでしょうか?もちろんいけません!
例えば、生命が法を得たいのなら、旧宇宙の生命は阻止することができますか?これは大きな問題にかかわってきます。師父が法を伝える初期に、旧勢力は宇宙の生命が法を得ることを阻止していました。おそらく、それらの生命は法を得る願望がそれほど強くなかったため、旧勢力は様々な妨害を作り出し、その生命に法の大切さを感じさせなくしました。その表れとしては、その生命が自ら大法修煉を放棄していく現象です。旧勢力はこの宇宙大法に罪を犯すことができず、宇宙の生命が法を得ることを直接妨げることができず、その生命の執着を強めるのです。そして、観念と業力に左右されたあげく、自ら大法修煉を手放していきます(この過程の中で、旧勢力は有罪です)。しかし、法を正す全過程の中で、このことはとてつもなく大きなことです。旧勢力は大法弟子の修煉の全過程を按排しただけではなく、大法弟子が師の法を正す事を手伝う時に、大法弟子の歩む道、遭遇する出来事まで按排したのですが、これは良いのでしょうか?旧勢力のやり方は法に符合していません。例えば、大法弟子が衆生を救い済度する中で、衆生が法を認めたい、法に救われたいときに、旧勢力は、その生命は救い済度するのに値しないと考えているため、どうしてもその生命を淘汰したいという認識をしてしまいます。これが実は宇宙の法を犯してしまったことなのです。なぜならば、その生命は法を得て、救い済度されたいからです。
同様に、大法弟子はもっとも困難の時期に、法に同化して、執着を取り除くことを望んでいます。しかし、自分が認識できない執着、或いは旧勢力に拡大された恐れる心や他の執着心などを持っているため、旧勢力がその弱みをつかみ、どうしてもこのような大法弟子を淘汰しようとします。旧勢力のやり方は師父の望んだことではなく、法に符合してないものでもあります。なぜならば、宇宙の生命が師父の大法を学べば、師父のご加護を受けることになるからです。大法弟子は修煉の過程において、至らないところがあったとしても、良くなりたい、法に同化したいと願うことは本意です。旧勢力がどうしても執着を持っている大法弟子を窮地まで追い詰めなければあきらめない行動は、法に符合しているのでしょうか?高い次元の生命の基準に達しているのでしょうか?慈悲なる師父は、法を正す過程の中で過ちを犯した生命を慈しまれてこられました。その生命が法が欲しい、修煉したい、法を得たい、法に同化したいと願えば、師父がその生命にご加護を賜られ、師父以外の如何なるものも参与してはなりません。その生命は自ら法を得たいと願うことで、いかなる生命も従わざるを得ないのです。あえて、試した人がいたら、それはその人の罪です。
宇宙の法を正す過程の中で、もし生命が法を学んでおり、自ら法に同化しようとしていれば、旧勢力は妨げてはなりません。たとえその生命にあれこれの罪があったとしても、法を得たい願望がある限り、旧勢力は従わざるを得ないのです。旧勢力はその生命より次元が遥かに高い可能性があっても、何かの口実をもうけ、その生命を壊滅させてはなりません。ですので、大法弟子が法を学ぶことは非常に重要だと思います、なぜならば、大法弟子は天上にいる無数の衆生の王であり、大法弟子が法を学べば、天上の衆生も法を学ぶからです。法を学ぶことで希望がもたらされます、法を学ぶことで、旧勢力はいくらその生命を見くびっていても、妨害することはできません、試したものは罪を犯すことになるのです。これは私が理解した法を学ぶ重要性に含まれたまたもう一層の意味です。
師父が説かれたこの法に含まれている意味は非常に深いと感じました。しかし、まだ多くの内容を明確に理解することができず、言葉で上手く表現することもできていません。少し浅はかな認識ですが、不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願い致します。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/1/9/154730.html)