【明慧日本2016年2月26日】中国・北京市の法輪功学習者・王樹祥さんは、昨年12月16日、房山区裁判所に不正裁判をかけられ、4年の実刑判決を言い渡された。王さんは不服として、24日に上訴書を留置場の警官に渡した。30日になって、留置場側が家族に「上訴期間が過ぎたので、裁判所が受付してくれなかった」と告げた。留置場側の違法行為に対して、家族は憤慨した。
王さんは北京市東城区柳蔭公園の巡査班の班長で、法輪功を学んでから短気な性格が優しい性格に変わり、喫煙と飲酒の習慣を止め、胃病も治った。
![]() 王さん、妻、義理の両親 |
しかし、1999年7月20日、元国家主席・江沢民が法輪功への迫害を引き起こした。王さんは法輪功を学び続けているため、連行され、拘禁され、拷問されるなどの迫害を加えられた。
1999年7月、王さんは法輪功への迫害停止を求め、天安門広場に行ったとの理由で、解雇された。同じく法輪功を学んでいる妻・臧利珍さんも解雇され、一家が生活困難な状態に追い込まれた。
2000年7月、地元派出所の警官は王さんの自宅に不法侵入し、法輪功関連書籍、法輪功創始者の写真、法輪功の資料、座禅用の座布団などを押収し、王さん夫婦を連行した。夫婦は東城区留置場に拘禁された。その後、王さんは3年6カ月の実刑判決を宣告され、茶淀刑務所に収容された。妻も3年の実刑判決を言い渡された。
刑務所で王さんは警官に、数人の警官らにスタンガンで一斉に、電気ショックを与えられるなどの迫害を受けた。
2008年、北京五輪前、警官は王さん夫婦をともに連行しようとした。妻は連行され、2年6カ月の労働教養処分を下された。王さんは家を離れ、連行を免れたが、放浪生活を強いられた。
2014年10月31日、公安局と610弁公室の警官は、マンションの管理者だと名乗って、「キッチンに水漏れがあるから、見にきた」と言い、王さんの自宅に不法侵入した。警官らは私服で、何の証明書も提示せず、家宅捜索を始めた。パソコン1台、携帯電話5台、DVDプレやー1台、『轉法輪』30冊、法輪功関連書籍、法輪功の資料、DVD、お守り札、横断幕などの私物を押収し、王さんを不当に連行した。
王さんを連行してから、警官は一度も家族に連絡したことがなかった。1年以上、拘禁された王さんは昨年11月17日、不当に開廷された。法廷で、王さんは「法輪功が人に善を教えているため、法輪功を学ぶことは罪になりません」と自己弁護し、弁護士も法律に基づき、王さんの無罪を主張した。弁護士は「たとえ今日、私の当事者に有罪判決を下しても、きっといつかその誤った判決をやり直す日が来ます。時間が私の当事者の無罪を証明します」と語った。
房山裁判所は、王さんに4年の実刑判決を言い渡した。判決書の日付は12月16日で、王さんは24日に上訴書を渡したが、「上訴期間が過ぎた」と警官に上訴を妨害された。
![]() 悲しくて寂しいそうな王さんの義理の父親 |
王さんはいつも、自分の親と同じように妻の親にも親孝行している。王さんの連行で、義理の親はとても悲しんでいて心配し、王さんの帰りを首を長くして待ち望んでいるという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)