遼寧省の法輪功学習者が迫害により死亡
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 【明慧2016年3月21日】中国・遼寧省錦州市の法輪功学習者の王玉泉さんは、数回地元の派出所に連行され、不法に3年の労働教養を科された。2015年11月11日、王さんは江沢民を告訴したという理由で、留置場に連行され、5日目に倒れた。2016年1月31日、王さんはこの世を去った。享年60歳だった。

 1999年10月、王さんは法輪大法の無実を訴えるために上京し逮捕された。不法に錦州戒毒所に15日間拘禁された。2000年、真相伝えをしたため、留置場に100日間拘禁された後、3年の労働教養を科され、拷問され苦難をなめ尽くした。

 2015年7月、王さんは迫害を受けたことに基づき、中国最高検察院に元凶の江沢民への告訴状を提出し、数日後届いた旨の通知を受けた。

 王さんは告訴状で次のように述べた。

 1999年10月、陳情のために上京した。法輪大法が迫害されて師父が誹謗中傷されたため、事実を言いたかっただけなのに、不法連行された。錦州留置場で15日間拘留された。

中共酷刑示意图:殴打头部
拷問のイメージ絵:頭部を殴る

 2000年、地元の人々に真相を伝えた時、錦州刑務所に連行され、100日間後錦州市教養院に拘禁された。警官は信仰を放棄させるために、私に拷問を加え続けた。警官2人と犯人2人は私に手錠をかけ、ヘルメットをかぶせ、ベッドの板でヘルメットを叩いた。彼らがヘルメットを叩いた時、実際に直接私の頭を殴ったのと同じだった。私は殴られて脳震盪になり、時々嘔吐し、食べたものを全部吐き出した。連続して迫害され、私は昼夜も分かなくなり、意識も朦朧としていた。両足がむくみ、2人が手助けして私を支えてようやく歩けた。私がもうだめになったことを見て、彼らは拷問を止めた。

 暫くして新しい迫害が始まった。警官は横8センチ縦80センチの板を持ち、もっぱら片方の顔を殴り、数10回殴られて片方の顔が大きく腫れた。彼らは目的が達成されていないことが分かり、別の方法を使った。彼らは私の服を脱がせ、血のついた汚い布で私の口・鼻・目を押さえ、見えなくして呼吸をさせないようにした。警官はスタンガンで私の身体中を電撃した。私は窒息して死にそうだった。その後、私は意識を失った。

 ある日、数人の警官が私を殴り、地面に倒して、また殴った。その後、医者が私の身体検査に来た。当時身体中が痛くなっていた。翌日の朝、私は動けなくなり、肋骨が折れていた。その状況の下で、彼らは治療せず、私を小さい腰掛けを座らせた。朝から晩まで、この迫害は長時間続いた。彼らが私を転向させる目的が達成できないことを知って、また私に手錠をかけてヘルメットをかぶせ、罵ったり殴ったりした。

酷刑演示:罚坐小凳子
拷問のイメージ絵:腰掛けに座らせる

 2009年9月、3年間の迫害が終わった。長い間のくり返しの拷問で肋骨が折れても、長時間腰掛けを座らせたため、王さんの身体は酷く迫害を受け、家に帰って仕事ができなくなり、時々血を吐いた。

 2015年11月11日午後3時半頃、女児河派出所の数人の警官は、江沢民を告訴したという口実で、王さんを強引に派出所に連行した。後に、錦州留置場に送った。王さんは留置場に入った3日後食べられなくなり、5日目に倒れて気絶した。留置場は女児河派出所に王さんを迎えに来るように通知したが、女児河派出所の警官が留置場での手続きをやり終えないまま行ってしまった。その後、王さんの親戚が王さんを家に連れて帰った。

 今回の迫害で、王さんの健康状況がだんだん悪くなり、頻繁に血を吐いた。2016年1月28日王さんは血を吐くことが止まらず、時々意識不明になった。家族が王さんを病院に連れて行って検査した結果、王さんの肺臓がなくなっていることが発見された。1月31日夜8時33分、王さんの呼吸が止まった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/2/324850.html)
 
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