中国・内モンゴル裁判所 趙艶敏さんを秘密裏に開廷
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 【明慧日本2016年4月7日】中国・内モンゴル赤峰市カラチン旗留置場に拘禁されている法輪功学習者・趙艶敏さん(33)は、2月25日にカラチン旗裁判所で、秘密裏に開廷された。

 情報筋によると、当留置場は、いろんな口実で弁護士と趙さんの面会を阻止した。弁護士はすでに留置場側の違法行為を最高検察庁、公安部、内モンゴルの各部門に告訴したという。

 趙さんと母の劉瑞芹さん(58)は、昨年11月4日、不当に連行され、カラチン旗留置場に拘禁された。警官は趙さんの自宅を家宅捜索し、多くの家財を押収した。その間、家族は趙さんに弁護士を雇った。

 12月3日、弁護士は北京から赤峰まで踏破し、カラチン旗留置場を訪ねたが、副所長に立ち入りを禁止され、さらに皮肉を言われ、嫌がらせをされた。

 19日、弁護士は再び面会に行ったが、拒否された。国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官はさらに証拠をねつ造し、趙さんの案件を検察庁に移送した。弁護士は当留置場の所長の違法行為を告訴し、カラチン旗裁判所で立件した。

 同時に、弁護士は告訴状を最高検察庁、公安部、内モンゴル自治区の公安庁、検察院、赤峰市検察庁、公安局および全国人民代表大会常務委員会にも提出し、留置場側の違法行為および刑事責任と行政責任の追及を要求し、経済損失の2000元(およそ4万円)の賠償を求めた。

 その結果、当裁判所は弁護士と趙さんに仕返をし、先月25日、弁護士に知らせないまま、趙さんに対して開廷した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/2/326155.html )
 
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