中国・重慶の 肖紹貴さん(75) 刑務所の迫害で入院
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 【明慧日本2016419日】中国・重慶市の法輪功学習者・肖紹貴さん(75歳女性)は、今年の22日、永川区裁判所に16カ月の実刑判決を言い渡され、重慶市女子刑務所に収容された。しかし、入所して1カ月後、刑務所の迫害によって、肖さんは病院に救急搬送された。

 刑務所側が同年313日、 肖さんの家族に「肖紹貴は病気により意識不明の状態になったので、病院で救急手当を受けている」と連絡してきた。家族は「肖紹貴はなぜ、刑務所に入って、倒れたのか」と聞くと、「俺にはわからない。俺はただ通知する役目だけだ」と刑務所側の者が答えた。翌日、家族は刑務所に電話をかけ、肖さんのことを聞くと、「肖紹貴はもう回復し元気だ。退院したので、心配ない」と言われた。

 刑務所側は肖さんの家族に肖さんと面会することを許さず、肖さんの刑務所の通帳にお金を入れる(生活用品を買うための金)ことも許さず、治療のための「一時出所」の措置を受ける申請も受け入れなかった。肖さんの家族は、肖さんの体のことをとても心配している。

 2014517日、肖さんは法輪功学習者・李元素さんと一緒に、文曲広場で法輪功の真相を伝えた。2人は孫を連れて広場で遊んでいる人に、法輪功のお守り札と法輪功の資料を渡した。しかし、中国共産党の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じる人に通告され、萱花路派出所の警官に連行され、永川留置場に拘禁された。その後、警官は2人の家を家宅捜索した。

 留置場で肖さんは転んで股関節を骨折した。そのため、201465日に仮釈放され、帰宅したが、監視された。2014125日、監視が解除した。

 昨年825日、永川区裁判所は肖さんに対して、裁判を行った。法廷で肖さんの弁護士は、肖さんは無罪であることを弁護した。当日、裁判は判決結果を出さなかった。

 今年129日、体が完全に回復していない肖さんは、再び連行された。22日、16カ月の実刑判決を宣告され、重慶女子刑務所に収容された。刑務所に入って、1カ月あまり経った時、肖さんは病院に救急搬送された。

 李さんは20147月、永川裁判所に3年の実刑判決を下され、重慶女子刑務所に送り込まれた。

 2007年夏、肖さんは茶店郷で法輪功の資料を配ったため、大安鎮派出所の警官に連行され留置場に拘禁された。留置場で肖さんは、警官に猛打され、歯がほとんど打ち落とされた。歯がない肖さんは、ご飯を食べられない状態だが、生きるために食べ物を少しずつ飲み込み、辛い日々を過した。

 肖さんは2007724日、労働教養処分1年を科され、教養所に収容された。

 20094月、肖さんは数人に法輪功が迫害されている事実を伝えたので、警官に連行され、労働教養処分2年を下され、2度目の教養所に入れられたという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/21/325616.html)
 
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