中国・チチハル市の女性エンジニア 10年の冤罪の後、再び開廷
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年4月19日】中国・黒竜江省チチハル市の女性エンジニアの法輪功学習者・楊淑君さん(57)は、10年間拘禁され、解放されてからわずか1年あまりで、再び昨年12月7日に不当に連行された。市フラルキ区裁判所は、今月12日午前9時に、楊さんに対して不当な裁判を行う予定である。

 楊さんは1984年に大学を卒業し、フラルキ区ガラス工場に任命され、優秀な人材としてエンジニアを勤めた。1998年から法輪功を学び始め、心身ともに大きな恩恵を受けた。しかし、2004年前に1年の労働教養処分に処せられ、市の双合労働教養所で迫害された。2004年4月、楊さんは地元の警官に身柄を拘束され、市第一留置場に拘禁された。1年間の拷問を受けた結果、楊さんの髪の毛はすべて白髪になり、見た目はすっかり変わり、別人のようになってしまった。

 2006年4月、楊さんは懲役12年の重刑を宣告された。楊さんは断食で迫害に抗議すると、不明な薬物入りの食べ物を灌食されたため、精神異常になってしまい、記憶が喪失し、身の回りのことが自分でできない状態に陥った。それでも、2006年6月に、ハルビン女子刑務所に移送された。

 楊さんは2014年5月に解放されたが、翌年12月7日に、幸福派出所の警官に不当に連行され、市第一留置場に拘禁された。

 楊さんは以前、幸福派出所を訪ね、法輪功の無実を伝えたことがある。警官は聞くどころか、楊さんが真相を伝える過程を録画し、証拠として使った。

 明慧ネットの昨年5月20日の情報によると、チチハル政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の付属で、610弁公室の主任をはじめとする9人のグループがあり、法輪功学習者の案件を管理し、不当な判決およびさまざまな迫害行動に加担している。メンバーのひとりが、楊さんの案件の裁判長・金曙である。金曙は法律に関する知識がなく、コネで裁判所に入った人物であるという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/11/326517.html)
 
関連文章