中国・河南省の警官が法輪功学習者を墜落死させる
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 【明慧日本2016年6月15日】昨年12月5日、河南省南陽市の公安局は街道を封鎖し、八一路354号の金漢豊の社員宿舎を包囲した。数10人の警官が6階にある姚国富さん(60歳代)の自宅に侵入した。そのとき、学習者の王暁さん(38歳)がマンションから落されて死亡した。警官は、姚さんはじめ5人の学習者を不当に連行した。

 王暁さんは市防爆グループの職員だった。妻は仕事がなく、子供も小さいうえ親も多病である。家族はいまだに事件の真実を公に公開されることを恐れている。


 情報によると、市610弁公室および市公安局などは事件の真実を隠し、責任から逃れるため、家族に「王さんが逃げ出そうとした時、王さんの不注意で転落し、責任は王さんにある」と言うように強要した。市梅溪事務所は上からの命令に従い、6万元(およそ12万円)を賠償金として支払った。610弁公室と公安局および事務所の監視の下で、王さんの死体を強制的に火葬させた。

 王秀雲さん(80歳代)は当時、手錠をかけられ、パートカーに押し込まれた。夜9時過ぎにようやく解放された。警官は王さんの自宅のパソコンやプリンターなどの私物を押収した。

 現在、学習者の姚国富さんと梁欣さん夫妻(60歳代)および陳欲静さんが、いまだに市留置場に拘禁されている。姚さんと梁さん一家の家財も警官らに押収された。

 情報によると、当時の具体的な状況は下記の通りである。

 昨年12月5日午前7時過ぎ、市九中前の広場では、幸福「社区」(居民委員会から成る中国共産党の末端組織で街道弁事処と住民組織)のスタッフ全員と梅溪事務所の関係者および一部の私服公安など10数人が現れた。また、私服警官などが354号の金漢豊の社員宿舎のまわりでも出入りの人の行動を見張っていた。

 午前10時ごろ、警察は数10台のパートカーを派遣し、近くの街道と十字路を封鎖した。30~40人の私服警官が不当に社区に侵入し、姚さんと梁さんの自宅に押し入った。当時、4人の学習者が家で法輪功の本を読んでいた。

 しばらくして、上から1人が落下したが、私服警官は周りの人に見られないように、すぐに布で包んでパートカーに載せた。

 午後、姚さんと梁さん夫妻、陳欲静さん、王秀雲さんおよび李成書さん(60歳代女性)が身柄を拘束された。一部の私服警官が残り、夜10時過ぎになってようやく撤退した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/11/329920.html)
 
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